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子供は親を選べない、アルコール依存症問題を描いたCM「The Orphanage」

フィンランドではアルコール依存症が問題になっており、A-Clinic財団によると少なくとも4分の1の子供や若者が家庭でのアルコールによる悪影響を受けていると言われている。

もっとも一般的な被害は家庭でのアルコールを使用した喧嘩であると、この酷い影響を受けた若い人たちの半分以上がこれを経験したという。

1986年に設立されたFragile Childhoodはこの問題に対して、しばしばプロモーション動画を公開して啓蒙活動を行っており、その作品の強いメッセージ性を感じさせる表現について思わず考えさせらてしまう。

2014年9月30日にYouTubeに公開された「The Orphanage」。
孤児院という意味のOrphanageだが、動画の中の孤児院らしき場所を訪れたのは里親ではなく2人の子供。

孤児院というよりもミュージアムと言った方がより正確かもしれないが、そこに訪れた2人の子供はいくつかのショーケースを観ることになるのだが、そのショーケースに入っているのは一組ずつの夫婦。

1960年代のファッションを彷彿させるような美麗なセット背景のショーケースの中のその夫婦たちは、どれもこれも幸せを感じさせ、子供たちの顔にも笑顔が溢れるが、子供たちが辿り着くのは。。。

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アルコール依存症による親の喧嘩が絶えない環境ではなく、幸せな温かい家庭環境、優しい親を選択したくても、自立できない子供たちではそれを選択できない。

「子供は親を選べない」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思うが、子供が育っていく環境の中で子供の幸福が親の養育によって左右されることを指摘したもので、子供をしつける時に親として凛とした態度で接していなければ逆に子供は親の尊厳を感じなくなる。

「誰がお前を生んだと思っているんだ?!」「生んでくれと頼んだ覚えはない!」という会話が起きるのは、子供ではなく事の発端を辿ってみると親が始まりかもしれない。

こちらも2012年9月にFragile Childhoodがやはり公開したもので、「Monsters」と題された動画は子どもたちはもしかしたらアルコールを飲んだ親のことをこういう風に見えているのかもしれないという作品に仕上がている。
かなりホラー色の強い演出になっており、結構な再生数を出している。

個人的にはお酒を飲むのは好きだが、楽しく飲みたい。

source Fragile childhood | Lasinen lapsuus