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紙で3DプリントができるMcor IRISが8月から日本で輸入販売開始

昨年の暮れぐらいに紹介した紙で作る3Dプリンター「Mcor IRIS」だが、それが日本で利用できる日が近いかも。

紙で作る3Dプリンター「Mcor IRIS」は、アイルランドに拠点を置くMcorテクノロジー社が開発したもので、紙でA4サイズの紙を使って3Dプリントができてしまうというものだ。

「Mcor IRIS」の様子。

紙での3Dオブジェクトをプリントできることにより、液状の樹脂から作られる商品と違って毒性の廃棄物を発生させることもなく、要らなくなれば簡単に燃やせ、通常の液状樹脂よりも高速でプリントができる利点がある。

また、「Mcor IRIS」は樹脂などを用いる他の3Dプリンターと比べて形状にもよるが20分の1のコストでプリントができ、100万色超を表現できる。

ただ、「Mcor IRIS」自体は、かなりの大きさがあり自宅で所持するには困難なため、店舗などに設置する必要があるが、例えばキンコーズに設置して3Dデータを転送してキンコーズでプリントアウトして受け取るなんてことも可能だろう。

そして、Mcorテクノロジー社は、日本の株式会社ジェービーエム(JBM)を「Mcor IRIS」のチャネルパートナーとして2013年6月17日に認定したようだ。

JBM社は、3次元CAD/CAMソフト「Mastercam(マスターキャム)」のマーケットシェア世界第一位を誇る会社。

同社は8月から輸入販売するとのことで、初期費用導入一式667万円、年間100台の受注を目指しているとしている。

Windows 8.1がネイティブで3Dプリンターにも対応するとしているし、東京のどこかの企業が導入してくれる日を楽しみにしたい。

SOURCE
Mcor
JBM(PDF)