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先日、こちらの記事で紙で3DプリントができるMcor IRISを紹介したのだが、3Dプリンターを自作できるオープンソースなRepRapというのがあるのを知った。
RepRapとは?
RepRapは、Replicating Rapid-prototyper(自己複製高速プロトタイピングマシン)を短縮した造語で、プラスチックからオブジェを製作できるフリーのデスクトップ3Dプリンターである。
また、エンジニアであり数学者でもあるAdrian Bowyerによって2004年2月にインターネット上に公開され、2005年には英国のバース大学において発足したローコストで3Dプリンターの製作ができるプロジェクトでもある。
フリーの3Dプリンターと言っても無料ということではなく、プロジェクトで制作されたデザインはすべて、フリーソフトウェアライセンスGNUによって公開されているといことだ。
なので、時間とそれらの部品を揃えることができれば、誰でも3Dプリンターを自由に自作できるということだ。
Adrian Bowyer氏による解説。
お役立ちRepRap関連サイト
RepRapのサイトはこちらRepRap/ja。一部、日本語訳がなされているが、英語のページでも進化したGoogle翻訳を使えばさほど問題はないだろう。
RepRapマシンのページでは、下記のような様々なタイプの3Dプリンターが公開されている。
RepRapのサイトは、コミュニティとしての役割も担っており、RepRap Forums :: Look what I made!のページでは自作した人たちが色々と投稿している。RepRepを利用して製作された個人ユーザーの3Dプリンター。
こちらのサイトRepRap | Genie’s Blogでは、日本人がRepRapを実際に自作しているブログとなっているので、参考になるだろう。
Thingiverseでは、RepRapで製作された様々なオブジェがここで公開されており、立体平板印刷に使うフォーマットSTLのデータをダウンロードして使用することもできる。
日本人向けのRepRap Facebookコミュニティ。
これらを見て、3Dプリンターを作りたくなったら工具が必要になると思うが、工具が豊富なRSコンポーネンツをチェックしてみるといいだろう。3Dプリンターの自作など電子機器の組立に便利なトルクドライバーなどが豊富に取り揃えられている。
ネットにより3Dプリンターがオープンソースで公開され自作ができることによって、個人、あるいはスタートアップ・ベンチャー企業にとっては様々なチャンスが広がるのは間違いないだろう。それはやがて安価に3Dプリンターを個人が購入できる時代が訪れて、様々なものをプリントアウトできる楽しい時代が楽しみだ。