Macであれば、QuickTimeを使えばPC画面の動画キャプチャを撮ることができるが、Windowsの標準アプリにはそういった機能はなく、フリーなどのソフトを使う必要がある。
Windowsの動画キャプチャソフトには様々な種類があるが、調べていたらApowersoftが提供する面白いツールを見つけた。
目次
Apowersoftオンライン動画キャプチャツールの主な特徴
オンラインで動画をキャプチャできる
このApowersoftが提供するツールの最大の特徴は、オンラインで動画キャプチャができることだ。
オンラインと言ってもJavaを利用したアプリとなっており、デスクトップにインストールする手間が省けるという意味では中々にいい感じだ。
高画質での録画が可能
このツールは720P 1280×720の高画質なHDサイズでキャプチャが撮れ、実際に以前に紹介した記事PhraseExpressの入力補助で文章入力効率が5倍にアップ!で紹介したPhraseExpressについての紹介動画をさっと作成してみたが、フルスクリーンで観てみると文字が綺麗なのが分かるだろう。
(HD画質での再生に少々時間がかかる場合がある)
動画を観てみると分かるがマウスのカーソルが黄色くなっていて、クリックすると赤丸が表示されるので操作しているのが分かりやすい。
なお、編集自体は、YouTube動画エディターと、同様に無料で公開されているオーディオ ライブラリを利用している。
シンプルで軽快な動作、Windows 8でも動く
ブラウザのプラグインにJavaが入っていれば動作するので、上記の動画でも分かる通りWindows 8でも問題なく動作し、動作自体もシンプルで軽快だ。
動画キャプチャの録画時間は無制限
フリーで利用でき、しかも録画時間は制限がなくHDDの許す限りキャプチャができる。
音声と画面は完全同期
実際に他の動画キャプチャツールをそれほど使ったことがないが、動画キャプチャをする場合、音声と動画がずれることがあるようで、このツールはないとうたっている。
音声のみの録音も可能
PC内の動画であれば、音声のみを録音してMP3、OGG、WMA、WAVに変換することも可能だ。
動画キャプチャの途中でも図形や文字を挿入できる簡易ツール
面白いのは、動画キャプチャの途中でも一時停止して、簡単な丸や四角の図形を挿入できる。
残念な点としては文字も挿入できるが、細い自体でしか利用できないため、これは他のツールを探した方が良さそうだ。
早速、使い方を見てみようと思う。
オンライン動画キャプチャツールの基本的な使い方
まずは、下記のサイトにアクセスだ。
http://www.apowersoft.jp/free-online-screen-recorder
追記:2015-02-16
久々に使ってみたらAsk Toolbarっていうアドウェアがインストールされた。
インストールされた場合は、このAdwCleanerっていう除去ツールをダウンロードして、インストール。起動したら「Scan」、「Clean」で除去できる。
そしたら、「レコーディング開始」というボタンがあるので、それをポチッと押す。
(「レコーディング開始」の横にデスクトップ版も用意されている)
そうするとブラウザ画面にJavaの実行許可を求められるので許可をする。
そんなに使う機会がないなら、「今回は実行する」で大丈夫だろう。
そうすると、さらにこのアプリケーションを実行しますかと聞かれるので「実行」。
実行するとPCへのアクセス許可を求められるので、許可すると今度は、「バーチャルサウンドカード」がないと正常に動作しないと表示されるのでインストールしておこう。
メイン画面
まずは、左上のメニューのキャプチャ領域の選択からだ。
キャプチャ領域の選択
「記録」ボタンのプルダウンメニューをクリックすると、様々なキャプチャ領域の選択ができる。
使用しているモニターが大きい場合にはフルサイズを選択すると、細かい操作が見づらくなる場合もあるので、小さめのサイズを選択した方がいい場合もある。
●エリアカスタム
→キャプチャ領域を自由に設定することもできるし、予めセットされた画面サイズから選ぶこともでき、また、iPhoneやiPadなどの画面サイズも選択できる。
●フルスクリーン
●アラウンドマウス
→マウスの動きに合わせて画面領域が移動するタイプで便利だが、マウスの動きが激しいと酔う可能性がある。
●ネットワークカメラ
●音声のみの記録
エリアカスタムを選択してカーソルを移動すると自動で画面領域を選択してくれるが、画面端をドラッグすることで好きなサイズに変更することができる。
先ほどのサンプル動画は、この720P 1280×720のHDサイズに固定してキャプチャしたものだ。
領域を選択できたら「開始」ボタンをクリックするとカウントダウンが始まり、動画のキャプチャが開始される。
キャプチャしている間はF10で一時停止、F7で録画を停止して動画を再生して確認できる。
図形や文字などの挿入
一時停止している間に、メニューバーのペンツールを開くと丸や四角などの図形や自由な曲線、文字などを挿入できる。
簡易的なツールのため細かい操作はできないので、失敗したらやり直しツールかクリアで一旦削除してやる必要がある。
もしYouTubeに公開するのであれば、YouTubeのアノテーションという吹き出しや注書きを入れられる機能を使った方が見やすいかもしれない。
以上が簡単な使い方だ。
キャプチャした動画は、メイン画面の画面右下にある「転換」を選択するとWeb上で、下記のフォーマットに変換することができる。
MP4、AVI、MOV、WMV、WEBM、ASF、MKV、MPG、3GP、DV、SWF、FLV、VOB、MP3、WAV、WMA、AAC、AC3、FLAC、OGG、RA。
その他に通常のスクリーンキャプチャや、マイクからの録音、使い所があるのかどうか分からないがスケジュールタスクによるキャプチャも可能だ。
操作自体は、さほど難しくなく直感的に操作できるので、PCのラーニングビデオやチュートリアルビデオとかを作る一つのツールとして使えるのではないだろうか。