PCでファイルのやり取りをする時には、ファイルを圧縮して容量を小さくした状態で送るのが一般的だが、その圧縮をするためのソフトで人気の一つに7-zipがある。
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7Zipの主な特徴
7zipは高圧縮でファイルを圧縮でき、その他にもこんな特徴がある。
- LZMAやLZMA2方式を備えた7zファイルにおける高いデータ圧縮率
- 圧縮/展開:7z、XZ、BZIP2、GZIP、TAR、ZIP、WIM
- 展開:CAB、FAT、ISO、LZH、MSI、NTFS、RARなど
- ZIP形式とGZIP形式において、7-ZipはPKZipやWinZipより2~10%圧縮率が高い
- 7z形式とZIP形式において、強力なAES 256暗号化に対応
- 87言語のローカライズに対応
- ファイルの分割&結合
展開は、他にも様々な形式に対応しているが一般の人がそれらのファイルに触れることはそんなにないだろう。
7-zipの使い方
使い方を見てみよう。
ダウンロード&インストール
ダウンロードは下記のページにアクセスしてダウンロード。
Windows10の場合にはほぼ64ビットの方をダウンロードして貰えれば問題はないだろう。
一応64bitかどうかを確認してみたい人は、エクスプローラーを開いた状態で左サイドバーの「PC」を右クリックで「プロパティ」を開いて、「PCの種類」で確認することができる。
「ダウンロード」をクリックすると、ページが移動するがしばらく待つとダウンロードが開始される。
完了すると「7z1602-x64.exe」っていうファイルが保存されるので、それをダブルクリックでインストール。
ファイルの関連付け
既に他の圧縮展開ソフトを入れている場合には、7zのファイルを関連付けしないとファイルが展開できなかったりする。
まずは下記のフォルダにアクセスして、「7zFM.exe」のファイルを右クリックして、「管理者として実行」をクリック。
C:\Program Files\7-Zip
実行したらファイルマネージャが起動するので、「ツール」、「オプション」を選択。
そしたら「7z」を選択して「全てのユーザー」の上部にある「+」をクリックして、「OK」で完了。
ファイルの展開
上記のようにファイルの関連付けが終われば、これで7zのファイルをダブルクリックすればファイルマネージャが起動するようになり、「展開」でファイルを展開すればOK。
ファイルの圧縮
ファイルの圧縮を素早く行なうには、圧縮したいファイルやフォルダを選択して「右クリック」、サンプルのように「”テキストファイル.7zに圧縮”」を選択で素早くファイルを圧縮することができる。
暗号化とパスワードによる圧縮
上記のやり方が1番手軽な方法だが、暗号化やパスワードの設定をやりたい場合も紹介しておこう。
まずはファイルを右クリックして「圧縮」を選択。
そしたらオプション画面が表示されるので、「暗号化」の項目のところの「パスワード」や「ファイル名を暗号化」にチェックを入れる。後は「圧縮レベル」は必要に応じて変更しよう。圧縮率が高ければ高いほど、時間が掛かるが容量が小さくなる。(ファイルの形式による)
なお、相手が7zipをインストールしていない場合は、「自己展開書庫作成」にチェックをいれておくといいだろう。
ファイルの分割&結合
ギガ単位のファイルを分割したい場合もあるだろうが、ファイルの分割機能を使って圧縮することも可能だ。
ファイルの分割は、分割したいファイルを「右クリック」、「圧縮」を選択してオプション画面を開く。
そしたら、「書庫をサイズで分割」のオプションをプルダウンして分割するサイズを選択するか、サンプルのように「100MB」のような感じで入力して「OK」。
するとこんな風に「****.7z.001」、「****.7z.002」のようなファイルが作成される。
これを結合するにはファイルをダブルクリック。
するとアプリが関連付けされてないって出るはずなので、「このPCで別のアプリを探す」を選択。
「C:\Program Files\7-Zip」にアクセスして、「7zFM.exe」を選択。
ファイルマネージャが起動するので、後は「展開」するだけ。