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Shokz Aeropexレビュー。疲れない骨伝導ヘッドホン

以前の記事骨伝導ヘッドホン「AfterShokz TITANIUM」を使ってみた感想で骨伝導ヘッドホンTITANIUMのレビューをしたが、機会があれば新しいモデルも利用してみたいと思ってたら、メーカーの方から機会を頂いたので新しいモデルAfterShokz Aeropex(アフターショックス・エアロペクス)をレビューしてみた。

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TITANIUMとAeropexの比較

BluetoothでiPhoneなどのスマホとペアリング接続できてしまえば、マルチファンクションボタン一つで音楽の再生、停止、スキップがが簡単にできるAfterShokz Aeropex。

TITANIUMは女性を採用したパッケージデザインだったが、今回はイケメン男性が採用されており、2年間の長期保証は健在。

骨伝導ヘッドホンAfterShokz Aeropex
AfterShokz Aeropex 骨伝導イヤホン 日常用に最適 快適な装着感 8時間の連続再生/通話が可能 防水防塵 ワイヤレス 公式ストア正規品 2 30日間返品無料 コズミックブラック Amazonで見る

Aeropexの紹介をしていきたいのだが、TITANIUMとAeropexの公表されているデータで気になるところを比較しながら見ていきたい。

商品名TITANIUM (タイタニウム)Aeropex (エアロペクス)
型番AS600AS800
スピーカーBone codnductionスピーカーBone codnductionスピーカー
サウンドPremiumPitch+PremiumPitch+™2.0
周波数帯20Hz 〜 20KHz20Hz 〜 20KHz
感度100 ± 3dB105 ± 3dB
マイク感度-40dB ± 3dB-38dB ± 3dB
BluetoothバージョンBluetooth v4.1Bluetooth v5
Bluetooth接続距離約10m約10m
バッテリーリチウムバッテリーリチウムバッテリー
連続再生時間6時間8時間
待機時間10日間10日間
充電時間1.5時間2時間
バッテリー容量145mAh
重量36g26g
防滴IP55IP67
対応プロファイルA2DP, AVRCP, HSP, HFPA2DP, AVRCP, HSP, HFP
機能充電端子漏電防止アラート
このデータで注目したいのは下記の仕様だと考えているので、ここらへんを交えて紹介したい。
  • Bluetoothバージョン
  • 連続再生時間
  • 重量
  • 防滴

付けていることを忘れそうなAeropexの軽さ

軽薄短小、技術の革新は「軽く、薄く、短く、小さく」することで発展を遂げていくものだが、この骨伝導ヘッドホンAeropexも例にもれず、まさにそれを体現したような商品に仕上がっており、小型化に加えて軽量化、機能強化がなされている。

その中でもとりわけ、Aeropexで一番伝えたいのは、その重さ26gだ。 TITANIUMは36gと軽量なヘッドホンであったが、それをさらに下回っている。

たったの10gの違いだが、付けていることを忘れてしまいそうな軽さとなっている。 この軽さはぜひとも女性にも試してもらいたい。

また、26gの中に技術が積み込まれているのだが、軽くひねってみたりしてみたものの形状記憶素材のようにしなやかに戻り、小型・軽量化による強度の劇的な弱体化は感じられない。
AfterShokz Aeropexのパッケージデザイン

IP67防水のヘッドホン

TITANIUMのIP55から進化して、AeropexはIP67レベルの防塵・防水に対応しており、その内容は以下の通り。

  • 粉塵などが内部に侵入しない
  • 一定の水圧、一定の時間(30分間)で水中に浸けても有害な影響がない

下記写真は左がTITANIUM、右がAeropexのスピーカー部分となっている。
Aeropexは密閉型になっているのが分かるがだろうが、一定の粉塵・水中環境において防塵防水効果が期待できるのは説明するまでもないだろう。なので、ランニングやジムなどで大量の汗をかいても耐性があるので、スポーツをする人や夏場の利用にはお薦めしたい。

Aftershokz Aeropexのスピーカー

ちなみに、このIP67の採用によりスピーカーが密閉されたことによる影響もあってか、TITANIUMと比べて少しボリュームを上げないと音量が小さく聞こえる。

長くなったAeropexの再生時間

TITANIUMとAeropexの比較の表にあるように、Bluetoothのバージョンは4.1と5で違いがあるが、音質の部分では基本的には変わらないものの、バージョン5では転送速度と到達距離が大幅に改善されており、特に転送速度は電力省力化につながる。例えば10MBのデータを1分で転送するのと、10秒で転送するのでは、明らかに10秒で転送する方が電力消費が少なくて済むということになる。

Bluetoothのバージョンに着眼する場合、Aeropexそのものだけではなくスマホとの接続利用することも考慮すると双方のデバイスに取って省力化を期待できるとも言える。

また、連続再生時間においては、Aeropexの方が0.5時間とTITANIUMよりも長く充電する必要があるが、その分2時間長く再生できる。1分1秒でも長く音楽を聴きたい、少しでも充電回数を減らしたいという人は抑えておきたいポイントだ。

眼鏡もOKな人間工学を感じさせるフィット感

相変わらずラバーコーティングされた素材に頬ずりしたくなる触り心地は健在。耳の上に被せるアーム部分はTITANIUMよりも丸く再デザインされて、まるで人間工学に基づいてデザインされたようなフィット感も増していて、見逃せない。

AfterShokz Aeropexは眼鏡着用でもOK

他のイヤホンやヘッドホンと比べてデザイン上のこんな利点もある。

  • カナル型のイヤホンと比べて長時間装着による疲れが軽減される
  • ジムのランニングマシンでの有線イヤホンより安全で走りに集中できる
  • AppleのAirpodsなどの装着型イヤホンと比べて落とす可能性を激減できる
  • 耳を覆うヘッドホンと比べて夏場は快適
  • それなりの激しい運動でも外れない
  • 周りの環境音が聴こえて安全性が増す

また、公式ページには製品の製品の比較表があるが、眼鏡をかけた場合にもフィットしやすいポイントとして紹介されている。実際に自分もAeropexの上から眼鏡をかけてみたが、TITANIUMよりも確かに合いやすい感はある。しかし、自分の眼鏡はフレームが滑りやすく落ちやすいので眼鏡の上からかけた方が滑り止めとしても使える。

Aeropexの音質

IP67採用によりスピーカーのデザイン構造上、純粋に聴き比べることはできないが、TITANIUMの「広いダイナミックレンジと低音」の広がりを聴き比べるとAeropexは少々物足りない感があるので、それにこだわるならTITANIUMをお薦めする。

Aeropexは中高音がTITANIUMよりも「クリア」に聴けることに重点をおいた設計になっていて、TITANIUMと比べると綺麗に聴こえるが、むしろIP67採用でスピーカーを密閉してあるのにも関わらずこの音質ならそれを評価する見方もできると言える。

Aeropexの音漏れは?

音質とともに気になるのが音漏れだが、TITANIUM同様に外で聴いている場合には環境音もあり、周りの人に気づかれることはないし、ある程度の音量であれば逆に喋っている人の会話も聞き取れる。

また、iPhoneのボリュームの半分よりも少し大きいぐらいのボリュームで調整して聴いてるが、オフィス内で音漏れしている感はない。近くに寄って耳をすませば、音がやっと聞こえるかなというレベルだ。個人的には、イヤホンやヘッドホンで大音量で聴くことは難聴につながる可能性があるので程よい音量で聴くようにしたい。

リモートワークで使えるAeropexの通話機能

これまではスマホで着信を受けたら通話をする場合には、スマホで通話ボタンをタップしてから耳にあててから通話をするのが自分の中では当たり前だったが、Aeropexを使ってからは着信があれば「マルチファンクションボタン」を一押するだけで簡単に通話に出られるようになった。

何回かこのスタイルで通話をしてみると、意外に便利で楽な機能だという事を認識するようになった。チャリに乗っている時には重宝する。なので、音楽を聴くだけではなくフリーハンドで通話をするのは思った以上に楽だし、リモートワークでの通話できるアイテムとしても重宝している。

細部にこだわったパッケージと改善要望

シリコンポーチ、騒音が大きい場所用に耳栓、独自のUSB充電ケーブル2本同包されている。2本あるのは、独自形状のUSBケーブルのため紛失した場合のためだと考えられる。

実は本体以外にもこだわりを感じさせてくれる部分がある。パッケージはより高級感が増して、パッケージ箱の蓋、シリコンポーチ、USB充電ケーブルにマグネットがそれぞれ仕込まれていて、蓋の開閉がしっかりとできるようになっており、充電ケーブルについては吸い付くように簡単に接続できるようになっている。こういった細部に対するこだわりには製品ヘの愛情を感じさせてくれる。

AfterShokz Aeropexの内容

ヘッドホン本体とは関係ないが次期モデルで改善して欲しいポイントもある。
まずは付属のシリコンポーチ。触り心地がいいのとマグネットによるカバーの開閉が可能だが、ホコリのあるところに置くとホコリが付着して目立つし、そのホコリが落としづらかったりする。

また、ぜひとも改善してもらいたいのは、ヘッドホン本体内で流れる音声案内だ。というのは、TITANIUMでは英語で案内されたのだが、Aeropexでは日本語の音声案内となっている。初めて使う英語が苦手な人には嬉しいかもしれないが、たいした内容ではないので英語のままか、変更できるようにしてくれると嬉しい。

こんな風に思うのは自分だけかもしれないが、やはりこの手のものはブランドイメージが大事なわけで、英語音声案内のヘッドホンを使っている自分にほんのちょっぴり心酔したいわけだ。スポーツをする人、アスリートなんかは、やはり意識高い系人が多いのではないかと。

Amazonで同様の骨伝導ヘッドホンで似通ってる製品を探せるが、肌触り、フィット性、強度、デザイン性、機能性、2年間の保証期間においては申し分ないし圧倒的にAeropexが違うのは26gという重量と、IP67という防滴性だ。記事執筆時点で検索しても見落としているかもしれないが同様の製品は見当たらないし、小さな数字かもしれないが、重量26gとIP67で音楽を聴くということをこのヘッドホン実現するのは大きなチャレンジだったのではないかと思う。

パッケージには「Redefine Your Possible(可能性を再定義する)」というメッセージが印字されているが、アスリートが可能性にチャレンジする姿とイメージを重ねてしまうプロダクトであると感じずにはいられず、とりわけアスリートというフィールドで活躍する人、プロダクトとしての高い価値を求めている人にはぜひとも体験してみて欲しい。

骨伝導ヘッドホンAfterShokz Aeropexのメッセージ
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