Amazonプライムはやめたほうがいいのか、得なのか損なのかについてをまとめてみた。
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目次
Amazonプライムはやめたほうがいい理由
映画やアニメなどの見放題で作品が物足りない
映画やアニメなどが好きな人であれば、様々な映画やアニメをたくさん観たいと思うものだが、Amazonプライムでは特定の映画やアニメ、ドラマの見放題は人によっては物足りないかもしれない。
というのも映画やアニメ、ドラマの見放題は特定の作品に限られるため、観たい作品がないという場合もある。そのために観たいと思ったそれらの作品を別額でレンタルするか、購入するなどの必要がある。
同様に、一定の期間が過ぎると見放題から外されて観れなくなる作品もあるので気になったら早めに観る必要がある。
Netflixと比べたら見劣りしてしまう作品数に物足りなさを感じ、Netfilix主体で観る人もいる。
筆者は映画は好きだが、たまに息抜きで観る程度なのでさほど作品数に対して不満は感じていないが、ちょっとした暇つぶし程度は足りない、どっぷりと観たい人はAmazonプライムはやめてNetflixを利用するべきだ。
また、特定の映画やアニメ、ドラマの見放題においても興味のない人にとっては価値のないサービスなので、やはりAmazonプライムは利用するべきではない。
音楽聴き放題で自由に聴けない
AmazonミュージックもAmazonプライムの特典の一つで音楽が聴き放題できるサービスとなっていて、2022年11月のアップデートで従来の200万曲から1億曲以上が聴き放題になった。
しかし、オンデマンド再生がシャッフル再生に変わり、スキップできる回数に制限がついたり、ダウンロードしてオフライン再生ができなくなった。
Amazonミュージックが改悪したなんて言われるほどに、音楽聴き放題の自由が奪われた形となっている。
好きな音楽を自由に聴きたいのであれば、Amazonプライムのミュージックは辞めるべきだ。
BGMとしてシャッフル再生でも構わないのなら問題はないものの、自由に聴きたいのであれば下記の音楽聴き放題サービスを利用するべきだ。
これも上述の映画やアニメなどの見放題同様に下記の人にとっては無価値と言えるのでやめるべきだ。
- 音楽は聴かない
- YouTubeで聴いている
- Spotifyの無料枠で聴いている
スマホなどで写真を撮らない
筆者がAmazonプライムを利用する大きな理由の一つが、スマホなどで撮影した写真や画像を容量無制限で保存できるということだ。
最近のスマホは高画質化してきているが、高画質化のために写真の容量も大きくなりがちで、場合によっては写真だけでスマホのストレージ容量を圧迫してしまう。
それを回避するという意味ではこのAmazonプライムの写真や画像を容量無制限で保存できる機能は魅力の一つだと考えているが、スマホやカメラで写真を撮らないという人にとっては、これもまったくの無価値だ。
頻繁にAmazonで買い物をしない
Amazonは、以前は配送料が無料になるのは2,000円以上買い物をした場合に限られていたが、2024年3月29日以降は、無料配送は最低購入額が3,500円以上と変わった。
しかし、配送料が3,500円以上になったとしても、例えば下記のような項目にすべて該当する人は、利用するべき理由がないのでやはりやめるべきだ。
- ネットで購入するような商品が頻繁にない
- 定期的に購入する日用品はまとめて購入する
- 1回の購入で3,500円以上の買い物はする
- Amazonのセールに興味がない、買うものがない
家族がAmazonプライム会員
家族がプライム会員の場合には、下記の家族特典を2名まで共有できる。
- お急ぎ便が無料
- お届け日時指定便が無料
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- プライム会員限定先行タイムセール
- 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)
- Amazonフレッシュ
もし、映画やアニメの見放題、音楽の聴き放題などのデジタルコンテンツが不要で、上記の特典だけ利用するなら間違いなく家計の節約になる。
また、同じ家に住んでいるならデジタルコンテンツは、状況によっては映画やアニメが見放題で観れたり、音楽が聴き放題できるので、家族がAmazonプライム会員ならやめた方がいいのは間違いない。
必要な時だけに利用したい
Amazonプライム会員は、年額会員以外にも月額会員での利用ができるようになっている。
なので、必要なときだけに使うというものありだ。
月額会員の料金は600円、年額は5,900円なので、9ヶ月以内の利用であれば年額よりも安く利用できる計算だ。
もしかしたら、使わない月もあるかもしれない。それなら、必要に応じてデジタルコンテンツが観たい時に月額会員で入会したり、観なくなったらまた解約すればいい。
Amazonプライムがお得かを確認する
既にAmazonプライム会員に登録していて、やめようかと考えている人がいるなら、まずは自分がAmazonプライムでどれぐらいお得になっているかを確認してからやめてもいいだろう。
手順は下記の通り。
画面上部のプライムを選択。プライムのメニューがない場合には、タブを左にスワイプ。

プライムの画面に移動したら左上の「prime」の右横の①プルダウンメニューをタップし、表示されたメニューの②プライム会員情報をタップ。

次の画面に移動したら画面を少し上にスクロールすると下記のように、自分がプライム会員だった場合に配送料やセール、プライムポイント、Amazonマスターカードでどれぐらいお得になったかを表示してくれる。筆者の場合はそれなりの買い物をしているので1年間で7万円以上がお得になっている。

Amazonプライムを利用する理由
「価値観」というのは人それぞれによって違うので、すべての人にとってそのサービスの価値観が完璧にマッチするなんてことはまずはあり得ない。
Amazonプライム会員は筆者に取ってはそれなりに価値のあるものなので会員を続けているし、可能な限り他の人にもお薦めしたいと考えているものの、やはり価値観が違うのならお薦めはしない。
個人的にやめるか続けるべきかの判断材料として検討項目を挙げてみたので、参考にして貰えれば。
容量無制限で写真を保存できる
個人的にはAmazonプライムで一番お薦めしたい機能は、Amazonフォトだ。以前はGoogleフォトで容量無制限で写真をクラウドに保存できていたが、そのサービスが終了してしまい、代わりのサービスを検討した結果、Amazonフォトに辿り着いた。
下記にスマホなどで撮影した写真を保存できるクラウドストレージサービスをピックアップしてみた。なお価格は執筆時点のものなので、実際にはサービス利用時に確認を。
Amazonフォトの料金 | |||
---|---|---|---|
容量 | 月額 | 年額 | |
Amazon会員 | 5GB | 無料 | 無料 |
Amazonプライム会員 | 無制限 | 600円 | 5,900円(1300円お得) |
Amazonプライム会員/学生 | 無制限 | 300円 | 2,950円(650円お得) |
Google Oneの料金 | ||
---|---|---|
容量 | 月額 | 年額 |
15GB | 無料 | 無料 |
100GB | 250円 | 2500円(500円お得) |
200GB | 380円 | 3800円(760円お得) |
2TB | 1300円 | 13000円(2600円お得) |
参照 Google One料金 |
iCloudの料金 | |
---|---|
容量 | 月額 |
5GB | 無料 |
50GB | 130円 |
2TB | 1300円 |
参照 iCloud料金 |
なお、Amazonフォトは、Amazonプライム会員であれば写真は容量無制限で保存できるが、動画の場合には5GBまでしか保存できないので、動画をもっと保存したい場合には追加でストレージを追加する必要がある。
Amazonの追加ビデオストレージ料金 | |
---|---|
容量 | 月額 |
100GB | 250円 |
1TB | 1300円 |
参照 Amazonフォト料金 |
もしAmazonフォトストレージの1TBを追加した場合、GoogleやAppleのiCloudと比べて割高だが、下記のような他の付加サービスに価値を感じるのであれば、割高だと言うことは決してないのではかと。
- Amazonフォトで画像の無制限保存
- Amazonプライム対象商品の無料の配送
- お届け日と時間帯を指定できる
- 特定の映画やドラマ、アニメの見放題
- Amazonのオリジナル作品の見放題
- 特定の本・マンガ・雑誌読み放題のPrime Reading
- Prime Gamingの無料ゲーム特典
- Prime Music聴き放題
- エリア限定の食材を最短約2時間でお届け
- プライム会員限定先行タイムセールのチェック
- タイムセール祭りなどで高ポイント還元率
- プライム会員限定の商品
- プライム会員限定価格
- Amazonマスターカードとの併用でお得にポイント還元
- 家族と一緒に使い放題
また、Amazonフォトは写真と動画のファイルを保存できるものの、他のファイルは保存できない。なので、他のファイルもクラウドに保存したいというのならば、ビジネスでも使われるGoogleの使用することをおすすめ。
Amazonマスターカードで2%還元
Amazonプライムでお得になるかどうかは、Amazonプライムマスターカードを使うかどうかでまた違ってくる。
下記の表は、Amazonマスターカードを利用した場合のポイント還元率をまとめたものだ。Amazonマスターカードの会員であれば、Amazonで買い物した場合には1.5%の還元があるのだが、プライム会員の場合には2.0%のポイント還元がある。
Amazonマスターカードの還元率 | |
---|---|
Amazonで買物 | |
Amazonマスターカード会員 | 1.5% |
Amazonマスターカード会員で、なおかつプライム会員 | 2.0% |
コンビニで買物 | |
Amazonマスターカード会員 | 1.5% |
Amazon、コンビニ以外での買物 | |
Amazonマスターカード会員 | 1.0% |
Amazonマスターカードを使ってAmazonでの買物もさることながら、普段の生活の中においてAmazonマスターカードを使うと、ポイントがどんどん溜まって何を買おうかと思ってしまうAmazonという密林の沼にハマっている今日この頃だ。
日用品など定期的な購入品があり、時間を節約したい
これは、Amazonプライムに限った話ではないが、インターネットで買物をすることで実際の店舗に出かけたりする必要もなく、頻繁に買物をするという人は移動の時間を節約できたり、重い荷物を運ばなくて済む、人によっては交通費を節約できるなどのメリットがある。
特に、洗剤、シャンプー、歯磨き粉、化粧品、ティッシュペーパーなどの日用の利用で消耗する商品は、定期的に購入する必要があるが、これがある場合にはやはり配送料のコストも考えるとAmazonプライムに入っていた方がいいのは言うまでもない。
もちろん、実店舗に出かける楽しみや実物を手にして触るなどのメリットはあるので、一概にインターネットでの買物が全ていいというわけではない。
しかし、人間の個々の時間には限りがあり、仕事や家庭での生活が忙しい人などは、インターネットを利用した買物をすることで有益な時間の活用ができるというのは言うまでもない。
Amazonプライムの配送料
配送料なんかが気になるところだが、Amazonプライムに加入していない場合の販売業者がAmazon.co.jpとなっている場合の配送料は記事執筆時点では下記の通り(参照先)となっておいる。
2000円以上で配送無料の適用は、2024年3月29日以降は3500円以上に変更になる。
条件 | 届け先 | |
本州・四国(離島を除く) | 北海道・九州・沖縄・離島 | |
注文金額2,000円以上 | 無料 | 無料 |
注文金額2,000円に満たない | 410円 | 450円 |
筆者は、年間を通して使わない月もあるが、ほぼ月1回〜数回程度に近い割合で利用している。それなりの割合で使用していると思うが、下記画像のように配送料が年間を通して約29,250円の節約になっている。

Amazonプライム会員の場合には、会員情報ページで利用状況に応じてどれぐらいお得なのかを表示してくれるようになっているので会員の人は確認をしてみるといいだろう。
映画やTVドラマ、アニメの見放題で暇つぶしができる
他のオンライン動画配信サービスと比べたら、少し物足りなさを感じるかもしれないが、それでも映画やTVドラマ、アニメの見放題でそれなりに暇つぶしになる。
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