インスタのリール動画でちょういちょい動画を投稿しているが、世の中的にはスマホにおける動画は縦画面が使われることが多くなってきていると感じるが、DaVinci Resolveで縦動画を編集したい場合のやり方をまとめてみた。
DaVinci Resolve 18.1以降にアップデート
これまでのDaVinci Resolveの縦動画の編集の仕方は、「プロジェクト設定画面」でタイムライン解像度のアスペクト比「1920 x 1080」なら「1080 x 1920」のように数値を入れ替えるというやり方だった。
しかし、DaVinci Resolve 18.1では縦画面の編集がプロジェクト設定画面で簡単にできるようになっていて、ここではこのやり方を解説するので、18.1にまだアップデートしていない人はアップデートを。
DaVinci Resolveの縦動画の設定方法
プロジェクト画面の画面右下のプロジェクト設定をクリック。
プロジェクト設定画面が開いたら、下記の設定で操作をする。例の場合はインスタの縦動画サイズ「1080 x 1920」。
- マスター設定を選択
- タイムライン解像度で1920 x 1080 HDを選択
- Use vertical resolutionにチェックを入れる
設定が終わって保存すると、下記画面のように編集画面で縦画面で編集ができるようになる。既にタイムラインに配置した動画クリップの場合、下記のように縮小されて表示されるが動画クリップを一旦削除してからタイムラインに再配置すると自動で縦動画のサイズに引き伸ばされる。
横動画で撮影した動画を縦動画で書き出ししてインスタに投稿したサンプル。ちなみにこの動画はCanonさんのCanon Creator Societyのインスタのストーリーズに取り上げてもらえた。
編集済み横動画のサイズの変更
既に8K、6K、4Kなどの横画面で編集がかなり進んでいて、それらの素材の一部を切り取って縦動画の解像度「1080 x 1920」として使用したい場合もあるかと思うが、その場合に動画クリップを削除してタイムラインに再配置すると編集内容やカラーグレーディングなどの内容を失ってしまう。
この場合の解決の一つの方法として、タイムラインに配置した動画のアスペクト比を維持したままインスペクタのズームで動画のサイズを変更する方法がある。その場合の倍率は以下の通り。
8192 x 4320(8K) | 3.368倍 |
6144 x 3456(6K) | |
4096 x 2160(4K) |
7680 x 4320(8K UHD) | 3.157倍 |
3840 x 2160(4K UHD) |
一応、動画サイズの変更のやり方。エディット画面に動画をタイムラインに配置すると下記のように表示されるので、クリップを選択。
クリップを選択した状態で下記の操作をする。
- 画面右上のインスペクタをクリック
- リンクアイコンをクリックして比率を固定する
- ズームの倍率を入力する
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