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エクセルで時刻を取得するHOUR関数

エクセルのHOUR関数は、指定したシリアル値の日付から時刻のみを取得して整数で返してくれる関数。

HOUR関数の概要

書式

HOUR(時間)

サンプル書式

A1セルサンプル書式表示結果概要
2013/5/30 21:48=HOUR(A1)21A1の日付の時刻を取得して表示
3:30 PM=HOUR(A1)15PMと入った時刻を取得して表示
0.8=HOUR(A1)1924時間を1として、小数点で取得
41424.90833=HOUR(A1)212013/5/30 21:48のシリアル値「41424.90833」の時刻を取得
2013/6/7 8:10=TEXT(HOUR(A1),”00″)08「時」の1桁の頭には0が付かないので、TEXT関数で2桁にして表示

HOUR関数の説明

HOUR関数は、シリアル値の日付から時刻のみを整数で返してくれる。
整数の戻り値は、0(午前0時)から23(午後23時)で返してくれる。

また、先ほどの3番目のサンプル書式のように24時間を1として小数点で取り扱うこともできる。
■サンプル
1:00 = 0.05
6:00 = 0.25
12:00 = 0.5
18:00 = 0.75

同様に4番目のサンプル書式のように、シリアル値から直接時刻を取得することもできる。

シリアル値とは

シリアル値とは、1900年1月1日を「1」として、そこからの通算日数を数値化したもので、1900年1月30日であれば「30」となる。

上記のサンプル書式にあるように2013年5月30日 21:48は、1900年1月1日から数えて「41424.90833」になり、それがシリアル値となっている。

なお、Mac版のExcelでは、1904年1月1日からが「1」とあるが、Mac版Excel 2011で確認したところ、1900年1月1日が「1」となっていた。

シリアル値の表示方法

通常であれば日付を入力した場合、「1900/1/1」のように日付が表示されるが、該当のセルを右クリックして「セルの書式設定」で「標準」又は「数値」を選択することでシリアル値が表示される。

ちなみに、「セルの書式設定」は[Ctrl]+[1]のショートカットキーで表示できる。