日付を取り扱う関数は色々とあるが、TODAY関数と一緒によく紹介されるのが、現在時刻を表示してくれるNOW関数。
NOW関数の概要
書式
NOW()
サンプル書式
サンプル書式 | 表示結果 | 概要 |
---|---|---|
=NOW() | 2011/5/1 18:18 | 現在の日付と時刻を表示。 |
NOW関数の説明
NOW関数は、現在の日付と時刻を表示してくる関数。
引数は必要とせずに機能する。
基本的に式の入力時とファイルを開いた時に再計算が行われる。
なので、例えば日付と時刻が必要な毎月提出する書類に入れておくことで、日付や時刻を入力する手間が省ける。
時刻を最新状態に更新したい場合は、キーボードの[F9]キーで、開いているすべてのブックで数式を再計算してくれる。
なお、この場合には最後に計算されたとき以降に変更された数式と、その数式を参照する数式を再計算することになる。
NOW関数で時刻のみを表示させる方法
NOW関数は、時刻だけではなく日付も一緒に表示するが、日付が不要な場合もあるかと思いる。
手軽な方法として、ショートカットキー[Ctrl]+[1]、或いは該当のセルを右クリックで「セルの書式設定」を選択して、表示形式の「時刻」を選択することで、簡単に時刻のみを表示させることができる。
元の日付と時刻を残しつつ、別のセルに時刻のみを表示させたい場合は、HOUR関数とMINUTE関数を使って表示させることができる。
A1 | サンプル書式 | 表示結果 |
---|---|---|
2013/5/29 18:18 | =HOUR(A1)&”:”&MINUTE(A1) | 18:18 |
HOUR関数でA1の時間を取得し、&(アンパサンド)で文字列の「”:(コロン)”」をつなげ、さらにMINUTE関数で分を取得して表示させている。
現在時刻を表示させるショートカットキー
ちなみに、ショートカットキー[Ctrl]+[:]で、現在時刻のみを即座に表示させることができる。
これに関連して、[Ctrl]+[;]で今日の日付を即座に表示してれる。