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DJI Ronin RavenEyeの使い方。充電や取り付けのやり方も。

DJIのジンバルシリーズ、Ronin-S, Ronin-SC, DJI RS 2, DJI RSC 2, DJI RS 3, DJI RS 3 Proなどとの互換性がある映像伝送システムRavenEyeについて、外部モニターとしてスマホに接続して映像を映し出すまでの接続方法、使い方などをまとめてみた。

RavenEye公式マニュアル

RavenEyeの説明書、公式マニュアルはDJIのサイトにある、「DJI RS 2 – RavenEye Image Transmission System User Guide v1.0」とう名前のPDFで閲覧やダウンロードができるようになっている。

PDFへの直アクセスはこちら。
DJI RS 2 – RavenEye Image Transmission System User Guide v1.0

今回は公式のマニュアルにはない細かい部分の使い方も紹介していきたいと思う。

RavenEyeの充電方法

RavenEyeの充電方法だが、USB Type-Cのケーブルとそれに対応した充電器が必要だ。もし、iPhone、AndroidなどのUSB C用充電器があれば、それを使うのも手だ。

RavenEyeの本体にはケーブルを差し込むためのポート穴が3つあるが、ポートが一つしか空いてない方の電源/通信ポートにUSB Type-Cケーブルを差し込み、充電器とつないで電源に差し込めば充電が開始される。充電中は白いランプが点滅し、完了すると3つのランプが点灯に変わる。

RavenEyeの充電方法

ちなみに自分はこのAnkerの急速充電器を使用している。USB Type-Cポートが2つ付いているので、RavenEyeを充電しつつ、ジンバル本体の充電もできるので時間を節約できる。

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ジンバルとRavenEyeの取り付け・接続方法

続いては、ジンバルDJI RS 2を使ってRavenEyeとの取り付け、接続方法をサンプルで見ていきたいと思うが、それ以外のジンバルについては見た目のデザインなどの構造は異なるものの名称は同じなので公式のマニュアルと見比べて接続して貰えれば。

まずはRavenEyeのトランスミッター本体をジンバルに取り付ける。DJI RS 2の場合はチルト軸を少し傾けてロックすると作業がやりやすい。RavenEyeのUSB Type-Cの差し込み口が一つしかない方「電源/通信ポート」をチルト軸に向け、突起物が出ている部分をジンバルに①の方向にはめ込み、はめ込んだら②の位置までスライドさせる。カチッと音がするかと。

RavenEyeをDJIのジンバルに取り付ける

続いては、カメラ制御ポートにケーブルを接続する。最近のカメラであれば、USB Type-Cのケーブルだが、古いカメラの場合、Mini USBやmicro USBタイプの場合もあるので、適宜カメラのマニュアルを確認してもらえれば。

USB Type-Cのケーブルをカメラに接続

上記のカメラ側に接続したケーブルの反対側はUSB Type-Cになっているので、それをRavenEyeの2つある差込口の右側のRSSカメラ制御ポート(USB-C)に接続。

DJIのジンバルのRSSカメラ制御ポートに接続

そしたら、RavenEyeの左側の差込口にHDMIケーブルをつないで、カメラ本体のHDMIのケーブルの差込口に接続する。これでケーブルの接続は一旦完了。

RavenEyeにHDMIケーブルを接続

そしたらカメラの電源を入れ、ジンバルの電源ボタンを長押しして電源を入れる。

ジンバルの電源を入れると連動してRavenEyeの白ランプが付く。しかし、さらにRavenEyeの電源を長押しして赤ランプを付ける必要がある。

RavenEyeの電源を入れる

スマホに映像を伝送して映すにはWi-Fiに接続する必要があるが、Bluetoothがオンになっていると干渉する恐れがあるので、まずはBluetoothをオフにする。

なお、ここの手順で紹介したケーブルの接続の場合、ジンバル本体から録画ボタンの操作ができず、カメラ本体、またはスマホのRONINアプリで録画ボタンを押す必要がある。

iPhoneでの手順を紹介しているが、iPadやAndroidの場合でもRONINアプリを入れれば操作できるようになっている。

設定アプリを開き、Bluetoothを選択。

iPhoneのBluetoothを選択

そしたら、Bluetoothをオフにする。

iPhoneのBluetoothをオフにする

戻って今度はWi-Fiを選択。

iPhoneのWi-Fiを選択

すると下記のようにRavenEye-XXXXXXと機器名が表示されるので、それを選択。なお、表示されるまでに少々時間がかかる場合がある。表示されない場合は、一旦Wi-Fiの電源を切って再度オンにしてみるといいだろう。

RavenEyaとiPhoneを接続

接続用パスワード

パスワードを求められたら、初期設定の12345678を入力して接続する。

RavenEyeのパスワードを入力

接続が成功していれば、RavenEyeのランプが青く光っているはず。

後はRONINアプリを起動して、Bluetoothや位置情報へのアクセスを求められるので、許可を出しておく。接続が成功していればRavenEyeカメラビューをタップすれば、スマホで映像を確認しながら撮影ができるようになる。なお、冒頭で紹介したケーブルの接続方法だジンバル本体の録画ボタンは操作できないので、カメラ本体かスマホに表示されている録画ボタンを使う必要がある。

RavenEyeをカメラビューに写す

RONINアプリの操作方法

画面説明の詳細は、公式サイトのPDFDJI RS 2 – RavenEye Image Transmission System User Guide v1.0を見て貰えれば。

画面説明

  1. RavenEyeトランスミッター本体のバッテリー残量
  2. システム設定
    ガイドフレーム、アスペクトマーカーなどのシステム設定ができる
  3. 写真/動画撮影モードの切り替え
  4. シャッター/録画ボタン
  5. 再生
    動画の場合、解像度1920 x 1080で動画がスマホに保存され、簡易チェックができる
  6. カメラ設定
    カメラの絞り、シャッター速度、ISOの設定ができる
  7. RavenEyeアシスタント
    ゼブラパターン、フォルスカラー、フォーカスピーキング、LUTなどの設定ができる
  8. ジャイロセンサー/仮想ジョイスティック
    スマホのジャイロセンサーに合わせてジンバルを動かせる「Force Mobile」や「仮想スティック」の設定ができる。スマホでジンバルを動かしたい場合は、ここでスイッチをオンにする必要がある
  9. センターリング
    ジンバルの向きをセンターに戻す
DJI RONINアプリの操作方法

アクティブトラック

人物や物体をスマホの画面上でドラッグするとトラッキングできる。最適な性能を得るには焦点距離24mm(35mm判換算)レンズで、アクティブトラック速度は20に設定することが望ましいらしい。

RavenEyeのトラッキング

ジンバルを遠隔操作

スマホを使ってジンバルを遠隔操作したい場合は、ジャイロセンサー/仮想ジョイスティックをタップして設定する必要がある。

RavenEyeで遠隔操作

Force Mobileを有効にするのスイッチをオンにする。必要に応じてパラメーターを調整。これで、スマートフォンを上下左右、斜めなどの方向に動かすとそれに合わせてジンバルが動くようになっている。ちょっと楽しい。

RavenEyeでForce Mobileを有効にする

仮想ジョイスティックの場合も同様にスイッチをオンにする必要がある。

RavenEyeの仮想ジョイスティック

シネマスコープのアスペクト比2.35:1のガイド設定

撮影した動画を映画のようなシネマスコープのアスペクト比2.35:1にしたいと思う人もいるだろうが、撮影後だと画面の上下が途切れる場合もある。それを避けるという意味で、予めそのガイドを設定して撮影に望むことができる。

画面右上のシステム設定を選択。

RONINアプリのシステム設定選択

アスペクトマーカーを選択。

RavenEye設定のアスペクトマーカー

最後にアスペクト比2.35:1を選択。

アスペクト比2.35:1を選択

DJIのジンバル別比較

商品名画像参考価格重量積載量使用シナリオ拡張性自動軸ロック素材外観デザインクイックリリースプレート微調整ノブ安定化アルゴリズムシャッター接続液晶画面ショートカットフォーカスシステム映像伝送システム拡張ポートバッテリー取外しバッテリー動作時間充電時間コンボ
DJI RS 3
Mini
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¥51,480
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¥51,480
縦向き撮影:795 g
横向き撮影:850 g
2.0kg片手持ち
ブリーフケース
縦向き撮影ネイティブ対応
アルミニウム合金従来型デザイン2層式クイックリリースプレート
(カーブ状配置ガイド付き)
第3世代RS安定化アルゴリズム
(SuperSmoothモードなし)
Bluetooth、シャッターレリーズケーブル1.4インチ LCD
フルカラータッチ画面
MボタンNATOポート × 1
USB-C 制御ポート × 1
10時間2.5時間
DJI RS 3Amazon
¥66,000
楽天
¥66,000
1.3kg3.0kg片手操作
両手操作
ブリーフケース
ポートレート(アクセサリーを使用)
アルミニウム合金Ronin レッドライン デザイン2層式第3世代RS安定化アルゴリズムBluetooth、シャッターレリーズケーブル1.8インチ OLED
フルカラータッチ画面
ジンバルモード スイッチDJI Ronin 映像トランスミッターNATOポート × 2
USB-C制御ポート × 3
12時間2.5時間
DJI RS 3
Combo
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¥79,200
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¥79,200
1.3kg3.0kg片手操作
両手操作
ブリーフケース
ポートレート(アクセサリーを使用)
アルミニウム合金Ronin レッドライン デザイン2層式第3世代RS安定化アルゴリズムBluetooth、シャッターレリーズケーブル1.8インチ OLED
フルカラータッチ画面
ジンバルモード スイッチDJI Ronin 映像トランスミッターNATOポート × 2
USB-C制御ポート × 3
12時間2.5時間フォーカスモーター(2022)
フォーカスモーター ロッドマウントキット
フォーカスギアストリップ
ブリーフケースハンドル
キャリーケースなど
DJI RS 3
Pro
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¥99,000
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¥99,000
1.5kg4.5kg片手操作
両手操作
ブリーフケース
ポートレート(アクセサリーを使用)
カーマウント
ステディカム
スライダー
ケーブルカム
ジブ
カーボンファイバーRonin レッドライン デザイン2層式、延長用第3世代RS安定化アルゴリズムBluetooth、シャッターレリーズケーブル1.8インチ OLED
フルカラータッチ画面
ジンバルモード スイッチLiDARフォーカスシステム
(マルチポイント)
DJI Transmission、DJI Ronin映像トランスミッターRSAポート × 2
NATOポート × 2
充電アダプターポート × 1
12時間1.5時間
DJI RS 3
Pro Combo
Amazon
¥123,200
楽天
¥123,200
1.5kg4.5kg片手操作
両手操作
ブリーフケース
ポートレート(アクセサリーを使用)
カーマウント
ステディカム
スライダー
ケーブルカム
ジブ
カーボンファイバーRonin レッドライン デザイン2層式、延長用第3世代RS安定化アルゴリズムBluetooth、シャッターレリーズケーブル1.8インチ OLED
フルカラータッチ画面
ジンバルモード スイッチLiDARフォーカスシステム
(マルチポイント)
DJI Transmission、DJI Ronin映像トランスミッターRSAポート × 2
NATOポート × 2
充電アダプターポート × 1
12時間1.5時間フォーカスモーター(2022)
フォーカスモーター ロッドマウントキット
フォーカスギアストリップ
ブリーフケースハンドル
キャリーケースなど
DJI RSC 2Amazon
¥52,029
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¥52,030
1.3kg3.0kg片手操作
両手操作
ブリーフケース
ポートレート
アルミニウム合金従来型デザイン2層式第2世代RS安定化アルゴリズムシャッターレリーズケーブル1インチ OLED 白黒画面
(タッチ操作非対応)
MボタンDJI Ronin 映像トランスミッターNATOポート × 2
USB-C制御ポート × 3
14時間2時間
DJI RS 2Amazon
¥69,800
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¥51,480
1.5kg4.5kg片手操作
両手操作
ブリーフケース
ポートレート(アクセサリーを使用)
カーマウント
ステディカム
スライダー
ケーブルカム
ジブ
カーボンファイバーRonin レッドライン デザイン2層式第2世代RS安定化アルゴリズムシャッターレリーズケーブル1.4インチ LCD
フルカラータッチ画面
Mボタン3Dフォーカスシステム
(シングルポイント)
DJI Transmission
DJI Ronin映像トランスミッター
RSAポート × 2
NATOポート × 2
充電アダプターポート × 1
USB-C制御ポート × 3
12時間1.5時間

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