使いこなせるようになると便利なiPhoneのショートカット。このアプリ「ショートカット」とはいったい何?という解説と使い方についてまとめてみた。
目次
ショートカットとは?
iPhoneのショートカットとは、アクションと呼ばれる機能を組み合わせて作られた特定の機能に1回のタップ、あるいは簡単な操作をするだけで実行できる機能であり、アプリそのものを指すこともある。
例えば、下記の環境・手順で読書をしたい場合に、この作業を毎回操作しなくてはならないのは面倒だ。
- iPhoneのダークモードにする
- ミュージックアプリを開いてプレイリストを再生
- 電子書籍アプリを開く
そこで、「読書モード」というショートカットをアプリの自分が使うショートカットに登録して、使用するアプリを設定するだけで、後は1タップするだけで、ダークモードにしつつお気に入りの再生リストの音楽を聞きながら、読書ができるようになる。
ショートカットアプリには、予め様々なショートカットが用意されていて、それを登録することで利用できたりもするが、自分で独自のショートカットを作成することもできたり、それを共有することも可能だ。共有されている独自のショートカットを追加して使うことも可能だ。
ショートカットアプリ自体は、元々はWorkflowと呼ばれるアプリとして開発され、2015年にアップル・デザイン・アワードを受賞、2017年にはAppleに買収されて「ショートカット」という名前で無料配布されるようになった。
ショートカットアプリのダウンロード
ショートカットアプリは、デフォルトではiPhoneのホーム画面に登録されているが、間違ってアンインストールした場合は、下記のURLから再インストール。
https://apps.apple.com/jp/app/id915249334
ショートカットの使い方
ショートカットは予め「ギャラリー」と呼ばれるページに多数用意されているので、その中で気になるものを登録、実行して使うという手順になる。
サンプルで読書モードというショートカットの使い方。
ショートカットの取得
ショートカットのアプリを起動したら、画面右下のギャラリーをタップすると様々なショートカットサンプルが表示されるが、少しスクロールすると「必須ショートカット」という項目欄に読書モードというのがあるのでそれをタップ。
ショートカットの案内画面が表示されたら、最下部までスクロールしてショートカットを追加をタップして追加する。
するとショートカット「読書モード」の設定画面が表示されるので、プレイリストを選択して、続けるで次に画面に移動する。(ミュージックアプリの「プレイリスト」は作成していないと選択できない)
今度は読書するアプリを選択して、完了する。
ショートカットの実行
ショートカットの実行だが、内容によって動作は異なるので実際に使ってみないと分からない部分はある。なので色々と試してもらえれば。
ショートカットの追加が完了すると、画面左下のマイショートカットに登録される。実際に読書モードをタップして実行してみよう。
すると読書する時間を聞かれるので入力してOKで次に進む。
ショートカットによってはプライバシーに関わるようなアクセスをする場合は、確認案内が表示されるので、基本的にはOKをタップして許可を出す。(ちなみにこの段階で既にダークモードに切り替わってる)
ブックアプリが起動して、音楽流れるようになっている。これが基本的な使い方となる。
ホーム画面のアイコンに追加して使う
便利なショートカットだと思ったものは、iPhoneのホーム画面にアイコンを追加することでショートカットのアプリを起動せずにすぐに利用ができるようになる。ただし、機能によってはホーム画面から起動しても機能しない場合があるので、使ってみないと分からない部分はある。
iPhoneマイショートカットでホーム画面に追加したいショートカットの右上にある編集をタップ
アクションの一覧画面が表示されたら、右上のオプションアイコンをタップ。
ホーム画面に追加をタップ。
必要に応じてショートカットの名前とアイコンをカスタマイズして、終わったら右上の追加でホーム画面に追加できる。
Siriから実行する
Siriに「Hey siri! ショートカット名」のように、呼びかけることでショートカットを実行することもできる。ショートカットによっては手が離せない時に活用するとかなり便利。
ただ、気をつけたいのはショートカット名。あまり長いと面倒だし、英語とかだとちゃんと認識してくれなかったりする。なので、ショートカット名の変更手順。
マイショートカットのページで、ショートカットの右上にある編集をタップ
アクションの一覧画面が表示されたら、右上のオプションアイコンをタップ。
後はショートカット名を変更して完了。終わったら実際に「Hey siri! ショートカット名」で呼びかけてみるといいだろう。
ウィジェットで使う
ウィジェットに登録して利用することもできる、その手順。
iPhoneのホーム画面を一番左までスワイプしたら、編集をタップ。
画面をスクロールしてショートカットを追加する。
画面を最上部までスクロールして完了。後はウィジェットから利用すればOK。
共有シートから使う
最後は他のアプリから共有シートを使う方法。これも基本的には、ショートカットの機能によっては動作しない場合もあるし、ショートカット側で予め設定している場合もあるので、実際に試してみる必要がある。
編集をタップ。
オプションメニューをタップ。
共有シートをオンにして、完了する。
共有シートでの実際の使い方だが、共有機能があるアプリの場合は、共有アイコンを探してタップ。サンプルはSafariブラウザ。
画面が表示されたらスクロールして追加したショートカットを選択すれば実行できる。
ちなみに、共有シートを利用するサンプルとしていくつかのショートカットを作成しているので、興味がある人はこちらをチェックして貰えれば。
ショートカットの削除
マイショートカットの一覧画面で削除したいショートカットを長押しするか、左上の編集メニューから削除できる。
ショートカットレシピ集
自作したショートカットレシピ集をまとめてみた。