ベトナム旅行で初めてスマホで利用できるeSIMなるものを使ってみたが、これがけっこう便利で、アメリカでも使うことにしてみた。
eSIMとは?
eSIMとは、「embedded Subscriber Identity Module」の略で、スマホ端末に直接組み込まれている組み込み型のSIMカードの一種である。
スマホ契約時にはSIMカードと呼ばれる契約者情報が埋め込まれたICカードがスマホ本体と一緒に付属してくるが、eSIMは予めスマホ端末に埋めこれたものとなっているのが大きな違いとなる。
また、eSIMはプロファイルと呼ばれる契約者の電話番号などが入ったデータをダウンロードし、eSIMを書き換えるだけで簡単に使えるようになっていて、海外旅行でWi-Fiレンタルに代わる人気のインターネット接続サービスとなっている。
そのため、場合によっては現地でオンラインで契約が完了すればすぐにでも使用できるようになり、Wi-Fiの機器レンタルや返却の手間が要らないのが特徴だ。
スマホがeSIM対応機種かどうかを確認する方法
eSIMを使うには、使用しているiPhone、またはAndroidがeSIMに対応しているかを確認する必要がある。
eSIMが使えるかどうかの確認手順については下記記事を参考にして貰えれば。
eSIMの申し込み
今回eSIMのサービスを利用したのは、グローカルeSIM。
グローカルeSIMのアメリカでのプランは下記の通りで、1週間ほどの旅行でひたすら大容量のファイルをダウンロードしたり、動画をひたすら閲覧するとかするのでもない限りは100GBは、もてあますほどの容量だ。
ちなみに筆者は1ヶ月ほどアメリカに滞在していたが、宿泊先などのWi-Fiもあったため10GBにも満たない程度での使用量で済んだ。
料金(記事執筆時点) | ||
---|---|---|
7日間 | 100GB | 2,980円 |
15日間 | 100GB | 5,980円 |
30日間 | 100GB | 9,980円 |
グローカルeSIMはアメリカのAT & Tの回線を利用し、テキサス州ヒューストンでの速度を測ってみたが、下記の通りで不便は感じなかった。
申込手順
申込手順を見てみよう。まずは下記のグローカルeSIMのページにアクセス。
アクセスしたら画面右上のお申し込みをタップ。
注文フォームの画面へ進むので、ご利用開始日とご利用終了日をタップして設定する。
続いては下記項目を設定する。
- 利用国タイプ
- 利用国
- プラン
さらに画面をスクロールして各項目を入力設定、利用規約に同意にチェックを入れて入力内容を確認するをタップ。
- 契約種別(個人/法人)
- 氏名
- フリガナ
- 電話番号
入力内容をを確認して問題がなければ、支払い方法入力へ進むをタップ。
続いては支払い方法の入力。基本的にクレジットカードのみでの利用となるので、クレジットカード番号を入力。
クレジットカードの有効期限、カード名義人、セキュリティコードを入力して、この内容で決済するをタップ。なお、確認画面は表示されないので要確認を。
eSIMのアクティベーション
出発前にアクティベーション
日本を出発する前にアクティベーションという作業を行う必要がある。
契約が完了すると登録したメールアドレスにメールが届き、画面最下部あたりにQRコードが添付されているので、そのQRコードを読み取って&アクセスしてアクティベーションを行っておこう。
QRコードを読み取るにはiPhoneの標準のカメラを使えば読取りができるが、QRコードを表示するには下記のいずれかの方法がある。- パソコンでメールのQRコードをクリックして画面に表示し、iPhoneのカメラで読み取る
- QRコードを家族などのスマホに転送してそれを表示してもらい、iPhoneのカメラで読み取る
- QRコードをiPhoneに保存してセブンイレブンなどのインターネットプリントなどで印刷して、iPhoneのカメラで読み取る
そしたら、iPhoneのカメラを起動してQRコードの上にかざすと下記画面のようにモバイル通信プランという案内が表示されるのでタップする。
そしたら、eSIMをアクティベートという案内画面が表示されるので続けるをタップ。
下記のように「このiPhoneでAT&TからのeSIMをアクティベートする準備ができました」と表示されるので、続けるをタップ。するとプロファイル情報が追加されるので、しばし待つと画面が閉じる。
続いては、eSIMが追加されたかを確認するためにiPhoneの「設定」を開いて、モバイル通信をタップ。
eSIMの追加が成功している場合には「SIM」の項目欄に日本で利用しているSIMの「主回線」とは別に、「以前モバイルデータ通信として使用」というeSIMが追加されているので、それをタップ。
「この回線をオンにする」の項目がオンになっている場合にはオフに切り替えておこう。さらには、モバイル通信プランの名称をタップ。
カスタム名称の項目に分かりやすいように「AT & T」と名前を変更しておくといいだろう。これで行く前の準備は完了だ。
アメリカでのeSIMの利用方法
eSIMをオンにする
続いては、アメリカ現地でのeSIMを使えるようにする方法だ。
iPhoneの「設定」を開いてモバイル通信を選択。
追加したeSIMを選択。先程のように名前をAT & Tに変更した場合にはそれを選択。
この回線をオンにするをオンにしてでしばらく待てば利用できるようになるので、ブラウザなどでインターネットに接続できるかを確認を。
主回線のオフ
最後にここからの作業は、念のために主回線でデータローミングが使われないように、主回線をオフにする方法。
iPhoneの「設定」を開いてモバイル通信を選択。
SIM項目欄の主回線を選択。
この回線をオンにするの項目オフにする。
eSIMの通信量の確認方法
iPhoneの「設定」を開いてモバイル通信を選択。
画面下部にある「現在までの合計」に表示されている容量が現在の利用量となる。
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