Windowsの動作が不安定、ウィルスが混入した、人にパソコンを譲るなどの状況が発生した場合などにWindows 10を初期化をする場合の手順や注意点などをまとめてみた。
関連 Windows 11を初期化する方法。再インストールの手順
パソコンの初期化で消えるもの
Windowsの初期化には2つの種類があり、内容によっては削除されるデータがあるのでバックアップなどをする必要がある。
- 個人用ファイルを保持する
- 下記のフォルダやファイルが保持される初期化のやり方
📁 C:¥User¥xxx
📁 C:¥xxx - インストールしたアプリやソフトウェアは削除されるので再インストール、設定が必要
- 下記のフォルダやファイルが保持される初期化のやり方
- 完全に削除
- WindowsがインストールされるCドライブのみ、またはすべてのドライブのデータを選択して完全に削除できる
- インストールしたアプリやソフトウェアは削除されるので再インストール、設定が必要
- 必要に応じて外部のUSBメモリや、外付けSSDなどにファイルのバックアップをする必要がある
- パソコンを他の人に譲る場合には、こちらを選択
- システムにウィルスが入った場合は、こちらをおすすめ
- 個人用ファイルを残して初期化したけど動作が不安定な場合はこちらをトライ
バックアップには大容量の外付けSSなどをお薦め。
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初期化で失敗しないために
十分なHDDの容量を確保する
初期化を進めると、クラウドから最新版のWindows 10、またはローカルからWindows 10を再インストールという選択肢が出てくるが、クラウドからWindows 10をインストールする場合は、4GBのHDDの空き容量が必要になるので不要なファイルは削除しておくといいだろう。
ノートPCの場合には電源は接続する
ノートPCの場合には、電源を接続して作業を進めるようにしたい。まだバッテリー容量があるからと言って、電源を接続せずに進めると突然電池不足に陥って初期化に失敗することもあるので接続しておこう。
周辺機器を外す
プリンターなどの周辺機器を接続している場合には外しておくことでドライバーなど接続を防げれる。キーボードとマウスの最低限の機器で接続して作業を進めたい。
Windows 10の初期化方法
タスクバーのWindowsアイコンをクリックし、表示されたメニューの設定を選択。キーボードの「Winodwsキー + I」でも素早く設定を開ける。
設定画面が開いたら画面を最下部までスクロールして、更新とセキュリティをクリック。
今度は、左サイドメニューの回復を選択して、表示された回復ページの開始するをクリック。
今回は完全にクリーンにしたいため、すべて削除するを選択。
続いては、Windowsの再インストール方法の選択で、状況に応じて選択。
- クラウドからダウンロード
- 最新版のWindows 10をクラウドからダウンロードしてインストールする。インターネット環境と4GBのHDDの空き容量が必要
- ローカル再インストール
- 最新版のWindows 10が既にインストールされている場合や、最新版が不要な場合はこちらを選択。サンプルではこちらを選択。
ドライブのクリーニングは実行しないとなっているので、設定の変更を選択して変更を。
初期化の設定内容を下記のように変更して確認をクリック。
- データのクリーニングを実行しますか:はい
- すべてのドライブからファイルを削除しますか:はい。すべてのドライブ
次へをクリック。
内容を確認してリセットをクリックで初期化が開始される。
初期化が終わるとWindows 10の再セットアップ画面に移動するが、他人に譲る場合は特に何も設定せずにそのままにして電源を落とすといいだろう。