テック・ガジェット・写真とか

Windows 11を初期化する方法。再インストールの手順

Windowsの動作が不安定になったり、人にパソコンを譲る、売却やウィルスを除去したいなどの状況が発生した場合などにWindows 11を初期化をする方法や注意点などをまとめてみた。

Windows 11初期化するとどうなる?

Windowsには、下記のように2種類の初期化の方法があり、選択した内容によって個人の保存データを保持、または完全に削除したり、インストールしたアプリやソフトウェアが削除される。

  1. 個人用ファイルを保持する
    • 下記のフォルダに作成したデータが保持される初期化のやり方
      📁 C:¥User¥xxx
      📁 C:¥xxx
    • インストールしたアプリやソフトウェアは削除されるので再インストールや再設定が必要
  2. 完全に削除
    • WindowsがインストールされるCドライブのみ、またはすべてのドライブのデータを選択して完全に削除できる
    • インストールしたアプリやソフトウェアは削除されるので再インストールや再設定が必要
    • 必要に応じて外部のUSBメモリや、外付けSSDなどにファイルのバックアップをする必要がある
    • パソコンを他の人に譲る場合には、こちらを選択
    • システムにウィルスが入った場合は、こちらをおすすめ
    • 個人用ファイルを残して初期化したけど動作が不安定な場合はこちらをトライ

バックアップには大容量の外付けSSDなどをお薦め。

SanDisk 【Amazon.co.jp限定】SanDisk SSD 外付け 2TB USB3.2Gen2 読出最大1050MB/秒 防滴防塵 SDSSDE61-2T00-GH25 エクストリーム ポータブル V2 Win Mac PS4/5 エコパッケージ 5年保証 ¥39,800 ¥32,525 Amazonで見る

初期化した場合のOfficeはどうなる?

メーカーのWindowsパソコンを買った場合、Officeが同包(バンドル)されているパソコンもあるだろうが、Windows 11が初期化された場合はOfficeは復活するようになっている。

ただし、一度でもOfficeのプロダクトキーを一度でも入力してライセンス認証をして使用した場合、そのOfficeは使用しているマイクロソフトのアカウントに紐付けられ、Officeライセンス認証の解除ができない。

なので他の人にWindows 11のパソコンに同包されているOfficeのライセンスは譲れなくなってしまう。Officeのライセンス認証が行われているかどうかは、下記のページにアクセスしてマイクロソフトアカウントでログインすると確認できる。

https://account.microsoft.com/billing/orders?period=AllTime

初期化の前に

十分なHDDの容量を確保する

初期化を進めると、クラウドから最新版のWindows 11、またはローカルからWindows 11を再インストールという選択肢が出てくるが、クラウドからWindows 11をインストールする場合は、4GBのHDDの空き容量が必要になるので不要なファイルは削除しておくといいだろう。

ノートPCの場合には電源は接続する

ノートPCの場合には、電源を接続して作業を進めるようにしたい。まだバッテリー容量があるからと言って、電源を接続せずに進めると突然電池不足に陥って初期化に失敗することもあるので接続しておこう。

周辺機器を外す

プリンターなどの周辺機器を接続している場合には外しておくことでドライバーなど接続を防げれる。キーボードとマウスの最低限の機器で接続して作業を進めたい。

バックアップデータを取る

間違ってデータを削除した場合に備えて、データは外部の大容量USBメモリか、外付けのSSDなどに保存しておくことをおすすめ。

Windows 11の初期化方法

今回は、前述の2番目の完全削除の手順を紹介していこうと思う。

Windows 11の初期化方法だが、まずはWindowsアイコンをクリックし、表示されたメニューの設定をクリックしてWindowsの設定を開く。

Windows 11の設定を開く

設定を開いたら左側サイドメニューのシステムを選択し、右側を少しスクロールして回復を選択。

Windows 11の回復を選択

「回復」のページに移動したら、少しスクロールしてPCをリセットするをクリック。

Windows 11のPCをリセットするを選択

青いウィンドウが表示され下記のように表示されるが、今回はすべてのデータを削除したいので、すべて削除するを選択。

Window 11の初期化ですべてを削除するを選択

続いては、Windowsの再インストール方法の選択で、状況に応じて選択。

  • クラウドからダウンロード
    • 最新版のWindows 10をクラウドからダウンロードしてインストールする。インターネット環境と4GBのHDDの空き容量が必要
  • ローカル再インストール
    • 最新版のWindows 11が既にインストールされている場合や、最新版が不要な場合はこちらを選択。サンプルではこちらを選択。
Windows 11をローカルから再インストールする

追加の設定画面に移動すると、下記のように設定が「ドライブのクリーニングは実行しない」となっているので変更するために設定の変更をクリック。

Windows 11の初期化の設定を変更を選択

「データのクリーニングを実行しますか?」という項目があるので、クリックしてはいに変更し、確認をクリック。

Windows 11の初期化でデータクリーニングの選択

前の画面に戻ったら、次へをクリック。

Windows 11の初期化で次へを選択

最新版のWindows 11の場合には過去のバージョンに戻れないという案内が下記のように表示されるので、次へをクリック。

Windows 11の初期化の確認

最後に確認をしてリセットをクリックで初期化が始まる。

Windows 11のリセット

初期化が終わるとWindowsのセットアップ作業になるが、人に譲ったり売却する場合は特にセットアップする必要はない。

関連記事

右クリック関連

表示関連

アップデートや初期化関連

ソフト関連