iPhoneのショートカットとURLスキームについてをまとめてみた。
関連 チェックしておきたいiPhoneのWi-Fi用ショートカット5選【保存版】
目次
URLスキームとは
URLスキームは、URLの先頭部分「 http:// 」などのアクセス方法を示す識別子のことを指す。一般的な例としては下記のようなURLスキームがある。
一般的なURLスキーム | |
---|---|
http:// | 通常のWebアクセス |
https:// | 暗号化されたWebアクセス |
ftp:// | ファイル転送プロトコル |
file:// | ローカルファイルシステムアクセス |
mailto: | メール送信 |
iPhoneもURLスキームを使って、例えばアプリを起動したり、iPhoneの特定の設定画面を起動させることができる。
インスタグラムなんかは下記のURLスキームでアプリを開く事ができる。
インスタグラムのURLスキーム
instagram://
下記はiPhoneの設定画面を開くためのURLスキームとなっている。
設定画面のURLスキーム
prefs:root
このURLスキームとiPhoneのショートカットを組み合わせて使うことで、例えば、iPhoneのWi-Fi設定画面を開くには、ホーム画面にある「設定アプリ」、「Wi-Fi」とアクセスする必要があるが、ショートカットを使うことでホーム画面にあるアイコンをタップするだけですぐにWi-Fiの設定画面を開くことができるようになる。
ホーム画面以外にも、例えば、ロック画面のウィジェットやiOS 18以降で利用できるコントロールセンターのカスタマイズ画面にも追加できるので、よく利用する設定画面などがある場合には利便性がかなり高くなる。
iPhoneの特定の設定画面を開くショートカット
そんなわけでいくつかのURLスキームを使って特定の設定画面を簡単に呼び出すショートカットを作成してみた。
Wi-Fi設定を開くショートカット
まずは、Wi-Fi設定を開くためのショートカット。Wi-Fiの接続先を素早く変更したい場合に便利。下記のリンク先にアクセスしてショートカットを取得する。
iPhoneのWi-Fi設定を開くショートカット | |
---|---|
Ver 1.0 | Wi-Fi設定を取得 |
上記のリンク先にアクセスすると下記のような画面が表示されるので、ショートカットを追加をタップで取得できる、。

上記でショートカットを取得するとショートカットアプリが起動して下記のように追加されるのでタップ。

すると下記のようにWi-Fi設定画面が開く。基本的な使い方はこんな流れだが、これなら設定画面から開いた方が早いのでよく使うなら下記のような使い方をすることをおすすめする。

関連 iPhoneのショートカットでWi-Fiの設定画面を開く方法
Bluetooth設定を開くショートカット
バッテリーの消耗を防ぐ方法としてBluetoothをオフにするという方法があるが、このショートカットを取得してロック画面のウィジェットに登録しておくと素早く対処ができるようになる。
関連 iPhoneのバッテリー消耗が早い場合に消費を抑える方法
モバイル通信設定を開くショートカット
モバイル通信設定はなかなか使う機会がないかもしれないが、海外に行く時にeSIMの利用でさっと切り替えたい場合には、モバイル通信設定は役に立つかと。
eSIMについては下記記事を参照して貰えれば。
インターネット共有(テザリング)設定を開くショートカット
インターネット共有設定(テザリング)を開くためのショートカット。外でスマホのテザリングを使ってノートパソコンなどを接続することが多いサラリーマンなんかにおすすめで、これはロック画面のウィジェット画面に登録しておくと利便性がマックスだろう。
AirDrop設定を開くショートカット
iPhone同士で写真などお手軽に送受信できるAirDropの設定を素早く開くためのショートカット。
バッテリー設定を開くショートカット
バッテリー残量や低電力モード、充電の最適化などの設定を行うことができるバッテリー設定画面を開くためのショートカット。
設定画面のURLスキーム一覧
上述のショートカットは、簡単にカスタマイズできるようになっていて、iPhone用のURLスキームさえ知っていれば簡単に変更が可能だ。
変更するには、ショートカットアイコンの右上の⋯をタップ。

下記箇所を変更して、右上の完了をタップで作業は終了。

ここからいくつかのURLスキームを掲載したいと思う。右上のCopyをタップで簡単にコピーできるので、あとは貼り付けてもらえれば。
設定画面
prefs:root
Wi-Fi設定画面
prefs:root=WIFI
Bluetooth設定画面
prefs:root=Bluetooth
モバイル通信設定画面
prefs:root=MOBILE_DATA_SETTINGS_ID
インターネット共有設定画面
prefs:root=INTERNET_TETHERING
AirDrop設定画面
prefs:root=General&path=AIRDROP_LINK
バッテリー設定画面
prefs:root=BATTERY_USAGE
自動ロック設定画面
prefs:root=DISPLAY&path=AUTOLOCK
通知設定画面
prefs:root=NOTIFICATIONS_ID
サウンド設定画面
prefs:root=Sounds
明るさ設定画面
prefs:root=Brightness
壁紙設定画面
prefs:root=Wallpaper
Apple Pencil設定画面
prefs:root=Pencil
位置情報サービス
prefs:root=LOCATION_SERVICES
設定画面をホーム画面から開く
ショートカットはショートカットアプリから開くのもいいが、よく使うというならホーム画面に追加してさらに素早く開くこともできるので、その手順の紹介。
ホーム画面に追加したいショートカットのアイコンを長押しする。

メニューが表示されたら共有をタップする。

今度はホーム画面に追加をタップする。

右上の追加をタップする。

あとはホーム画面に追加されたアイコンをタップすればOK。

設定画面をコントロールセンターから開く
iPhone iOS 18からコントロールセンターにショートカットを追加できるようになり、よく使うショートカットなら登録して追加することで利便性が劇的に高まる。
手順だが、まずはコントロールセンターを開く。
コントロールセンターを開いたら、画面を長押しする。

コントロールセンターが編集モードになったら、画面下部のコントロールを追加をタップする。

画面をスクロールして、ショートカットを選択。

下記画面が表示されたらショートカット/選択をタップする。

そしたらショートカットアプリに追加したショートカットのショートカットを選択する。

あとは追加したコントロールセンターで追加したショートカットをタップして利用すればOK。

設定画面をウィジェットから開く
iOS 16からロック画面をカスタマイズできるようになったが、このロック画面のウィジェットにショートカットを追加できる。なので、これも使用頻度の高いウィジェットを追加しておくと利便性が爆上げする。
手順だが、まずはロック画面を長押しする。

下記画面が表示されたら、カスタマイズをタップする。

今度はロック画面を選択。

そしたら今度はウィジェットを追加をタップする。

メニューが表示されたらスクロールして、ショートカットを選択。

そしたら①をタップすると、②に追加されるのでそれをタップする。

今度はショートカットアプリに追加しているショートカットの一覧が表示されるので、追加したいショートカットを選択する。

画面右上の完了をタップで操作は完了。あとは追加したショートカットをタップすれば素早く利用できる。

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