以前の記事でも紹介したゴアテックスな防水靴アサヒトップドライはお気に入りの一足だが、これには問題があった。
大雨で水が入ってこないようにハイカットのショートブーツタイプの高さのものを購入したのだが、これが夏場の雨の日に履くには、暑さと蒸れが少々つらいものがあった。
そこでたまたま目に入ったスニーカータイプのニューバランスのCM996 GTX A2を購入してみた。
ここではこのCM996 GTX A2のレビューをしてみたいと思う。
目次
CM996 GTX A2の特徴
「1000点満点中990点の仕上がり」というキャッチコピーで話題を呼んだ990シリーズの第3弾として「996」が登場したのは1988年。
996は1990年代のアメカジブームに乗って日本で初めて900番台として広く認知され人気を博したモデルで、スタイリッシュな細身のシルエットが特徴的。
CM996 GTX A2は、その996のオリジナルのシルエットを精緻に再現したモデルで、クッション性に優れた履き心地をを実現していて、長時間でも疲れにくいモデルとなっている。
さらには、「CM996」に初めてGORE-TEXを搭載した抜群の防水性能モデルでもあり、雨の日でもライフスタイルシューズを楽しめる一足となっている。
筆者が購入に至った理由は、このライフスタイルのスニーカーでありながら、ゴアテックスの防水性能も持ち合わせているという点にある。
CM996 GTX A2のレビュー
先端部分がやや狭いサイズ感
ニューバランスのCM996 GTX A2は、1988年に登場した「996」のオリジナルのシルエットを踏襲したデザインとなっていて、足の甲より先が細めになるような細身のデザインとなっている。
その影響か、Amazonで購入して届いたCM996 GTX A2を実際に履いてみたら、この先端部分が細身になったデザインの影響か、足の甲よりも先の部分が少し狭く窮屈に感じられた。
筆者は、ニューバランスの普段使い用とジム用にFRESH FOAM 860を二足所持している。
ランニングシューズであるが、普段のウォーキングにも楽なのでこの靴を履いているのだが、足に吸い付くようなフィット感は大変に満足しており、そのせいもあって同じものを二足購入した経緯がある。
そのFRESH FOAM 860のフィット感を期待したのだが、これはまったくもって別物のデザインであると強く認識した。
実際のデザインを比べてみたが、やはり足の甲より先の部分がFRESH FOAM 860の方がワイドになっているのが分かる。
それでも実際に履いて数日間歩いてみたが、一番最初に感じた「窮屈感」は履く事に和らいだようにも感じられ、これは靴が馴染んできたためなのだろうかと考え、あまり意識しなくなってそのまま普段使いのシューズと同じように雨の日に履いている。
ゆったり目のサイズ感がいいという人は、この窮屈感は実際に履いてみないと分からないと思うが、Amazonではプライム会員の場合には「prime try before you buy」という試着サービスが提供されているので、実際に試着して合わなかったら返品ができるので気になる人は利用してみることをおすすめ。
滑りにくい足の裏面ソール
この手の雨の日に履くシューズで気になることに、防水性能以外の滑りにくいかどうかということ。
以前に雨の日に一般的なシューズを履いて歩いていたら、地面によっては滑りやすく転けそうになった事があったからだ。
なので、実際に雨の日にマンホールの上や点字ブロック、駅のコンクリート地面などを歩いてみたが、感覚値でしかないが結果は下記の通りやや滑りにくい構造と素材になっていると感じた。
- 点字ブロック
- そこまで滑るという感じはない
- 駅構内のような舗装された地面
- そこまで滑るという感じはない
- エスカレーター
- そこまで滑るという感じはないが、雨の日に鉄製のもの上に乗る時には気をつけたい
- マンホール
- 滑るという感覚はそこまで感じなかったが、やや気をつけた方がいいかも
もちろん、滑りやすそうな地面は避けるべきだが、無意識のうちにそのような地面を歩いてしまう可能性があるので、雨の日には滑りにくいシューズを選択するのがベストというのは言うまでもない。
裏面のソールは下記のように滑りづらそうな材質と構造になっている。
土汚れに注意
CM996 GTX A2の素材には、シンセティックスエードという素材が使われているが、「シンセティック」は英語の「synthetic」で「人工的に合成された」という意味があり、要は人工皮革スエードだと言える。
シンセティックスエードは雨染みや色移りが少ないと言われているが、雨の日に履いて歩いていたら気づかずに土が着いてしまった。
気づいたので、さっと濡れたタオルでさっと拭いて落とした。一応、土がついた箇所の汚れは目立っていないが、やはり長靴みたいに土汚れに強いというイメージは持たずに雨の日に土が付着したのなら早めのシューズケアをしたい。
ゴアテックスの防水はテンションが上がる
雨の日にシューズを履いていると気になるのが、やはり足の先端部分だろう。
水が靴の中に染み、それは靴下までに及んでその日の気分がだだ下がりになる、そんな事を経験した人はたくさんいるはずだ。
「靴下が濡れてない♪♪♪」
恐らく、このゴアテックスを採用したシューズを履く人たちが思うのはこんな気持ちだろう。雨で気持ちが鬱になりそうな日でも、雨合羽と長靴を履いた子供が水たまりの中を走りたくなる気持ちになるようなテンションになる。
インナーソールにはGORE-TEXのロゴが下記のように印字されている。
なお、雨が強い場合には雨水がくるぶしの部分に当たることがあるので、それが嫌な場合にはやはりハイカット、ショートブーツなどの防水靴を検討することをおすすめ。
ファッションに合わせやすい
見た目にはスリムなシルエットが特徴的なデザインなので、すっきりとした様々なファッションに合わせやすく、同様にグレーは落ち着いた色合いでどんな服装にも合わせやすい万能カラーと言えるだろう。
そのスマートなフォルムは、カジュアルなコーデにもややキレイめなコーデにもマッチしていて、男女の性別を問わず履けるユニセックスなデザインも高感度が持て、コーディネートがしやすいだろう。
最大のポイントは、やはり雨の日にも自分好みのシューズを履け、天候に左右されることなくそれに合わせたファッションが選べるというのは、雨の日でも晴れのような気持ちにさせてくれ、雨の日にオシャレが楽しめるのは最高に気分が高ぶる。
New Balance CM996 GTX A2がおすすめな人
足の甲、先端部分がやや幅狭いため、実際に試着してみることをおすすめするが、筆者的にはそれなりに満足している。
そんで、この靴がおすすめな人。
- 雨の日に靴下を濡らしたくない
- 雨の日でもファッションを楽しみたい
- 雨の日でもデザイン、カラーでコーディネートがしやすいシューズが欲しい
- 細身のスマートなデザインのシューズが欲しい