インターネットの発達とともに広がっていったSNS。果たして検索されてる人気のSNSはどんなものがあるのか、一番人気のSNSは何か、有名なSNSなどをまとめてみた。
人気のSNSランキング
インターネットで色々と検索していると、「人気のランキング」という記事をたまに見かけるが、それは個人の主観だったりで偏りがある場合があるが、今回はGoogleが提供しているツールを使って検索に基づく数値データをまとめて一覧にしてみた。
調査に際してはこんな感じで絞っていて、あくまでも検索ボリューム数で、利用しているユーザー数ではない。
- 日本国内で日本語に設定して検索している人
- 一定の検索ボリュームに達していないサービスは除外
- サービスの英語名、及び日本語名での検索ボリュームの合算値
- 取得できる過去1年間分の検索ボリューム
- 調査日:2021年12月29日
ミクチャ
もともとはMixchannel(ミックスチャンネル)という名称だったが、ミクチャの略語が相性良かったのか正式名称もミクチャに変更された。
女子中高生などに大人気の動画投稿コミュニティ。ラブラブなリア充カップルのキス動画がアップロードされまくり感のある動画投稿サービス。テレビなどでも取り上げられて話題になった。ライブ配信やゲーム配信がある。
WhatsApp(ワッツアップ)
LINEライクなWhatsAppは海外では人気があるようだが、日本国内ではLINEの強固な地盤があるためか、なかなか普及できずにいるのではないだろうか。Facebookに買収されている。
KakaoTalk(カカオトーク)
韓国発のSNS。Wikipedia(英語)によると、2017年5月時点で、登録者数は2億2000万人、月間アクティブユーザー数は4900万、15の言語で利用可能としており、韓国のスマートフォンユーザーの93%が利用している。カカオ自体は、ピッコマという無料で漫画を読めるアプリも配信している。
ネットで検索すると浮気用のツールとして使われているとか笑。彼氏、彼女がそれを入れているなら疑うべき?笑。
Showroom(ショールーム)
https://www.showroom-live.com/
アイドルなどライブを配信して視聴者とコミュニケーションを楽しむWebサービスとして2013年11月25日にサービスを開始。
note
コミュニケーションが主体的なSNSというよりは、クリエイターが文章やマンガ、写真、音声などを投稿でき、ユーザーはそのコンテンツを楽しめるメディアプラットフォームの色が強く、投稿した記事に対して課金設定ができるので人気がある。投稿された記事にコメントなどを書き込んでやり取りできるという意味ではちょっとしたコミュニティととも言える。
Gree(グリー)
いわゆるガラケーでのソーシャルゲーム「釣り★スタ」で急成長をしたGree。ゲーム内のアイテム課金で成長したものの色々と社会問題にもなった。一時期、イケイケで海外展開もしていたが失敗に終わり、携帯からスマホ対応への遅れもあり、ライバルと言われるモバゲーよりも落ち着いている感がある。
現在はスマホでのみの提供となっている。
Pinterest(ピンタレスト)
写真をピンボードにピン留めする感覚で楽しめるソーシャル・ネットワーキング・サービス。他人がピン留めした写真を自分のコレクションに登録するリピンで、自分だけのコレクションを作成できる。
デザイナーなどクリエイティブな人が利用している感があり、オシャレな写真が多い。個人的にたまに見つけた海外美女をピン留めしているコレクションが、たまにフォローされている。
9位 Mobage(モバゲー)
もはやライバルとも言えないかもしれない、グリーよりも検索ボリュームがある。
オークションサイト「ビッダーズ」からスタートした運営会社のDeNAだが、「モバゲータウン」という携帯向けゲームサイトを立ち上げ、 「怪盗ロワイヤル」のヒットで一時期グリーと激しいライバル関係にあり、ゲーム制作会社を囲おうとして公正取引委員会の立ち入り検査を受けるなどの不祥事もあった。
2011年にはDeNAが野球球団「ベイスターズ」を買収しており、うまい具合に事業展開しているのではないだろうか。
8位 Mixi(ミクシィ)
日本国内の先駆的なSNS「mixi」は、一時期、潰れるのかと思われたが、いわゆるアイテム課金型のゲーム「モンスターストライク(モンスト)」で見事に復活を遂げた。コミュニティ作成に舵を切ったような感がある。
7位 TikTok(ティックトック)
中国のメディア企業Bytedanceによる動画共有SNS。10代に人気で、勢いがある。TikTokの人気の動画がインスタグラムに流れてくることもしばしばある。TikTokは中国以外の海外向けとなっていて、中国版はDouyin(ドウイン)という。
ちなみに、2020年にドナルド・トランプ元大統領から「アメリカでのTikTokの事業をアメリカ企業に売却しなければ同国での利用を禁止する」と命じられた。これはTikTokが個人情報を中国のサーバーに転送しているというプライバシー上の懸念が存在したためだとしている。
同様に、2022年6月にアメリカにおいて連邦通信委員会のコミッショナーを務めるブレンダー・カー氏が、アメリカで配信を行っているAppleとGoogleに対して「TikTokは禁止するように」と呼びかけている。理由は、「TikTokが大量の機密データを収集している」とのこと。
ダンス動画がバズって、ついには世界展開している音楽レーベル「88rising」から楽曲を全世界リリースしている「新しい学校のリーダーズ」は、フォロワー320万人を誇る4人組ダンス・ヴォーカル・パフォーマンス・ユニットだが、TikTokがキッカケと言える。
6位 LINE(ライン)
今更いうこともないだろうが、グループやスタンプが楽しいSNS。有名人のプライベートなやり取りが流出するとか、乗っ取り問題とか、いじめとか、色々な問題が話題になることもしばしばあるが、クリエイターにも夢を見させてくれるなど、様々なプラットフォーム作りが充実している感がある。
5位 Facebook(フェイスブック)
ネット上では俗語として顔本とか言われることもある。SNSのサービスに対して敏感なのか、ここで紹介しているいくつかのサービスを買収しているのが見受けられる。
基本的に実名で利用されているSNS。個人的な感覚では、ツイッターがよく分からないという人や、大学生になってリアルな付き合いからつながっていく流れでFacebookを使用している感があるのかなと思ったりする。
2018年7月30日時点での月間アクティブ利用者数は22億3000万人であると、公表されてる。
ちなみにFacebookの創業時の話を題材にした映画「ソーシャル・ネットワーク」があるが、興味ある人は見てみるといいだろう。
Facebookについてはこちら。
4位 Instagram(インスタグラム)
アプリのフィルター機能で写真を綺麗に表現できて投稿・共有できる。現実とかけ離れたその見栄えは、ちょいと夢を見させてくれる。Facebookに買収され、さらに急成長中で10億人を突破している。当初は写真共有SNSとして人気があったが、他のSNSの人気の機能を取り入れながら動画やライブ配信も人気のあるSNSとして成長を続けている。
Facebookを使用していた敏感な人たちがインスタグラムに流入している感がある。CNBCによると2021年12月のインスタグラムのアクティブユーザー数はおよそ20億人だと言われている。
インスタグラムの使い方はこちら。
3位 Pixiv(ピクシブ)
イラスト投稿サイトとして始まったが、その後、漫画や小説も取り扱っている。公式アナウンスによると2021年9月には7100万人総登録ユーザー数があり、半数近くは海外からのアクセスもあるようだ。日本のカルチャーを象徴したサービスと言っても過言ではないだろうか。
2位 Twitter(ツイッター)
ゆるいつながりで楽しめるサービス「ツイッター)」。友達とつながるのはもちろん、有名人・著名人をフォローして楽しめるが、「簡単に100万円稼ぐ方法」とか怪しいスパムまがいのアカウントにフォローされたり、面白いだろうと面白半分に投稿した内容で炎上する人もしばしばいる。ニュースに取り上げられたり、世間の様々なトレンドをわかり、即時性が強い。
個人的にはツイッターが一番のおすすめのSNS。
1位 YouTube
他の追随を許さない圧倒的な強さを誇る動画配信サイトYouTube。子供のなりたい職業として「YouTuber」という職業もアンケート調査で出てくることもある。
しかし、YouTubeで視聴率を稼ぐためには、それなりのネタで集客が必要だったりするのだが、ネタが付きてくると迷惑行為を行ってそれを投稿して視聴率を稼ごうとする人がいたり、わざと炎上行為を行って注目を浴びようとするなど、マナーやモラルに掛ける人がでてくる問題もあったりする。
個人的には、ついついハマるのがゲーム実況中継だったりする。暇つぶしにはもってこいのサービス。
海外のSNS
周りで使っている人が殆どいないけど、日本国内でもよく聞いたり、知らない海外のSNSもあると思うので、それらもちょいとピックアップ。
VERO(ヴェロ)
2015年にサービスを開始し、2018年に24時間で50万人が登録、その後300万人に到達したとされる(現在はもっと増えていると考えられる)新世代のSNS「VERO」。広告がなく無料で利用できる、アルゴリズムによって投稿の順序を並べ替えもしないなどの話題で注目を浴びている。
サービスを立ち上げたのは、レバノンの元首相ラフィク・ハリリの息子であるレバノンの億万長者アイマン・ハリリによって設立された。サービス名のVEROは、イタリア語の「VERO」で、意味は「本当の」。なお、サービスのミッションとして「True Social(本当のソーシャル)」を掲げている。
Tumblr(タンブラー)
ブログとミニブログ、そしてソーシャルブックマークを統合したサービスで、米Yahooに買収されている。リブログにりよるツイッターのリツイートみたいな機能でブログを手軽に書ける。
日本で流行らない感があるが、一部ではブックマーク、スクラップブックなど自分のお気に入りの写真をなどを収集したりするなど、ピンタレストみたいな使い方をしている人がいるように思われる。
下記の例のように写真作品のポートフォリオサイト的な使い方として利用している人もいる。
https://texturelikemouton.tumblr.com/
Snapchat(スナップチャット)
https://www.snapchat.com/l/ja-jp/
投稿した内容が24時間で消えるというコンセプトだが、SNS疲れした人たちが手軽に投稿できるってことで割とそれが受けて流行ったSNSだが、インスタグラムがその機能をストーリーズに取り込んで押され気味。
中国の大手企業テンセントによって、2011年にリリースされ、2018年には月間アクティブユーザ数は10億人を超えていると言われている(Wikipedia/英語)。また、政府による検閲が入って避難もされているとか。
Viber
2010年12月2日にiPhoneアプリに登場した当時は、無料で通話できるアプリとして注目が集まった。Wikipediaによると、2017年8月にはユニークユーザー数が9億2000万人と発表している。2014年2月14日には、楽天が約9億ドルで買収して子会社としている。
Kik
カナダの企業Kik Interactiveによって公開されている。2億人以上が使用していると自身の紹介ページで述べている。ハッシュタグによる50人制のグループチャットが可能で、一般公開、非公開の設定ができる。
LinkedIn(リンクトイン)
世界最大級のビジネスに特化したSNS。登録するとわりと見知らぬ外国人から友達申請が来たりする。2016年12月、米国マイクロソフト社によって買収されている。
SNSの世界利用者数ランキング
SNSの世界の利用者数ランキングもピックアップしてみた。AU数というのは、アクティブユーザー数の事で、特定の期間にサイトを訪れたユーザーの数を表す指標のこと。サンプルの例は月間のAU数となる。
2022年1月の世界のSNSのAU数 | |
---|---|
SNS名 | AU数 |
2.91億人 | |
YouTube | 2.56億人 |
2億人 | |
1.47億人 | |
1.26億人 | |
TikTok(海外版TikTok) | 1億人 |
Facebook Messenger | 9800万人 |
Douyin(中国版TikTok) | 5740万人 |
QQ(中国のメッセンジャーサービス) | 6000万人 |
Weibo(中国のミニブログ) | 5730万人 |
Kuaishou(中国のショートビデオアプリ) | 5730万人 |
Snapchat | 5570万人 |
Telegram(ロシアのメッセンジャー) | 5570万人 |
4440万人 | |
4360万人 | |
Reddit(米の2チャンネル的なサイト) | 4300万人 |
Quora(Yahoo知恵袋的なサイト) | 3000万人 |
参照:Statista