AIの進化でGoogle翻訳が劇的に進化して利用できるなったのは2016年11月頃だったのだが、このGoogle翻訳の機能とスプレッドシートを組み合わせると超絶に便利な使い方ができるようになる。
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スプレッドシートのGoogle翻訳関数
スプレッドシートはエクセルと同様に独自に関数を持っているのだが、その関数の中に翻訳をしてくれる関数がある。
関数の構文は以下の通り。
GOOGLETRANSLATE(テキスト, [ソース言語, ターゲット言語])
下記をサンプルにちょいと解説。
=GOOGLETRANSLATE("My name is Taro.","en","ja")
- テキスト
サンプルのように原文”My name is Taro.”を指す。 - ソース言語
原文の言語を言語コード2文字で表したもの。英語なら”en”、日本語なら”ja”というような感じ。言語コードはWikipediaとかを参考に。 - ターゲット言語
翻訳後の言語、ここでは日本語に訳している。
いずれもダブルクオーテーションで囲う必要がある。
よく使いそうな言語コード。
- en 英語
- ja 日本語
- fr フランス語
- it イタリア語
- de ドイツ語
- es スペイン語
- zh 中国語
- ko 韓国語
- ru ロシア語
使用サンプル
上記の構文のままでは使いづらいので、よく使うであろうというサンプル。
A2のセルの英語を日本語に翻訳。
=GOOGLETRANSLATE(A2,"en","ja")
これはA2のセルのテキストのソース言語を自動で取得して、ターゲット言語の日本語に翻訳するというもの。
=GOOGLETRANSLATE(A2,"auto","ja")
様々な言語に翻訳したい、表みたいなものにしたい場合はこれが便利そう。A2の言語を自動取得し、C2で指定した言語に翻訳するというサンプル。
=GOOGLETRANSLATE(A2,"auto",C2)
ソース言語とターゲット言語は省略できるが、翻訳後の言語はシステムで使用している言語に翻訳される。なので、下記サンプルはA2のセルのテキストの言語を自動で取得して、使用しているシステム言語が日本語なら自動で日本語に翻訳してくれる。
=GOOGLETRANSLATE(A2)
活用方法を考えてみる
様々な言語で翻訳
すぐに思いつきそうなのが、様々な言語で翻訳するというものだ。表に出来るのでわりと便利なのではないだろうか。
様々なパターンを翻訳
そしてもう一つ思いつくのが英作文などで様々なパターンを試すというもの。文の書き方によっては翻訳のされ方も違ってくる。なので、表にして一覧にすると保存もできるので色々と使えそう。
本家のGoogleとの翻訳精度の違いに注意
本家のGoogle 翻訳との翻訳精度に違いがあり、本家の方が高かったりする。
こっちはスプレッドシートとGoogle翻訳関数を使ったもの。
私は猫である。名前はまだない。
どこで生まれたか頓と見当がつかない。
I am a cat. there is no name yet.
I have no idea the Bund where you were born.
こっちは本家の翻訳をつかったもの。
私は猫である。名前はまだない。
どこで生まれたか頓と見当がつかない。
I am a cat. there is no name yet.
I have no idea where I was born.
もっと使えるようになるには、まだ少し時間がかかりそうだ。
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