何かしらの変化、創造を起こすには破壊が必要なのではないだろうか。
人間は習慣の生き物であると言われるが、その習慣を維持していると変化や新しいものを創造できない。
カナダはサスカチュワン州の黄金の小麦畑の間に生まれた育ったトッド・マクラレン(TODD MCLELLAN)は、幼少期のフィンガーペインティングから成長した。
現在、フォトグラファーとして、コマーシャルなどの映像も手がけるクリエイターとして活躍するそんな彼の作品「Things come apart」と題されたこの作品を初めて目にした時は、まさにこの破壊と創造を思い浮かべた。
日常で使っていたクラシカルなガジェットとして、黒電話、カメラ、時計、アップル・コンピューターなどを解体した数多くのパーツがバラ撒かれ、それを捉えた作品となっているが、その一瞬が美を感じさせてくれる。
変化のない過ぎ去った日常のクラシカル、それを打破することで新しい創造が誕生する。
クリエイティブにおいて、創造と破壊は表裏一体のものであると感じさせてくれる。
なお、写真は掲載許可を頂いて掲載している。
これらの作品は、書籍化され2013年5月31日に日本でも発売されるみたいで、Amazonで予約購入ができる。