Webサービスやアプリ、ゲームを利用する上で欠かせないのが「アカウント」の登録だったりするのだが、アカウントの意味がわからない、アカウントって何?という初心者向けにアカウントとは何かという解説をまとめてみた。
目次
アカウントとは?
アカウントとは、ネット上で使われる使い方として、Webサービスやアプリなどの利用時に必要な個人を識別するための認証情報の事を言う。
アカウントの意味は、英語の「account」の事を指し、これには「会計」、「(預金)口座」などの意味があるが、銀行口座番号(あるいは会員証番号)だと捉えるといいだろう。
「〇〇銀行の123456789」という口座番号であれば、銀行でその番号を調べれば、その人の名前や住所、電話番号、利用状況などが分かるようになっており、銀行口座番号は個人を識別するための認証情報だと言える。
アカウントの場合、銀行口座の番号に該当するものとして、下記のような文字列を利用することがあり、誰とも被らないものでこれが個人を識別する認証情報となる。
- メールアドレス
大抵の場合は、メールアドレスを使うことが多い。
例:sample@test.com など。 - 英数字による文字列
数字やアルファベットの文字列の組み合わせ。場合によっては「.」や「_」などの記号を使うこともある。LINE、インスタグラム、ツイッターなどのSNSなどでは、これを連絡先の情報として使っている。
例:abc1234、a.b_c134 など - 電話番号
電話番号を使って認証情報として使うこともある。最近では、この電話番号を使ってなりすましや乗っ取りを防ぐ手段として使われ、信頼性が高い。
例:08012345678
アカウントの役割
アカウントには主に2つの役割がある。
- 認証作業をするための情報
銀行でお金を引き下ろす一つの方法としてキャッシュカードと暗証番号を入力して個人認証するのだが、アカウントが必要なアプリやWebサービスでも同様にメールアドレスなどの個人を識別する情報とパスワード(暗証番号)を使って認証作業を行う必要がある。なので、役割の一つとして個人を認証するための認証情報であると言える。 - アカウントに様々な情報が関連付けられる
アカウント情報に下記例のような様々な情報が関連付けられる。- 名前
- プロフィール画像
- 生年月日
- メールアドレス
- 電話番号
- サービス利用履歴など
つまりは、銀行口座の登録、あるいは会員証作成をしないとサービスが利用できないと同じように、アプリやWebサービスによってはアカウントを登録・作成しないとサービスを利用できないということになる。
アカウントとIDの違い
「アカウント」は下記のように表記されることがあり、「IDを使ってログインする、アカウントを使ってログインする、ユーザーネームを使ってログイン」などのように使う場合、いずれも同じ意味合いとなる。
- ID
- ログインID
- ユーザーアカウント
- ユーザーID
- ユーザーネーム
- ユーザー名
- アカウントID
- アカウント名
ただ、少し気をつけたいのは「ID」と付く場合だ。IDは「英数字による文字列」である場合を指すこともある。
例えば、インスタグラムでは、「メールアドレス、ユーザーネーム(英数字と記号)、電話番号」のいずれかでログインすることができるが、IDという場合には「ユーザーネーム(英数字と記号)」を指すこともある。
関連 ログインとは何か?スマホでのやり方と意味を初心者向けに解説
アカウント登録とは?
銀行を利用するには銀行口座を開く必要があるが、Webサービスやアプリによっては銀行口座開設と同じように利用時にアカウントを作成する必要があるが、これがアカウント登録ということだ。アカウントの登録には連絡が取れる「メールアドレス」を登録に使うことが多く、セキュリティを高めるために「電話番号」での登録を求められることもある。また、パスワード(暗証番号)を使ってアカウント登録をするのが一般的だ。
サービスによってはユーザー登録なんていうこともある。
下記図と例を参考にしてもらえれば。
- メールアドレス/電話番号
連絡手段として、メールアドレスは登録必須。電話番号は、サービスによる。当サイトではメールアドレスを使う場合はGmailを推奨している。
Gmailとは何か?Eメールとの違いを解説
Gmailアカウントの作成方法。複数の追加方法も。 - ID
IDはサービスによっては必要な場合があり、サービス上で表示するために使われ、英数字の文字列を使用する。ユーザーネーム、ユーザーID、アカウントIDなどと記述されることもある。 - パスワード
これも必須。他のサービスで利用しているものは使い回さないようにしたい
アカウント登録したら、登録したそのアカウント情報とパスワード(認証番号)を使ってログインという認証作業を行う。
これによってアカウント情報に紐付いたアプリやWebサービスを利用できるようになる。
アカウントとパスワードの違い
銀行口座と同じように個人がキャッシュカードを利用して現金を引き出すには暗証番号が必要だが、アカウントもこれと同じように暗証番号を必要とするのが一般的だが、この暗証番号にあたるのがパスワードという事だ。
パスワードは英数字、サービスによっては記号を含んだ文字列を使うことが一般的。
Webサービスやアプリを利用する際にこの識別情報のアカウントとパスワードと呼ばれる暗証番号を入力をして認証することで、サービスにアクセスして個人に紐付いたサービスを利用できるようになる。
なお、パスワードは誕生日などのわかりやすいものや他のサービスで使っているものを使い回すと、サービスで情報が流出した場合に被害が大きくなるので、使い回さないようにしよう。
アカウントの種類
スマホ用アカウント
スマホを利用するには、iPhoneの場合にはApple用のアカウントを作成する必要があるが、AppleのアカウントはApple IDという。Androidの場合には、Googleアカウントを作成して利用する。
また、携帯会社と契約する場合、各会社のアカウントが必要になる。DOCOMOはdアカウント、auは、au ID、Softbankは、My SoftBank アカウントとなる。
パソコン用アカウント
Macを利用する場合には、Apple ID、Windowsを利用する場合には、Microsoftアカウントが必要。少しマイナーだが、Googleが提供するノートPC Chromebook(クロームブック)もPCとして存在し、この場合にはGoogleアカウントが必要。
SNS用アカウント
LINE ID、Facebookアカウント、インスタグラムアカウント、ツイッターアカウントなどが代表的なSNSのアカウントとなる。
例えば、自分のインスタグラムのアカウントは、「eiz」だが、これが自分の自分のプロフィールを表示するための連絡先となり、URL「https://www.instagaram.com/eiz/」のように表示される。
Webサービスアカウント
ショッピングサイトAmazonではAmazonのアカウント、YahooではYahoo IDがアカウントに該当する。
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