インターネットを利用しているとリモートという言葉を耳にすることがあるが、これがどういう意味なのかを初心者向けに簡単に解説&使い方について紹介。
リモートとは?リモートの意味
リモートとは英語の「remote」の事で、「遠く離れた、遠隔地、遠隔操作の」などの意味があるが、インターネット上での意味としては、インターネットやネットワークなどの通信に接続して、離れた場所にある機器操作やネットワーク環境に接続してつながることを一般的に指す。
リモコンなんかは特に分かりやすく、リモコンはリモートコントローラー(remote controller)の略語で、離れた場所からテレビなどを操作する機器という事になる。
リモートの対義語
コンピューターの用語としては、「リモートにファイルを上げて」と口語でいうこともあり、これは利用しているサービスのサーバーにファイルをアップロードするという意味である。
また、この場合のリモートの対義語として「ローカル」という言葉があり、この場合の「ローカル」は「手元の機器や端末、手元の環境」という意味になり、「ローカルでファイルを編集する」などと口語で言う場合には、手元の機器や端末でファイル編集をするという意味になる。
リモートワークの意味は?
リモートでよく使われるようになった言葉としてリモートワークがあるが、リモートワーク(remote work)の意味は、従業員が会社や組織の通常の事業所ではない場所で働くことを言う。
一般的に会社で働く場合には、会社に出社して業務を遂行するものだが、業務にパソコンとインターネットを使用している企業の場合、インターネットの環境さえあれば、自宅などどこでも働くことが可能になるのだが、今日ではリモートワークは、このパソコンとインターネットを使って会社以外の場所で仕事することを指すのが一般的だ。
2019年のコロナウィルスの大流行により、感染を防ぐという意味でこの働き方に注目が集まり、自宅で仕事をする傾向が増えた。
テレワーク、仕事をオンラインでやる、などともいう。リモートワークスタイルで働く人のことをリモートワーカーという。
リモートワークのメリット
リモートワークのメリットとして以下がある。
従業員のメリット
- パソコンとインターネットがあればどこでも仕事ができる
- 英語ができる人ならば、外資系企業ともコラボができる
- 自宅でもできるため、長時間通勤や満員電車によるストレスから開放される
- 作業中に話しかけられて、作業を中断することなく集中でき、生産性が上がる
- 人間関係のストレスを軽減できる
- コロナウィルスのような感染症が流行した場合は予防対策になる
- 状況によっては育児や家事がしやすくなる
- 宅急便の荷物をリアルタイムで受け取れる
- 状況によっては少しさぼれる
企業のメリット
- デジタルトランスフォーメーションの推進になる
- 優秀な人材を確保できる可能性があがる
- リモートワークの仕事は人気が上がっているため、人材確保の確率が上がる
- 状況によっては、オフィス維持のコストを削減できる
- より一層の管理体制が求められ、その状況によっては生産性が上がる
リモートワークのデメリット
リモートワークのデメリットには下記のよう事項がある。
従業員のデメリット
- 社会福祉支援を行う専門職のソーシャルワーカーなどはリモートワークができない
- リアル店舗で働く人もリモートワークができない
- 通勤がなくなるので、さらに太りやすくなったり、運動不足になる可能性が高くなるのでより一層の体調・健康管理が必要
- 自宅と会社の境目がなかったり、人と会話しない環境だと孤独を感じたり、鬱になる可能性がある
- 光熱費が高くなる場合がある
- 周りの目がないので、自己管理できないと逆に生産性が下がる
- 人と顔を合わせないと誰が社員にいるのかが益々分からなくなる
- 新入社員の場合、同期や上司の顔がよく見えないと不安になる
企業のデメリット
- より一層の管理体制が求められ、状況によっては生産性が下がる
- ビジネスチャットを活用できないと情報の共有・伝達がスムーズにできずに生産性が下がる
- ノートPCの貸し出しが必要になる
- リモートワークによるPCのセキュリティが必要
- PCや端末の管理がより求められる
- 新入社員のフォローアップが必要