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ストレージとは?スマホなどでの意味をわかりやすく解説

iPhoneやAndroidなどのスマホ、WindowsやMacなどのPC(パソコン)、またはアプリやWebサービスを利用していると、ストレージという言葉を見かけることがあると思うが、スマホやパソコン初心者向けにストレージの意味とは何かをまとめてみた。

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ストレージとは?

画像や動画などのデータを保管する場所、装置

ストレージとは、英語の「storage」の事で、「貯蔵、保管」などの意味があるが、スマホやパソコンなどで使われる意味としては、コンピューターや電子システム上の画像や動画、アプリなどの様々なファイルデータを保管する場所や装置の事をいう。補助記憶装置なんて言われる。

電源を切っても保存データは記憶される

ストレージに保存されたファイルデータは、スマホやパソコンの電源を切っても、再度スマホやパソコンの電源を付ければ、最後に保存した状態で利用できるようになっている。

保存可能な「容量」の限度がある

ストレージにはデータを保存できる「容量」の限度がある。「容量」は場合によっては「サイズ」や「ボリューム」と呼ばれこともある。

スマホやPCなどで使われる「容量」には下記のような単位が使われる。

  • B(バイト)
  • KB(キロバイト)
    • 1000Bは1KBになる
  • MB(メガバイト)
    • 1000KBは1MBになる
  • GB(ギガバイト)
    • 1000MBは1GBになる
  • TB(テラバイト)
    • 1000GBは1TBになる

現在のストレージに使われる容量は、主に下記の2つの単位となっている。

  • ストレージで使われる主な容量の単位
    • GB(ギガバイト)
    • TB(テラバイト)

例えば、容量128GBのストレージには、動画の1ファイルの容量が500MBのものもなら、単純計算で256ファイルは保存できるということになる。

ストレージとは

ストレージの種類

ストレージは主に下記の3つに分類される。

  1. 内部ストレージ
  2. 外部ストレージ
  3. オンラインストレージ

内部ストレージ

内部ストレージとは、iPhoneやAndroidなどのスマホ、WindowsやMacなどのPC(パソコン)の内部に予め取り付けられている記憶装置のことである。

内部ストレージは、さらにスマホとパソコンでは下記のようなストレージが取り付けられている。

iPhoneなどのスマホ

  • フラッシュメモリ
    • iPhoneやAndroidなどのスマホには、フラッシュメモリと呼ばれる記憶装置が内蔵されていて、一般的には交換ができない一体型となっている。

パソコン

  • SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)
    • 近年パソコンの主流のストレージとなっている。通称はSSDで、後述のHDDよりも高速で動作できるが、HDDと比べて容量は少なくまだ高価。画像や動画の編集をしたいなら、このSSD内蔵のステレージを選択するべき。SSDはPS 5のゲーム機などにも使われている。
  • HDD(ハードディスクドライブ)
    • 通称はハードディスク。SSDの登場前よりもメインで使われていたストレージ。安価で保存できる容量が大きいが、スピードではストレスを感じることがあるかも。

パソコンでは、ストレージではなく「ディスク」と呼ばれることがある。

外部ストレージ

外部ストレージとは、スマホやパソコンの外部につないで利用できるステレージの事をいう。リムーバブルメディアと呼ぶこともあり、メモリーカードはデジタルカメラなどにも使われる。

下記のような記憶装置、媒体がある。

オンラインストレージ

オンラインストレージは、インターネットを通じて利用できるストレージの事を言う。クラウドストレージと呼ばれる事もあり、下記のようなメリットがある。

  • オンラインストレージのメリット
    • ネットさえあれば、どこからでもファイルにアクセスや保存、削除が簡単にできる
    • まるで自分のスマホやパソコンのファイルを操作する感覚で操作できる
    • サービスによってはファイルの共有が簡単にできる
  • オンラインストレージのデメリット
    • 一定容量は無料で利用できるものの、それ以上利用するには月額、あるいは年額で定期的に支払いをする必要がある場合がほとんど
    • ネットがないとファイルデータにアクセスできない
    • 大容量のファイルにアクセスする場合には、高速なネットの接続環境がないと、アクセスに時間がかかる

オンラインストレージには、下記のようなサービスがある。

  • Googleドライブ
  • Dropbox
  • One Drive
  • Apple iCloud
  • box
  • Yahoo!ボックス

ストレージがいっぱいとは?

冒頭でも述べたように、ストレージには保存できる容量があり、保存できる領域が少なくなってくると、アプリやゲームなどのインストールや、画像や動画などの様々なファイルを保存できなくなる。

なので、使用していない不要なアプリやゲームをアンインストールしたり、画像や動画などのファイルを削除する必要がある。

あるいは、容量のさらに大きいストレージに変更するか、オンラインストレージの容量を増やすなどの作業が必要になる。

下記は、iPhoneのストレージの利用状況を確認する画面だが、下記の例だと「64GB」が最大で保存できる容量で、「28.8GB」は現在の使用容量となっている。

iPhoneのストレージの状況

iPhoneでのストレージの確認方法

iPhoneのホーム画面で設定をタップ。

iPhoneの設定を選択

次は一般を選択

iPhoneの一般を選択

iPhoneストレージをタップ。

iPhoneのストレージを選択

画面上部に表示されているのがストレージの利用状況だ。下記の例だと「64GB」が最大で保存できる容量で、「28.8GB」は現在の使用容量となっている。

iPhoneのストレージの状況

Androidでのストレージの確認方法

Androidのホーム画面の設定アプリをタップして開く。

Androidの設定を選択

続いてはストレージを選択。

Androidのストレージを選択

画面上部に表示されているのが、ストレージの容量と使用状況だ。下記例だと最大で128GBの容量で、現在は26GBを利用しているということになる。

Androidのストレージを確認

Macでのストレージの確認方法

Macの場合には、画面左上にあるAppleのアイコンをクリックして表示されたメニューのシステム設定を選択。

Macのシステム設定を選択

次は、サイドメニューの一般を選択し、表示されたメニューのストレージを選択。

Macのストレージを選択

Macintosh HDと記載されているのがMacのストレージだ。下記例だと、「994.55GB」が最大容量、「776.03GB」が使用中の容量となる。

Macのストレージの容量を確認

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