X(Twitter/ツイッター)とは何かという解説と、その特徴をまとめてみた。
目次
X(Twitter)とは?
Twitterは、無料で利用できるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の一つ。そもそもSNSとは?っていう話になるが、簡単に言ってしまえば、
「様々な人がインターネットを介してつながりを持て、お互いにコミュニケーションができる機能を提供しているサービス」
と捉えるといいだろう。同様のサービスにLINEやFacebook、インスタグラムなんかがあるが、見た目や機能、コンセプトなどで異なる部分はあるものの、いずれも「お互いに友達になって(あるいは一方的に)、文字や写真を投稿、それに対して閲覧やコメント、いいねなどのやり取りをしてコミュニケーションが取れる」というシンプルな内容に集約できる。
ネットの黎明期ではメールが主な連絡手段だったのだが、今ではSNSが主な連絡の手段の一つともなっている。
Twitter(ツイッター)は、「(小鳥が)さえずる、(小鳥の)さえずり」という意味がある。ツイッターのロゴマークが小鳥であるというのは、その意味から読み取れる。
ツイッター自体は、米国時間2006年3月21日にアメリカで公開(一般公開は米国時間7/15)され、日本では2008年4月23日に日本語で利用できるようになったが、公開当初は「Twttr」というサービス名で公開された。
これは当時、写真投稿共有サービス「Flickr」が「Flicker(チカチカするなどの意味)」という単語から「e」を抜き取った単語をサービス名として流行っていたのを真似たもので、「Twitter」から「i」と「e」を抜き取ったものとなっている。
しかし、半年後にはtwitter.comのドメインを買収して、サービス名も現状のように改名している。
その後、ツイッターはアメリカの航空宇宙メーカー「スペースX」や電気自動車で有名な「テスラ」の経営者イーロン・マスクによって買収され、2023年7月26日、TwitterはXという名前に変更された。
X(Twitter)の特徴
140文字の制限がある
X(Twitter)は他のSNSサービスと違って、1回の投稿の中で140文字までしか投稿できないという面白い制限がある。
これはスマホが普及する以前の、いわゆるガラケーで当時SMSで160文字制限があり、20文字はユーザー名に充てるために140文字制限にしたものが今でも名残りとして残っている。2017年11月には、日本語・中国語・韓国語は全角140文字、英数字などの半角は280文字まで投稿できるようになっている。
なので、長文で何か訴えたい投稿にはあまり向かないが、140文字でもそれなりにコミュニケーションはできる。もちろん、複数回に渡って投稿することも可能だが、その場合には、自分の意図しない内容が拡散される可能性もある。
なお、Twitter Blueをの有料サービスを利用することで140文字で投稿ができるようになる。
また、文字だけではなく、写真や動画、ライブ配信もできるので、様々な形で他のユーザーとコミュニケーションを取ることができる。イーロン・マスクに買収される以前のツイッターで投稿することを「ツイートする」と言い、日本では「つぶやく」とも言っていた。
下記がX(Twitter)最初のつぶきと言われている創業者の一人ジャック・ドーシーのつぶやきだ。
just setting up my twttr
— jack (@jack) 2006年3月21日
見るだけの人もいるゆるさ
SNSは他の様々なユーザーと繋がってコミュニケーションができるツールだが、X (Twitter)は割とゆるいという場所でもある。
X (Twitter)を始めたからと言って、特に発言する必要はないし、単に有名人の言動をチェックだけのためにやったり、友達とゆるくつながったり、見るだけの人も大勢いる。
また、他のSNSと比べて比較的X (Twitter)で発言をする人の方が多く感じられ、自分も含めて人によっては反応がなくても独り言のようにつぶやいている事もしばしばある。笑。
つながりやすい
LINEはリアルの友達とのつながり、Facebookは実名がベースのつながり、インスタグラムは女性比率が高いためか、X (Twitter)は見知らぬ人でもお互いの興味のある業界や分野だと見知らぬ人でもお互いにつながりやすい傾向にある。もちろん、著名人はその限りではないが、芸能人と絡んで、もしかしたら本人から返事が来る可能性もある。
見知らぬ人とつながったからと言って、会話する必要もなく、お互いの言動を静かに見守っていることもしばしばあり、単にお互いつながることでファン増やしをする意図もある。なので、かなりゆるい。
話題に即時性がある
X (Twitter)をやっていると様々な話題がリアルタイムで流れてくる。そのため、話題の即時性というのは他のSNSと比べて圧倒的なスピードで広まり、テレビのニュース番組を見るよりも話題をいち早くキャッチできることも多々ある。
また、Google検索は記事を主体としており、そのためリアルタイムで起こってる事を調べたい場合には、Google検索よりもツイッターの検索機能を使った方が情報に早く辿りつける場合がある。リアルタイムで知りたい情報をツイッターで検索、しばらく時間をおいてGoogleで検索をすることによって記事にまとめられたものを見るといいだろう。
拡散がされやすい
X (Twitter)は思わず拡散されるような投稿がなされると、あっという間に数十万の人に拡散されて様々なネットメディアに取り上げられたり、時にはテレビまで波及することもある。
特に話題性のある投稿動画なんかは、テレビで紹介される可能性もある。ちなみに情報が拡散されて広まることを「バズる」と言うが、X (Twitter)では特定のキーワードがたくさん拡散されるとランキングされて「トレンド入り」すると言う。
もちろん、自分の発言が拡散されるかどうかは、それなりのセンスが必要となる。
ただ、気をつけたいのが、拡散された投稿は時には様々なメディアが連絡をしてくることもあるが、いいように利用されるだけの可能性もあるので、内容を吟味してから交渉に応じたい。
情報収集・交換ができる
X (Twitter)は、日本に限らず世界中で使われており、個人はもちろんのこと、アーティストや芸能人、著名人、政治家、企業など様々な人が利用しており、それらのアカウントは様々な情報を発信している。
なので自分の好きなアーティストや芸能人、有名人、あるいは友達、仕事関係など気軽に様々な他のユーザーの言動をチェックできるツールとしても使える。
そのため、例えば好きな芸能人やスポーツ選手の一ファンとして、自分の興味のある分野においては情報を収集・交換することができるという意味では、凄く便利なツールと言える。
情報発信ができる
著名人などを追いかけることもできるが、もちろん、自分で情報を発信することもできる。
内容にもよるが、様々な情報を発信することで、より多くのファンを獲得するような使い方もでき、場合によってはあなた自身が有名人になりえることもある。
なので、個人はもとより企業の情報発信ツールとしても使える。語学力がある人なら、世界に向けて情報発信することもできる。
X (Twitter)初心者は注意しておきたいこと
炎上・訴訟される可能性がある
簡単に情報発信が自由にできるツールであると紹介したが、その発言によっては炎上しうる可能性もある。それにより、見知らぬ人から罵倒されるようなことがあるというのはツイッター界隈ではよく見かける光景だ。
ネットはある程度の匿名性を持って利用できるが、完全に匿名で利用することはできない。
場合によっては発言内容によってネット上のユーザーがその情報から特定される可能性もあり、自宅などに嫌がらせの電話がかかってくるなど、悪質な誹謗中傷にあうこともある。また、後述するがなりすましやデマ情報に注意する必要がある。根拠のないデマ情報が流れてくる可能性があり、それに乗じて他人を誹謗中傷すると、時には情報開示によって訴えられるケースもある。
なので、下記のような集団心理に陥って他人を誹謗中傷すると、逆に自分の立場が危機に陥り、家族や仕事、人生に影響が出る。
- 皆が言ってるから本当だろう
- 皆が言ってるから叩いてもいいだろう
しかし、それはもちろん過激な発言であったり、誹謗中傷、差別的要素、脅迫まがいな好ましくない使い方なので、通常の利用の中では起こることはそうはない。また、そのような事に巻き込まれたくない人は、こじんまりと利用するか非公開アカウントにの中で利用するといいだろう。
なりすましやデマ情報に注意する必要がある
これも先程紹介したように情報が拡散されやすいが、それを利用して心無い愉快犯がなりすましになってデマ情報を流すこともあり、問題になることも多々ある。
なので、思わず拡散したくなる情報が流れてきたら、まずはその情報の出どころ、信憑性を確認した上で拡散するようにすることをお薦めする。あるいは、自分の中で留めておくのもデマ拡散自制のための一つの手段と言える。
プライバシーに気を付ける必要がある
様々な人と手軽に繋がれるため、場合によっては、それが犯罪につながっていく事件も多々あるし、投稿した写真から身元がバレるなんてのは、ネットの中においてはざらにある。
なので、自分の名前を売り込んでいきたい人ではない限りでは、発言や写真などの投稿には気をつける必要がある。心配な人はこじんまりと利用するか、プライバシーを考慮して非公開アカウント利用するといいだろう。
ざっと使っていて感じた特徴を述べたが、間違った使い方をしない限りは、Facebook、LINE、インスタグラムなどよりも、X (Twitter)の方が断然的に面白いとお薦めできる。
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