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ZHIYUN Transmount イメージトランスミッターAIのレビュー

前回のMasterEye Visual Controller VC100レビュー。Weebill 2を遠隔操作。でWeebill 2用のマスターアイ・ビジュアル・コントローラーを紹介したが、そのモニターに映像を飛ばして見るためのWeebill 2対応画像転送機が必要だが、今回はその「Transmount イメージトランスミッターAI/Weebill 2対応画像転送機」について簡単なレビュー、紹介をしてみたいと思う。

ZHIYUN WEEBILL 2レビューのジンバル本体のレビューはこちら。
関連WEEBILL 2レビュー。グリップとタッチスクリーンが便利

3種類の用途

Transmount イメージトランスミッターAIだが、基本的にはWeebill 2本体に接続して使用するため、単体で使うことはない。用途としては、3つの使い道がある。

  1. Weebill 2本体のモニターに映像を転送して表示
  2. アプリ「ZY Play」に映像を転送して表示
  3. 映像をMasterEye Visual Controller VC100に転送表示

ZHIYUN Transmount イメージトランスミッターAI

ローアングル撮影に最適

TransMount イメージトランスミッターAIは、一眼レフカメラからジンバルWeebill 2本体のモニターへと1080P 30fpsの画像伝送転送機として利用できるのだが、特にWeebill 2のモニターへ映像を映し出しながらローアングルでの撮影は、かなり便利だ。

モニターが2.88インチとあるので、それなりの映像の確認は行うことができる。

特にCanon EOSカメラの横に開くバリアングルは、コードとの接続の関係で少し邪魔だったりして、バリアングルの調整に少しストレスを感じたりする。なので、Canon EOSカメラを使う人はこちらを使った方がストレスを軽減できる。

ZHIYUN Transmount イメージトランスミッターAIのローアングル撮影

遠隔操作には必須

MasterEye Visual Controller VC100レビュー。Weebill 2を遠隔操作。の記事でも紹介したが、マスターアイビジュアルコントローラーで遠隔操作、および遠隔での映像確認をするためには、必須のアイテムとなる。

ちなみに送信距離は、最大100mとなっている。

遠隔操作、特にマスターアイビジュアルコントローラーにはジャイロセンサーが備わっているので、上下左右にコントローラーを動かすとそれに連動してジンバルが動くので楽しい。

また、マスターアイビジュアルコントローラーではなく、スマホアプリ「ZY Play」でも映像を受信して表示できるので、スマホのジャイロセンサーと同期してジンバルを動かしつつ、遠隔で動画を撮影なんてすることもできる。

転送遅延による映像の乱れ

映像転送遅延による映像の乱れがときおり発生することがあり、完璧なものを求めている人には向かない。「こういうものなんだな」という気持ちで使うべきアイテムだ。

なお、実際に録画した動画には映像の乱れが映ることはないので、そこは安心して使える。

カメラの電池消耗軽減に活用

自分が上述で述べた以外の用途として考えたのは、デジタル一眼レフカメラの電池消耗を軽減に活用できるということだ。

デジタル一眼レフカメラのモニターに映像を映し出しながら撮影していると、電池の消耗が速い。そこで、露出やISOなどの設定はファインダーで見ながら操作&確認設定し、デジタル一眼レフカメラのモニターには映像を映さずにオフにする。これによって、著しく減少する電池消耗を軽減する使い方ができる。

先程の写真を再度見てもらうと分かると思うが、カメラのモニター部分は完全に閉じている状態で、Weebill 2のモニターに映し出す映像を見ている状態だ。
ZHIYUN Transmount イメージトランスミッターAIのローアングル撮影

個人的には有用な使い方だと考えているが、どうだろうか?

脱着は簡単

ケーブルを3本接続しないと使えないが、脱着自体は凄く簡単にできるようになっている。また、ケーブルの接続さえ間違っていなければ、電源を入れればジンバルのモニターのメニュー最上部から下にスワイプするだけで映像が見れるようになっている。

まとめ

個人用途の撮影で現場で場所を変えて移動しながら撮影するとなると取り付けたり、取り外したりするのが少々煩わしく、結局カメラのモニターだけで確認して終わるということもしばしばあり、どうせならジンバル内蔵の一体型モデルとかあれば素敵だなと感じた。

なので、下記のような用途が明確、あるいは切実に機能として使いたいというのであれば検討の余地はあるかなと。個人的には、カメラの電池消耗軽減に活用できるのは何気に有用かなと考えている。

  1. YouTuberが一人で遠隔操作、遠隔のモニタリングしながら収録したい場合
  2. ローアングルでの撮影時の映像の確認
  3. 「ZY Play」のアプリを使って映像を遠隔で確認
  4. マスターアイビジュアルコントローラーを使って遠隔での映像確認
  5. カメラの電池消耗軽減に活用

イメージトランスミッターは、AmazonでProセットを購入するか、代理店での個別購入のみとなっている。