DJI RS 2レビュー。Proコンボとの違いも

デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ向けのジンバルDJI RS 2についてレビューをしてみた。

関連 DJI RS 2とWEEBILL 2を比較してみた

DJI RS 2レビュー

重いレンズでも動くペイロード

DJI RS 2のペイロード(積載量)は、約4.5kg。

試しにCanon EOS R5SIGMA 40mm F1.4 DG HSMのレンズ、マウントアダプターの合わせて約2kgで試したが、問題なくバランス調整をすることができ、電源を入れた後のパンやチルトの操作をしても稼働した。

同じ内容でペイロードが約4kgのWEEBILL 2で試したが、手動でバランス調整で色々と試すがSIGMAのレンズが重くて前に傾いてしまう。

DJI RS 2のパワフルさがわかり、幅広くレンズやカメラが使えるのは嬉しい。ただ、重いレンズやカメラを使うということはバッテリーや特に体への負担もかかるので可能なら軽いレンズとカメラで使用したい。

工具無しで取り付け

カメラとジンバルを取り付ける際に、カメラにクイックリリースプレートを取り付ける必要があるのだが、このカメラとプレートの取り付けに工具を使わずに蝶ネジタイプのネジを締める感覚で取り付けが楽にできるようになっている。ただし、しっかりと閉めないと重いカメラやレンズを載せてジンバルで動かした時に緩む可能性があるので気をつけたい。

微調整が可能なチルト軸のバランス調整

プレートを取り付けたカメラをジンバルに取り付けた後に、パン軸、チルト軸、ロール軸のバランス調整をする必要があるのだが、その際、チルト軸の奥行きのバランス調整するのノブを回しながら微調整できるようになっているのだが、これがかなり便利。

ロール軸のバランス調整が残念

残念なのが、後方のロール軸のバランス調整が難しい。カメラを乗せた状態だと、重さでロール軸に引っかかるような感じになってしまい、左右に微調整するのが難しい。しかし、カメラ全体を上に持ち上げるようにしながら左右に移動させると調整がしやすくなる。これに気が付かないと、毎回のセットアップに苦労して使う気をなくしてしまう。Amazonの口コミの多数の低評価でも言われている事だが、新型モデルでは改善を期待したい。

ジンバルの問題として、この取付からバランス調整までのセットアップ作業が非常に面倒だというのがあるが、簡単にセットアップができるようにぜひ改善されることに期待したい。

肌さわりのいいテフロン加工アーム

カーボンファイバー加工なので持ってみると分かるのだが頑丈な作りになっているのが伝わってくる。アーム部分にはテフロン加工されているので触り心地は良く、ジンバル本体には電子機器と接続する箇所が3つあるが、いずれもラバーゴムでカバーができるようになっている。破損を防いで長く愛用するという意味では、これはちょっと嬉しい。

操作系統がまとまった設計

ジンバルの撮影モードを変更したり、録画ボタン、ジョイスティックでのカメラの方向を変更したりするのは、片手で操作ができるようになって操作系統が一箇所にまとまっている。

ただ、片手で操作するにはそれなりに操作を覚える必要がある。また、14インチのモニターを使って様々な設定操作ができるが、画面が小さく少し操作がしづらい。

同様に、モニターでジンバルモードの切り替えができるが、撮影しながら操作だと難しく、その場合にはMボタンに好きなモードを設定して切り替えが簡単にできるようになっている。

取り外し・交換可能なバッテリー

DJI RS 2のバッテリーは、簡単に脱着、及び交換可能なバッテリーとなっていて、USB Cのケーブルを繋げて充電ができるようになっている。なので、バッテリーが弱ってきたなと思ったら手軽にAmazonでDJI Ronin BG30 グリップを購入して使用できるようになっている。

拡張性高いデザイン設計

DJI RS 2は、それ自体が拡張性の高いジンバルのデザイン設計となっており、様々な機器や器具を取り付けて利用できるようになっている。Proコンボには、スマートフォンホルダー、映像トランスミッター、フォーカスモーターなどが付属し、よりプロフェッショナルな現場の映像クリエイターが活用できるものになっている。

スマートフォンホルダーは、ローアングルでの撮影で活躍する。また、初めて専用のアプリと映像トランスミッターを使って、遠隔で映像操作できるのは感動できる。これはチームで作業する場合にはおすすめ。

フォーカスモーターは、組み立てるのは面倒であるが、マニュアルレンズでもジンバルで操作できるようにするものなので、マニュアルレンズを使って動画撮影したい場合には、最適なソリューションとなっている。これもやはりマニュアルレンズをジンバルで操作できる感動はあるが、やはりプロフェッショナルな利用がおすすめ。

おすすめのDJI RS 2のアクセサリー

DJI RS 2では、ジンバルを立てて置くための三脚(延長グリップ)が付いているが、それを取り外ししてブリーフケースハンドルという延長プレートに取り付けることで、ローアングルでの撮影が楽にできるようになるが、三脚を外すといういことはジンバルを地面に置けなくなるということであり、脱着したりするのはかなり煩わしい。

なので、下記のようにSmallRigハンドグリップつまみネジ付き-3161を別途購入して使うことをお薦めする。

関連 SmallRigのDJI RS 2・RSC 2用グリップ。3028と3161の比較。

DJI RS 2対応カメラ

DJI RS 2は、Canon、Sony、Panasonic、Nikon、Fujifilm、Black magic design、Sigma、Olympus、Z CAM、LEICAなどの著名なカメラメーカーのやや古いモデルからわりと最新のモデルまで対応している。公式サイトの対応表を見てもらえれば。

https://www.dji.com/jp/mobile/support/compatibility

Canon 5D MK III, 5D MK IV, 6D MK II, EOS 200D Mark II, EOS 5DS R, EOS 6D, EOS 70D, EOS 750D, EOS 77D, EOS 7D MK II, EOS 800D, EOS 80D, EOS 850D, EOS 90D, EOS M50, EOS M50 II, EOS M6 Mark II, EOS R, EOS R5, EOS R6, EOS RP, EOS-1D X, EOS-1D X Mark II, EOS-1D X Mark III, G7 X Mark III
Sony A1, A6100, A6300, A6400, A6500, A6600, A7C, A7M2, A7M3, A7M4, A7R2, A7R3, A7R4, A7S, A7S2, A7S3, A9, A9 II, FDR-AX100E, FX3, PXW-Z90V, ZV-1
Panasonic BGH1, BS1H, G9, G95, GH3, GH4, GH5, GH5M2, GH5S, S1, S1H, S1R, S5
Nikon D5, D500, D6, D780, D850, Z5, Z50, Z6, Z6 II, Z7, Z7 II, Z9
Fujifilm X-E3, X-H1, X-S10, X-T2, X-T20, X-T3, X-T30, X-T4, X100V
Black magic design BMPCC 4k, BMPCC 6K, BMPCC 6K Pro
Sigma FP LEICA, , SL2, SL2-S
Olympus E-M1 II
Z CAM Z CAM E2, Z CAM E2-F6, Z CAM E2-F8, Z CAM E2-M4, Z CAM E2-S6
LEICA SL2, SL2-S

DJI RS 2とPro Comboの違い

DJIの公式サイトを覗いてもイマイチ分からなかったが、スタンダードモデルのDJI RS 2とPro Comboモデルには、下記のような違いがある。

Pro Comboモデルにはスマートフォンホルダーやフォーカースモーター、映像トランスミッターなどモニターの拡張やフォーカス、絞り、ズームなどの制御を行うためのフォーカスモーター、遠隔での映像確認など、映像クリエイターが業務で必要なアクセサリーが付属する。趣味でそこまでの業務的に必要ないならハッキリ言って不要だ。必要なら後で別売りで購入も可能だ。

DJI RS 2 ‎キャリーケース
BG30グリップ
レンズサポート
クイックリリース プレート
ブリーフケース ハンドル
カメラライザー
マルチカメラ制御ケーブル
USB-C 充電ケーブル
ねじ等
DJI RS 2 Pro Combo DJI RS 2にないもの
スマートフォンホルダー
フォーカスモーター
フォーカスモーター ロッドマウント キット
フォーカスギア ストリップ
映像トランスミッター

DJI RS 2の内容。画像引用元

DJI RS 2 Proコンボの内容。画像引用元

DJI RS 2まとめ

ジンバルの取り付けの面倒くささは将来のモデルで改善してほしい部分はあるものの、やはりジンバルを使った動画撮影は、ブレを抑えてスムーズな躍動感のある動画が撮れるのだが、DJI Rs 2、Proコンボのいずれのジンバルもプロフェッショナルな現場での使用できるクオリティが高い作りになっている。

Proコンボは、よりプロフェッショナルな現場での利用におすすめだが、そうでない場合は通常のモデルをおすすめ。

DJI RS 2レビューに関連する記事

シェアする

カテゴリ:
動画制作