eGPU Breakaway Boxレビュー

最近は動画撮影、編集にも興味が沸き、実際に撮影・編集してインスタグラムのリール動画投稿にも初めて挑戦してみたが、自分の使用しているのが下記のMacbook ProのノートPCのスペックだった。

  • MacBook Pro(13インチ 2020)
  • CPU 2.3GHzクアッドコアIntel Core i7
  • メモリ 32GB 3733 MHz LPDDR4X
  • グラフィックス Intel Iris Plus Graphics 1536 MB

2020年5月に購入したので、まだまだスペック的には割と高い方かと思ってたが、編集ソフトAdobe Premiere Proで4KのIPBの低品質圧縮でギリギリ再生できるレベルで、動画の書き出しをするのにも時間がそこそこかかった。

動画は書き出しに時間がかかるというのは知っていたが、なんとかもう少しどうになかならないものかと探っていたら外付けのeGPUというのを知った。グラフィックボードを外付けでノートPCと接続して描画能力を上げて少しでも高速で書き出しをしてくれるというものだ。

eGPU Breakaway Box 750w

火山が噴火したかのごとく物欲がとどまることもなく、eGPU Breakaway Box 750wを程なくゲットした。

eGPU Breakaway Boxは350w、550w、650w、750w、750w exのモデルがあるが、やはり「大は小を兼ねる」ということもあり、高スペックなグラボも接続でき、将来性を考慮して選択した。

750w exのモデルもあったが、有線LANが付属のモデルとなっていて、これはなんのためだろうと考えたが、インターネットを使ったゲーム利用時のネットの安定性のためなのかなという考えに至り、他の用途があるかもしれないがゲームはしないのでこのモデルは見送った。

とにかく3分かかるレンダリングが、2分、1分に短縮できるとしても、それが積もり積もった時間の事を考えると、やはり人生は有限、貴重な時間を大切にしたいので高スペック狙いとなった。

とにかくデカイ

eGPU Breakaway Box 750wが届いた最初の印象は、とにかくデカイ!ということだった。まるで、小型のデスクトップPCを新たに購入した気分になった。グラフィックボードそのものがデカイので、それを入れる箱も必然的に大きくなってしまったところだろう。確かにこれなら、描画能力が向上してパワフルさを実感できそうだ。

ご覧の通り、Macbook Pro 13インチと並べてみたが、その大きさが分かるかと。机の上のかなりのスペースを取られる。Sonnet社のeGPU Boxに限らず、eGPU Boxは他社の製品もデカイのは変わらない。机の下にでも置けばいいのでは?という声も聞こえそうだが、ノートPCとeGPU Boxを接続するためのThunderbolt 3のケーブルの長さが微妙な長さの70cmしかないので、場合によっては机の下に置くのが難しい。なので、購入する場合は机の上のスペースが十分に確保できるような状況がある方が望ましい。

グラフィックボードの種類によっては取り付けが困難

早速グラフィックボードをゲットして取り付けてみた。

まずはボックスの蓋を開く方法だが、蓋を後ろにずらし、底部分を少し広げながら上にずらしていく。残念ながら蓋とボックスの噛み合わせの設計が甘いせいか、スムーズに上に持ち上げることができない。アプリのUI UXデザインに仕事で関わることがあるので、こういうところの設計は思わずチェックしてしまう。スムーズに蓋を空けられないので、やや自分のマイナスポイントの一つとなった。

続いては背面の金具の取り外し。これは楽に取れた。

続いては、グラフィックボードeGPU Breakaway Boxとグラフィックボードの取り付け。作業自体はグラフィックボードの基盤をPCIexのスロットに挿し込んで、電源ケーブルをグラフィックボードに接続するだけだ。グラフィックボードをeGPU Breakaway Boxに入れる際は斜めに入れる形で入れる必要がある。

しかし、ここで問題が。

グラフィックボードがデカすぎて入らない…。斜めにグラボを前から、後ろから、上からと色々と試すがまったくもって入る気配がない。

対応していないグラボなのか、もう一度、対応表を見てみる。ゲットしたのは、AMD Radeon PowerColor Red Devil AXRX RX 5700 XT 8GBD6-3DHE/OC。

表を抜き出してみたが、オレンジ色の部分が750wのモデルでちゃんとチェックが入っている。OKだ、間違いはない。

再度Boxの中にグラボを入れようと試みるが、やはり入らない。色々と試行錯誤の結果、グラボの金具部分を取り外せばいけるんじゃないのかと思って取り外してみた結果、なんとかBoxの中に入れて挿し込むことができた。

なんとか挿し込むことができたものの、外した金具が取り付けて固定できないので、一応動作はするもののグラフィックボードは少しぐらつく状態だ。これは設計ミスなのか、寸法がとりあえずいけるから実際に取り付けをしなくてもいけるだろう、という確認作業をしていない状態で「互換性」があると記載したかのどちらかだろうが、初めてということもありテンションがだだ下がりした。

取り付けは、下記動画のようにベイを引き出しして簡単に取り付けできそうなRazer CORE X CHROMAがいいかもしれない。

Razer CORE X CHROMA

ファンはさほど気にならない

Premiere Proで実際に使ってみたが、通常のIPB品質動画をタイムライン上で再生を試みたものの、再生に関してはあまり改善は見られなかった。ただ、書き出しでは確かに速度が早くなったことを確認した。

動画編集での書き出しの際は、あまり負荷を掛けることをしなかったせいかもしれないがファンが少し唸ったもののさほど気にならない程度だった。

まとめ

初めてのeGPU Boxは、組み立てで少しテンションが下がってしまったが、eGPU Boxは結局はグラフィックボードを入れるための箱に過ぎず、最終的な性能はグラフィックボードに寄る。なので、将来のグラフィックボードの入れ替えができるもの、接続・設置・組み立てが簡単にできるものが望ましい。

拡張性という意味では少し期待して、MacもWindowsもノートPCにして外付けのeGPUでなんとか凌ごうという思惑もあったが、組み立てで残念なものになってしまった。

というわけで、買うなら10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップを搭載した省スペースな新しいMacBook Proの方がいいよ。

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ソフト・ツール