仕事のやりとりをしているとたまに受け取るエクセルのデータで数字やアルファベットが全角で記述されたものがある。
別に数字やアルファベットが全角文字でもいいのではないのか?
と思うかもしれないが、例えばURLが全角だとコピーしてブラウザに貼り付けた時に認識してくれなかったり、文字化けが起こる可能性があったりで大変に不便だ。
なので、数字やアルファベットではなく半角にするべきだ。
そしてエクセルには、それらの全角文字を半角に変換してくるASC関数が備わっている。
ASC関数の概要
書式
ASC(文字列)
サンプル書式
A1セル | サンプル書式 | 表示結果 | 概要 |
---|---|---|---|
エクセルで半角 | =ASC(A1) | エクセルで半角 | A1の全角文字を半角に変換 |
ASC関数の解説
ASC関数は、全角のカタカナや数字、アルファベットの文字を半角に変換してくれる。
当たり前だが、漢字や平仮名は半角に変換されない。
プログラムなどでは基本的にデータの数字やアルファベットは半角の1バイトで処理をしするので、数字やアルファベットは半角での入力や変換を行うようにしよう。
ちなみに、半角の文字を全角に変換するJIS関数ってのがあるのだが、冒頭でも述べたように数字やアルファベットは、半角にすべきなのでこの全角にする必要性ってのがイマイチ分からない。
半角・全角に関する小技
日本語入力モード時にキーボードの上にある数字で文字を入力すると数字が全角になり、テンキーを使用すると数字が半角でデフォルトで入力される。
同様に、日本語入力モード時にカタカナを半角に変換したい場合は、文字を入力した後にF8キーを押すことですぐに半角に変換してくれる。