仕事で何気に覚えておきたいのが、エクセルのチェックボックスの作成方法。
ちょっとしたアンケートなどに使えるチェックボックスはエクセルで簡単に作成できるが、さらに一歩突っ込んだ使い方と見栄えをよくする方法を紹介。
エクセル2010でのやり方を紹介しているが、2007以降であれば同様の手順でできるはず。
開発タブの表示
リボンメニューで「開発」のタブが表示されていない場合は、まずはオプションで表示させてやる必要がある。
リボンメニューの「ファイル」、「オプション」と選択。
続いては「リボンのユーザー設定」、「開発」にチェックを入れることでチェックボックスが使えるようになる。
作業に入る前に、見栄えをよくするためにWindows VISTA以降ならフォントを「メイリオ」で設定して作業することをお薦め。
チェックボックスの挿入方法
「開発」タブを選択して、フォームコントロールの「チェックボックス」を選択して、挿入したい場所でクリックするとチェックボックスが挿入される。
削除、移動、編集は右クリックが基本
作成したチェックボックスをマウスでクリックすると、デフォルト状態のチェックをオン・オフの切替ができるが、削除、移動、テキスト編集をするには右クリックをしてやる必要がある。
・削除は、右クリックで「切り取り」かデリートキー
・端を「Ctrl + Shift」キーでドラッグすると、平行に移動複製
・キーボードの十字キーで位置の微調整
チェックの合計数を求める方法
COUNTIF関数を使うことで、チェックの合計数を求めることができる。
チェックボックスを右クリックで選択した状態で、「コントロールのプロパティ」をクリック、「リンクするセル」にサンプルのように空白のセルを選択。
チェックが選択の場合はTRUE、そうでない場合はFALSEを表示
すると、チェックが選択されている場合にはTRUEが、そうでない場合はFALSEが表示される。
なお、このプロパティはオートフィルでコピペすることができないので、一個ずつ作業する必要がある。
そして、下記サンプルのC9セルのようにCOUNTIF関数を記入することでチェックされている個数が表示される。
書式:COUNTIF(範囲, 検索条件)
サンプル書式:=COUNTIF(D3:D7,TRUE)
IF関数と併用すれば、例えば4個以上のチェックがあれば「かなりキュンキュン」を表示、そうでない場合は「普通」を表示するなんてことも可能だ。
サンプル書式:=IF(COUNTIF(D3:D7,TRUE)>=4,”かなりキュンキュン”,”普通”)
見栄えを整える
最後は見栄えの整え。
エクセルの大本の枠線を消し、上下左右に余白を入れる、フォントも指定してやる、そして、チェックの個数をカウントするプロパティはセルをスクロールさせて画面外に置くことで見栄えがかなりよくなる。
エクセルの大本の枠線は、表示タブの「表示」、「枠線」のチェックを外すことで非表示にできる。