ランディングページなど比較的に長いページでは何処まで読まれているかを計測することでそのページがユーザーにとって有益な情報を提供できているかという指標を得ることができ、ユーザーにとって有益な情報を提供できていない場合には改善の必要がなってくるわけだけど、それを計測する方法としてGoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャを利用する方法がある。
今回はGoogleタグマネージャを使ってその計測をしてみようとネットで色々と探したが、なかなかこれだというものに巡り会えなかったが、JSONデータをインポートするだけで5分ぐらいで簡単にできる方法を見つけたので、備忘録としてちょいとメモっておこうと思う。
予めGoogleタグマネージャのアカウントの作成、コンテナの作成をしており、サイトにタグマネージャのコードを貼り付けている前提で話を進めていく。
基本的には海外サイトで紹介されているんだけど、それに沿ってやる感じで、10%, 25%, 50%, 75%, 90%, 100%とページのスクロールの割合をトラッキングできる。これでだいたいのスクロール位置を把握できるんじゃないかな。
コンテナのファイル(JSONデータ)のダウンロード
まずはコンテナファイルのダウンロード。下記のリンク先を右クリックして保存するとJSONデータのファイルがダウンロードできるので、保存。
http://www.lunametrics.com/downloads/luna-scroll-tracking.json
コンテナファイルのインポート
そしたらGoogleタグマネージャの管理ページに進み、「コンテナをインポート」とクリックする。
インポート設定
そしたら、今度は下記のような感じで設定を行って、「確認」をクリック。
- インポートするファイル
先程ダウンロードしたJSONファイルを選択 - ワークスペース
既に何か設定していて、別のワークスペースとして作成したい場合には「新規」、そうでない場合には「既存」を選択 - インポートオプション
コンテンツを上書きして問題なら「上書き」、残したい場合は「統合」を選択
配信ページの設定
インポートした設定では、全てのページが配信設定にされている。そのままでもいいという人は次のステップへ、そうでない個別のページのみに配信したい人はここから設定。
まずは、「タグ」の「CU Scroll Tracking」をクリック。
そしたら「+」をクリックしてトリガーを追加。
さらに「+」をクリック。
トリガー名をサンプルのように「Single Page」と入力、トリガー設定の箇所をクリックして、トリガーのタイプを「ページビュー」で選択。
そしたら、トリガーの設定。
「Page URL」、「等しい」、「URL」と設定をして保存。
前のページに戻ったら、「All Page」のトリガーを削除して「保存」。
トラッキングIDの設定
続いてはAnalyticsのトラッキングIDの設定。
AnalyticsのトラッキングIDは、Analyticsの「管理」、プロパティの「プロパティ管理」に記載されているのでそれをメモ。
そしたらGoogleタグマネージャの「タグ」、「GA Event Scroll Tracking」をクリック。
下記のようにトラッキングIDを書き換えて「保存」。
これで設定は完了。
プレビューで確認
そしたら、プレビューをクリックして動作を確認。
ページで確認
そしたら、トリガーを全てのページに設定している場合は、サイトの適当なページを開き、個別に設定した場合は該当ページを開き、ページをスクロールする。
するとこんな風にウィンドウの下部にこんな確認画面が表示され、サイドに「scrollTracking」と表示され、「Tags Fired On This Event:」欄に「GA – Event – Scroll Tracking」と表示されれば成功だ。
後はGoogleタグマネージャの管理画面で公開をするだけ。
Analyticsで確認する時は、「行動」、「イベント」、「サマリー」、「Scroll Tracking」、「イベントアクション」とアクセス。
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