日本を代表するインターネットショッピングの一つ「楽天」。
楽天のようなインターネットショッピングは便利で自分も使ってみたいと思う人も多いと思うが、会員登録による危険性、セキュリティに果たして危険性はないのだろうか?
セキュリティが気になる人も多いと思うが、楽天の会員登録の危険性の話をする前に一つ簡単な質問をしたいと思う。
今あなたが見ているこの画面はiPhone、Androidなどのスマホ、あるいはPCであろうが、自宅・職場のデバイスに関係なくそれらがあなたの手元から離れたら自動で画面がロックし、再度画面を開く場合には生体認証やパスワードを求めるように設定をしているだろうか?
もし、していないのであれば残念ながらあなたのセキュリティに対する意識は低いと言わざるを得ない。
目次
楽天のセキュリティは?
Googleで「楽天 個人情報漏洩」と検索してみると、実は楽天は楽天市場や関連するサービスで過去において何回か個人情報漏洩を出している事が分かる。
恐らく楽天の会員登録に危険性を感じる人達は、そういった情報から危険を感じているのかもしれない。
ただ、流出した個人情報の数は大きいものの、ざっと記事を読む限りではそこまで大きな被害は出ていないようにも思える。
実際に自分も楽天会員に登録、及びクレジットカードを登録しているが被害はないし、被害が甚大なら楽天の存続は難しいはずだ。
楽天のセキュリティは楽天の会社自体の運営体制、セキュリティ対策によるものが大きく、利用者側がどうこうすることはできなく、インターネットのサービスを利用する限りはリスクは常にあると利用者側も意識する必要があると言える。
冒頭での質問はそういう意味を込めていて、つまりは利用する側がリスクがあることを理解した上でその対策をして利用することが重要だ。
そんなわけで、それらのリスクを防いだり、低減するために気をつけたいことをまとめてみた。
安全に利用する方法
画面の自動ロック&パスワード

基本中の基本だが、冒頭の質問でもあるように、スマホ・PCが自分の視線・手から離れたなら画面の自動ロック、パスワードロックをかけておこう。スマホ・PCは便利な半面、クレジットカードだけではなく様々な個人情報が保管されている場所でもある。
同様に、特に指紋認証や顔認証の生体認証は絶対かけておこう。
iPhone
Android
パスワードは使い回さない
パスワードは同じものを様々なサイトで使い回さないようにしよう。パスワードを覚えられないなら、上述の生体認証をした上で下記のスマホ端末に保存できるパスワードマネージャーの機能を利用しよう。
- iPhone
- iCloudキーチェーン
- Android
- Googleパスワードマネージャー
様々なサイトでパスワードを使いまわすと、一つのサービスで情報漏洩が起きた時に簡単に他のサービスでの利用も乗っ取られてしまう。
パスワードに自分の誕生日を使わない
これもまさかと思うかもしれないが、自分の誕生日を使ってパスワード設定した人が実際に推測されて被害にあったという話もある。なので、パスワードに誕生日を使わずにパスワードマネージャーで強固なパスワードを作成するようにしたい。
専用クレジットカードの作成&限度額の設定
決済にはクレジットカードが一番手軽で便利だが、利用する場合にはクレジットカード番号の漏洩、カードを紛失した場合などに備えてカードの利用限度額を少し低めに設定した専用のクレジットカードを用意するのも手。多少の痛手を負ったとしても、少し低めの限度額であれば深いダメージを受けることもないだろう。
楽天では買い物の際にさらにお得になる楽天カードが用意されているので、低めの限度額を設定した楽天専用カードとして用意するのもいいだろう。
ちなみに、初めて利用した海外のサイトでカードの利用停止が行われたことがあるが、クレジットカード会社もセキュリティ対策をしており、普段とは違う使い方がなされると、カードの利用停止&本人確認が自動で行われるようになっている。
クレカの場合は毎月の明細を確認する
クレジットカードを利用する場合、最近ではスマホのアプリやPCから簡単に明細書を確認ができるようになっている。なので、毎月こまめにチェックをすることで、異変があった場合にも気づけるようになる。
iPhoneの三井住友VISAカードのVpassアプリを利用しているが、iPhoneを開くための顔認証、更にはVpassアプリを開くための顔認証が続くのでセキュリティを高めつつ、毎月の利用額を手軽にチェックしている。
自分も経験があるが、明細を確認したらふと記憶にない金額が請求されていたことがあり、結局、自分で契約したことを忘れてただけで自動契約になっていたということに気がついたから無駄な出費を抑えることにもつながったと言える。
利用通知メールを設定する
たいていの場合、クレジットカードを利用したら利用通知メールが届く設定ができるはずなので、通知メールを設定しておくといいだろう。
「VISA 通知設定」、「セゾンカード 通知設定」などのように「利用しているクレジットカード会社 通知設定」と検索すればやり方は出てくるので参考にするといいだろう。
フリーのWi-Fiの利用を控える
外出中に動画をスマホで見るとパケット通信が発生し、場合によっては制限が掛かることもあるかもしれないが、その時に便利なのが喫茶店などで利用できるフリーWi-Fi。
しかし、気をつけたいのがフリーWi-Fiはにセキュリティが掛かっていない場合、悪意ある人に情報を盗見される可能性があるからだ。
特にIDやパスワード、クレジットカードの入力時はリスクが高い。どうしても利用したい場合は、フリーのWi-Fiを切ってモバイルデータ通信を使うようにしよう。
また、ブラウザであればアドレスの頭に「https」とurlが付いているサイトを利用することで、通信が暗号化されリスクが低減する。Safariブラウザの場合には、鍵アイコンが表示される。ただし、最近は詐欺サイトでも鍵アイコンを利用したサイトはある

セキュリティソフトを入れる
PCやAndroidを使用しているなら、セキュリティソフトを入れておきたい。無料のものではなく、有料のものがいい。無料の場合、変にアドウェアなどが入っていてそれがウィルスなのではないかと思うこともある。お薦めはESET。
子どもの目から遠ざける
まさかとか思う話が、子どもだ。手軽にできるスマホのゲームに熱くなり、親の目を盗んで高額課金してしまう、笑い話にもならい事案が過去にも多数ある。しっかりと管理しておこう。
スマホアプリを使う
スマホの場合には、スマホ向けの楽天市場のアプリを使うようにしよう。
というのも、ブラウザを使うときちんとURLを確認せずに、詐欺サイトにログインしてパスワードを漏えいしてしまう可能性があるからだ。
また、スマホの楽天市場アプリで買い物をすると期間限定のポイントが貰えるので、やはりスマホの場合にはアプリを使おう。
PC、またはスマホのブラウザから使用する場合は、URLが異なっていないかを確認するか、Googleで楽天と検索してブックマークしておこう。
楽天のURL
https://www.rakuten.co.jp/
共有のPCなどで利用しない
インターネットカフェや学校、職場などの共有PCでの利用は避けよう。ログイン情報を残したままだと他人に利用される可能性は高い。もし、どうしても利用せざるを得ない場合はログイン情報を保存しない、ログイン後は必ずログアウトしよう。
メールやSMSには注意
フィッシングメールと呼ばれる詐欺サイトへ誘導してパスワードを盗み取るという手口があるが、楽天を装ってメールやSMSでWebサイトへ誘導してクレジットカードやパスワードを盗み取るという手法だ。
パスワードやクレジットカード番号の確認、変更などのメール案内が届いてら、必ずURLを確認し、怪しかったら絶対にブラウザでアクセスしないようにしよう。
確認したい場合は必ず楽天のアプリからするべし。PCの人はブックマークから。
また、当サイトではフィッシングメールを防いでくれるGmailの利用をお薦めしている。
クレジットカードを使わない支払い方法
個人的にはやはりクレジットカードが利便性が高いと考えているが、心配な人はコンビニ決済などを使うといいだろう。
クレジットカードを使わあ楽天で利用できる支払い方法の例。
- 銀行振込
- 代金引換
- コンビニ決済(セブンイレブン・ローソン、郵便局ATM等)
楽天でお得に買物
楽天スーパーセール
ポイントが最大44.5倍。
楽天カード
楽天市場での買い物の際に既にクレジットカードを持っている場合でも、楽天のクレジットカードを使って決済をすることでお得にポイントを獲得することができる。
- 入会費・年会費永年無料
- 楽天市場の買い物で3.5%以上の還元
- 楽天市場のアプリと楽天カードを使って買い物をすることで3.5%以上の還元。参照
- 楽天以外の買い物で100円に付1ポイント還元
- 楽天グループの楽天銀行、楽天トラベル、楽天証券、楽天モバイルなどの利用でポイント還元
- SPUポイント特典
- SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天のカードを使って楽天市場アプリで買い物をしたり、楽天銀行、楽天モバイルなどの楽天グループのサービスを利用するほどにお得にポイントが得られる。参照
- 新規加入利用限定で8000ポイント
- 楽天カードの新規加入、初回利用、楽天ペイアプリの利用で最大で8000ポイントの還元がある(記事執筆時点)。参照
- 付帯するサービスなど
- ETCカード、家族カード、カード盗難保険、海外旅行保険、キャッシング