PC(パソコン)のインストール関連でクリーンインストールという言葉を耳にする事があると思うが、クリーンインストールの意味とは何かをまとめてみた。
クリーンインストールとは?
クリーンインストール(celan install)とは、インストール済みの古いバージョンのソフトウェアを削除し他のプログラムやソフトウェア、データ、設定を引き継がない、影響を受けずに新規にインストールすることを言う。
WindowsやMacなどのOSは、使用していくうちにアプリ、ソフトウェアやデバイスのドライバーなど、様々なプログラムを追加していくことがあるが、それによりOSの動作が不安定になったり、場合によっては動かなくなることもある。
その場合、OSがインストールされている記憶装置のストレージに保存されている全てのデータを完全に削除を行い、その上でOSを新規にインストールすることを特に指す事が多い。
Windows PCは様々なメーカーが独自のソフトウェアをプリインストールした状態で出荷販売することもあるが、このプリインストールのアプリやソフトウェアが不要だったりすることもある。その場合に、Windows OSのみをインストールすることをクリーンインストールと言うこともある。
ざっくりとまとめると「①ストレージの中のアプリやデータを全て削除」

「②ストレージにOSを新規にインストール」ということになる。

クリーンインストールと初期化の違いは?
クリーンインストールと似た意味合いに初期化という言葉もある。これも状況によって意味合いが少し違ってくる。
- クリーンインストールと同じ意味を指す
クリーンインストールと同様にストレージの古いバージョンのプログラムやデータを削除して、新規にインストールする事を指し、「PCを初期化する」ということもある。 - 初期状態に戻す
PCは様々なメーカーが独自のソフトウェアをプリインストールした状態で出荷販売することもあるが、この出荷時の状態に戻す「初期状態に戻す」を指すこともある
クリーンインストールと再インストールの違いは?
クリーンインストールと似たような意味合いに「再インストール」があるが、再インストールは状況によってインストールの意味が違ってくる。
- クリーンインストールと同じ意味を指す
クリーンインストールと同様にストレージの古いバージョンのプログラムやデータを削除して、新規にインストールする事を指す。この場合には初期化という言葉を使う場合もある。 - 修復インストール、または上書きインストールを指す
既存のプログラムを上書きして再度インストールすることを言う。この場合、設定やデータが維持されるが、動作の不安定につながる場合もある。