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幸せとは?ハーバードでの75年の研究結果

幸せとは?

誰もが一度は思うであろう人生の目的とは何かを。
それは富を得ることであったり、名声を得ることであったり。

なぜその目的を達成しようとしているのか。
その目的を達成することによって得られるのは幸福、幸せと考えられるからではないだろうか。それ故に、幼少の頃から勉強に励むように親から言われたり、会社に努めても更なる努力と働きを要求されたりする。

しかし、幸せの感じ方・カタチは人によって千差万別で、富を稼げるようになって裕福であっても心が満たされない、幸せを感じない環境にいる人もいることだろう。

それでは人にとって人生において何が最良の幸せなのか、それについてハーバードで75年にも渡った研究があるが、研究者の一人で成人発達に関する研究ディレクターでもある心理学者ロバート・ウォールディンガーがTEDにてそのことについて語った動画が面白かったので、ちょいと紹介。

とりあえずは動画を見てハッピーになろうじゃないか。

ちょいと一部のテキスト抜粋。

研究の発端はこんなところから。

ある人の全人生が 展開されるのを 観察しながら記録できないものでしょうか 人々を10代の頃から老年まで追い、幸福と健康の持続に本当に何が必要なのか、探索しようと始めたのが我々の研究です

基本的には男性の追跡。

75年間724人の男性を追跡し、休むことなく仕事や家庭生活、健康などを記録しました

比較対象による2グループの追跡。

1938年以来 男性の2グループを 追跡しています 1番目のグループは研究が始まった時 ハーバード大学の2年生で 第2次世界大戦中に大学を卒業し 殆どが戦争に行きました

2番目のグループには ボストンの極貧環境で 育った少年達が この研究の為に選ばれました 1930年代のボストンで 最も問題の多い貧困家庭出身の 人達だからという理由からです 水道設備もないような安アパートに 彼らの殆どが住んでいました

追跡した人の中にはアメリカ大統領になった人もいる。

研究が始まるとすぐ 10代の彼らをインタビューし 健康診断を受けさせました 我々は彼らの家に行き ご両親達もインタビューしました その少年達が今大人になり 様々な人生を歩んでいます

工場労働者や弁護士 レンガ職人や医師になったり 1人はアメリカの大統領になりました 中にはアル中になった人や 統合失調症になった人もいます この様に社会の底辺から這い上がり ずっと上まで登り詰めた人もいる一方 それとは反対の方向に人生を 辿って行った人もいるのです

これが結果。

これから分かった事は 彼らの人生から得た 何万ページにもなる情報から 分かった事は何でしょう? それは富でも名声でも 無我夢中で働く事でもなく 75年に渡る研究から はっきりと分かった事は 私たちを健康に幸福にするのは 良い人間関係に尽きるという事です これから人間関係に関して 3つの大きな教訓がありました

孤独はよろしくない。

第一に周りとの繫がりは 健康に本当に良いという事 孤独は命取りで 家族 友達 コミュニティと よく繋がっている人程 幸せで 身体的に健康で 繫がりの少ない人より 長生きするという事が 分かりました 孤独は害となるという 研究結果が出たのです

生涯のパートナーの有無ではなく身近な人達との良質な関係。

しかし 群衆の中や 結婚生活の中でも孤独を感じることはあります つまり ここで重大な事は 友人の数だけが ものをいうのではなく 生涯を共にする相手の 有無でもないのです 重要なのは 身近な人達との関係の質なのです

人生において人間関係は様々なトラブルがまとわりついて来たりするものだが、その関係をより良いものに築き上げることで人はより幸福と健康の恩恵を受けることができるということになる。バート・ウォールディンガーのアドバイス。

あなたに出来る事は 実際 無限にあります テレビやPCの前の時間を 人と過ごす時間に充てる 新鮮さを失った関係を活気づける為 何か新しい事をパートナーとする 長い散歩とかデートなどです また何年も話していない家族に 連絡を取るのも1つの方法です よくある家族の いざこざは 遺恨を抱く人々に ひどい悪影響を及ぼすからです

最後にマーク・トウェインの言葉を 引用して終わります 一世紀以上むかし 彼は人生を振り返り こう書きました 「かくも短い人生に 諍い 謝罪し 傷心し 責任を追及している時間などない 愛し合う為の時間しかない それが例え一瞬にすぎなくとも」

良い人生は良い人間関係で築かれます

とりあえず、デートかね。

参照:TED