初めて入った川崎のコストコに展示してあった骨伝導ヘッドホンを初めて体験する機会があったのだが、その時はなかなかいいなと思いながらも素通りして、しばらくしてから溜まったAmazonのポイントがあったので、思わずポチッとしてしまった骨伝導ヘッドホン。
そんなわけで、しばらく使ってみた感想や使用感についてレビューしてみた。
関連 Shokz Aeropexレビュー。疲れない骨伝導ヘッドホン
目次
骨伝導ヘッドホンAfterShokz TITANIUM
購入したのは、ワイヤレスな骨伝導ヘッドホンAfterShokz TITANIUM(アフターショックス タイタニウム)だ。
ボタンは音量調整のための2つしかないが、「+」を長押しで電源のオン・オフができるようになっている。「+」ボタンの方が少し出っ張りがあるので、違いが分かるようになっているが、リアルのボタンを利用することでボタンが効かなくなるなんてのは様々な機器で起こり得ることなのでiPhoneのボリュームボタンで調整しているようにしている。
AfterShokz TITANIUMの主な特徴は、下記の通りとなっている。
- 耳を塞がない骨伝導ヘッドホン
- 疲れにくいOpenFitデザイン
- 柔軟性と耐久性に優れたタイタニウムヘッドバンド
- PremiumPitch+技術を採用したプレミアムサウンド
- エクササイズも存分に楽しめるIP55防汗設計
- Bluetooth 4.1でマルチポイント接続も対応
- iPhoneでバッテリー残量を確認
充電必要。煩わしい人は有線の選択も
ワイヤレスのヘッドホンにするのはこれが初めてだが、ワイヤレスのため、ある程度使用したら充電が必要になる。
AfterShokz TITANIUMは6時間の連続再生を可能としているが、iPhoneと接続している場合にはコントロール画面から電池の残量が確認できるようになっている。
また、電池残量の確認を忘れた場合でも、充電が少なくなった場合には、「low battery(低電池状態)」や、「charge me(充電してね)」と音声で案内してくれる素敵仕様になっている。
新しいモデル「Aeropex」では、8時間の連続再生を可能にしているが、肝心なのは充電を定期的にするという意識と手間が必要ということ。
なので、充電するのが煩わしい、面倒、忘れっぽい、充電忘れによる音楽レスな状況を作りたくないという人は有線タイプの骨伝導ヘッドホンがおすすめ。
自分の場合には、会社などの室内はなるべく有線のイヤホン、外出中はワイヤレスの骨伝導ヘッドホンを使うことで、充電回数の手間を減らしている。
外で聴くと体を動かしたくなる音質
骨伝導ヘッドホンを使ったことのない人にとっては未知の世界だが、骨伝導でも通常の耳を覆うヘッドホンに近い感じで音楽を聴くことはできる。
普段は、iPhone 6sに付属していた有線イヤホンで音楽を聴いていたので、そこまで音質にこだわっていなかったが、「PremiumPitch+技術」を採用しているAfterShokz TITANIUMのプレミアムなサウンドを初めて聴いた時は、たしかに「広いダイナミックレンジと低音」が響き渡り、迫力があると感じ取れることに感動を覚えた。
音質は個人の好みがあるのでなんとも言えないので電気量販店が近くにあるなら色々と試すことをおすすめする。イヤホンと比べてはいけないがAfterShokz TITANIUMを特に外で聴いている時の爽快感は格別で、音楽に合わせて体を動かしたくなり自分には十分と感じ取れた。
付ける位置、環境音によって聞こえが異なる
骨伝導なので耳付近にヘッドホンを付けるのだが、付ける位置によっては音の聞こえが異なる。下手すると左右の聞こえが異なるので、しっかりと付ける位置は確認しておきたい。
また、耳穴にはめないので、環境音にも影響される部分があり、よりもっと音楽に没頭したい場合には、予め耳栓も用意されているのでそれを利用するのも手だろう。自分の場合には使用していないが。
面白いことに人間の慣れという機能は、環境音がある状態で繰り返し音楽を聴いているとあまり気にしなくなってくる。
音漏れ
気になるのが音漏れ。
外で聴いている場合には環境音もあり、周りの人に気づかれることはないし、ある程度の音量であれば逆に喋っている人の会話も聞き取れる。
また、ヘッドホン側のボリュームを最大にしてiPhoneで音量を調整するようにしているが、iPhoneのボリュームメモリ、4か5(1/3ぐらいの音量)あたりで調整して聴いてもオフィス内で音漏れしている感はない。個人的には、これぐらいの音量でも十分だと感じている。というのも、厚生労働省が紹介しているように、イヤホンやヘッドホンで大音量で聴くことは難聴につながる可能性があるので程よい音量で聴くようにしたい。
参照:ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について | e-ヘルスネット 情報提供
自転車での走行時も気持ちよく聴けるが、警察官に指導を受けないように環境音がしっかりと聴こえる程度に音量は調整しておきたい。
なお、音漏れについては、Amazonのレビューに様々な環境でレビューがあるので、もっと詳しく知りたい人はチェックしてみるといいだろう。
圧倒的なホールド感。ランニング、ジムでの利用におすすめ
この骨伝導ヘッドホンで他に気になる部分があるとしたら、夏場での利用だ。蒸し暑い日本の夏場では、頭から汗をかくことはしばしばある。
そのため、汗がヘッドホンに滴り落ちることもある。また、充電コネクタにそれらが付着しないようにしっかりとカバーをしておく必要がある。
しかし、逆にIP55防汗設計になっているので、それ前提でジムやランニングなどで音楽を聞きながら運動したいという人には、それなりの激しい運動をしても外れないしっかりとしたフィット感を与えてくれるデザイン設計になっている。
特に最近はワイヤレスイヤホンも普及していることもあるが、駅構内に落とす人が増えているとか。
駅ホームでの“ワイヤレスイヤホン”落下が増加…JRが注意喚起「絶対に線路におりないで!」 – FNN.jpプライムオンライン
同様にジムでたまに有線のイヤホンをしながらランニングマシンを使っている人を見かけるが、わりと危ないと思っている。というのも、過去に自分もやったことがあるが、たまにそれが原因でズッコケている人がいるからだ。なので、ジム・ランニングしている人にはおすすめだ。
メガネ着用でも使える受賞歴のあるデザイン
本体にはチタニウムが採用され、耐久性が気になる人はチェックしておきたいし、表面を覆っているチタニウムバンドはラバーコーティングがなされており、思わず頬ずりしたくなる触り心地良さになっている。
また、reddot award、Good Dsign Awardの2つの権威あるデザイン賞を受賞しているのも見逃せない。自分はメガネを付けて利用しないが、自転車に乗っている時はサングラスのフレームの上から被せるように着用して利用しているが、デザインによる違和感はない。
また、映画鑑賞や自動車運転時にしか眼鏡は使っていないが、眼鏡のフレームゆるいのでTITANIUMのフレームを上から被せるように使うことで眼鏡が外れるのを防いでくれたりもする。
音だけではなく、デザインにこだわる人はチェックしておきたい。
水泳しながら聴けるXtrainerz
Bluetoothによるワイヤレスもいいが、外でランニングをする場合、余計にiPhoneなどのスマホを持つ必要が発生してしまうし、距離ができることによってノイズが入ることもある。新しいモデル「Xtrainerz」では、4GBのストレージが内蔵されているので、音楽を取り込めば完全にスマホレスで装着して運動ができるようになる。
この「Xtrainerz」モデルでは、人間工学に基づいたデザインを採用している上に、水泳しながら音楽も聴ける仕様になっている。
「Xtrainerz」については、こちら。
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