Windows 11になり、Windows 10と比べて様々な見た目の画面デザインが変更され、それにより操作も色々と変わって操作に戸惑うこともあるだろう。
ここではWindows 11のユーザーフォルダ名の変更方法についてをまとめてみた。
目次
Windows 11のユーザーフォルダの場所
Windowsのユーザーフォルダは、Windowsの利用時に登録するアカウントのメールアドレスの「@」よりも左側のユーザー名から勝手に作成される。
例えばメアドが「hoge@sample.com」なら下記のようにCドライブの「Users」フォルダ直下に作成される。
C:\Users\hoge
ユーザーフォルダには、下記のようにサイドメニューからアクセスする。
PC > Local Disk(C:) > ユーザー > xxxx
ユーザーフォルダ名は変更できない?
残念ながら、Windowsのユーザーフォルダ名は変更できず、下記のような流れで新しいユーザーアカウント名を作成してそれを利用することになる。
- 利用中のマイクロソフトアカウントをローカルアカウントに切り替え
- 新しいローカルアカウントを作成
- 新しいローカルアカウントに切り替え
- 古いローカルアカウントを削除
- マイクロソフトアカウントに切り替え
ユーザーデータを移動してバックアップ
上記で解説したように、古いローカルアカウントを削除して新しいローカルアカウントを利用するので、現状のユーザーフォルダ直下の「ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック」などのデータは削除されてしまう。
なので、下記のようにCドライブ直下に「バックアップ」というフォルダを作成し、そこにデータを移動して後で利用できるようにしたい。
C:¥Users¥hoge ←直下のデータを…
↓
C:¥バックアップ ←ここに移動しておく
特にバックアップするデータがない場合は、この手順はスキップで。
ユーザーフォルダ名を変更する方法
ローカルアカウントへ切り替え
まずは、下記のいずれかの方法で設定 を開く。
- キーボードのWindowsキー + Iで開く
- キーボードのWindowsキーを押し、表示されたメニューの設定 をクリック
- タスクバーのWindowsアイコン をクリックし、表示されたメニューの設定 をクリック
設定メニューを開いたら今度は左側サイドバーのアカウント をクリックして、表示されたメニューのユーザーの情報 を選択。
ユーザーの情報ページに移動したら、少しスクロールして「アカウントの設定」という項目にあるローカルアカウントでのサインインに切り替えるをクリック。
ローカルアカウントへの切り替えの案内が表示されるが、もしもの時に備えてバックアップをしておきたい人は、「閉じてバックアップする」を選択、そうでない場合は「この手順をスキップする」を選択。自分は、新しく導入したので「この手順をスキップする」を選択した。
今度はローカルアカウントへの切り替えの確認が表示されるので、次へをクリック。
マイクロソフトアカウントのパスワードを求められるので、入力してOKをクリック。
今度はローカルアカウントのユーザー名と新しいパスワードを入力し、パスワードを忘れた場合のヒントも入力しておこう。ユーザー名はサンプルのように「local-user」のように使いたいフォルダ名以外で入力する。
最後にサインアウトと完了をクリックしてサインアウトする。
サインアウトしたら、ローカルに切り替えたアカウントでサインインをしよう。
新しいローカルアカウントを作成
続いてはローカルアカウントの新規作成。
下記のいずれかの方法で設定 を開く。
- キーボードのWindowsキー + Iで開く
- キーボードのWindowsキーを押し、表示されたメニューの設定 をクリック
- タスクバーのWindowsアイコン をクリックし、表示されたメニューの設定 をクリック
設定メニューが開いたら今度は左側サイドバー左上のアカウント をクリックして、アカウントページに移動したら少しスクロールして家族とその他のユーザー を選択。
「家族とその他のユーザー」のページに移動したら、今度は「その他」の項目にあるアカウントの追加をクリック。
下記の画面が表示されたら、このユーザーのサインイン情報はありませんをクリック。
さらに下記画面が表示されたら、Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加するをクリック。
今度は使用したいフォルダ名の名前をユーザー名に入力し、パスワード、パスワードを忘れた場合の質問と答えを入力していく。
ユーザーが追加されるので、そのユーザーをクリックして表示されたアカウントの種類の変更をクリック。
アカウントの種類を管理者に変更してOKをクリック。
サインアウトして新しいユーザーでサインイン
ユーザーを追加したら、「local-user」をサインアウトする。
サインアウトは、WIndowsアイコン、ローカルユーザー、サインアウトの順にクリックする。
なお、サインインアウトすると、ユーザー選択のサインイン画面に切り替わるが、顔認証など認証機能があるPCなどを使っている場合、再度「local-user」に顔認証で自動でサインインする可能性がある。
なので、手などでPCのカメラを塞ぎつつ画面をクリックすると、画面左下に新しく作成したユーザーを選択できるので新しいアカウントでサインインしよう。
サインインしたらユーザーアカウントのセットアップがあるので、完了しておく。
古いローカルユーザーを削除
今度は、新しく作成したユーザーにサインしたら古いローカルユーザーの削除。残したい人はこのステップはスキップで。
まずは、下記のいずれかの方法で設定 を開く。
- キーボードのWindowsキー + Iで開く
- キーボードのWindowsキーを押し、表示されたメニューの設定 をクリック
- タスクバーのWindowsアイコン をクリックし、表示されたメニューの設定 をクリック
設定メニューが開いたら今度は左側サイドバー左上のアカウント をクリックして、アカウントページに移動したら少しスクロールして家族とその他のユーザー を選択。
「家族とその他のユーザー」のページに移動したら、少しスクロールして「他のユーザー」の項目にあるユーザーをクリックしてメニューを表示し、削除をクリック。
Microsoftアカウントに切り替え
最後に新しいローカルアカウントをMicrosoftのアカウントに切り替える作業をする。
まずは、「アカウント設定の変更」を開く。
- Windowsアイコンをクリック
- アカウントをクリック
- アカウント設定の変更をクリック
Microsoftアカウントでのサインインに切り替えるをクリック。
マイクロソフトアカウントのメールアドレスを入力して次へ。
パスワードを入力してサインインする。
現在のWindowsのパスワードを入力する。