最近のAndroidなどのスマホは高画質化で写真や動画などのデータが大容量化してストレージが圧迫することも多いだろう。
この場合の対処法としては、有料のオンラインストレージの他にPCや外部のSDカード、USBメモリなどにデータをバックアップする方法があるが、外付けSSDを使うというのも一つの手だ。
ここでは、AndroidでSSDを使うためのフォーマットに関連する情報についてまとめてみた。
目次
Androidで外付けSSDを使う利点
Androidで写真や動画をよく取る人にとって外付けSSDを使う利点としては下記のポイントがある。
- 転送速度
- 大容量
- 衝撃に強い
- 持ち運びに便利なポータブル性
AndroidでSSDを使うにはexFATにする必要がある
記事執筆時点でのAndroidやiPhoneなどのスマホ、WindowsやMacなどのPCの記憶媒体のストレージには主に下記のようなファイルシステムが使われている。
- NTFS
- Windowsで使われているファイルシステム。Macでは読込のみが可能
- APFS
- Mac、iPhone、iPadで使われているファイルシステム
- exFAT
- Android、iPhone、Windows、Macで利用できる共通のファイルシステム
Androidで外付けSSDを使うにはファイルシステムをexFATという形式にする必要があるが、基本的に記事執筆時点での外部のUSBメモリ、SDカード、外付けSSDなどはexFATでフォーマットされていることが殆どだ。
なので、USBのケーブルでAndroidと外付けSSDを接続すれば簡単にデータのやり取りができるはずだ。
ちなみに、ファイルシステムをexFATに統一すればいいのでは?と思うかもしれないが、それぞれのPCに最適なファイルシステム、WindowsはNTFS、MacはAPFSにした方が速度や検索の最適化、安定性などのメリットがある。
作業前にデータのバックアップを
外付けSSDのフォーマットはSSDのデータをすべて削除するので、必要に応じてSSDに保存しているデータで削除したくない場合には、データのバックアップをすることをおすすめ。
古いSSDから新しいSSDにデータをバックアップするやり方としては、USBハブをAndroidに接続し、ハブのUSB-Cにそれぞれ外付けSSDを接続。
後は、Filesアプリにアクセスして古いSSDからバックアップしたいデータを選択して新しいSSDにコピーか移動すればOKだ。
Androidで外付けSSDをフォーマットする方法
なお、手順はGoogle Pixel 7のAndroidバージョン13での操作となっている。
Androidと外付けSSDをUSB-Cのケーブルで接続しておこう。
そしたら、ホーム画面の設定を選択。
続いてはストレージを選択。
次はこのデバイスのメニューをタップ。
メニューが開いたら接続したSSDをタップ。
選択したSSDの画面に切り替わるので画面右上のサブメニューをタップ。
するとメニューが表示されるので、フォーマットを選択。
この画面に移動したら画面下部のフォーマットをタップ。
確認画面が表示されるので、フォーマットを選択でファーマットが開始される。
なお、SSDを他者に譲る場合には可能ならWindowsなどのPCで完全削除することをおすすめ。というのもフォーマットしてデータを削除しても、場合によっては復元ソフトでデータを復元ができる可能性があるからだ。
関連 SSDを完全に消去する方法。復元できないようにする手順
ストレージのフォーマットが完了すると外付けのSSDの名前が「android」と分かりづらいので、ストレージの名前を変更することをおすすめ。画面右上のサブメニューをタップ。
メニューが表示されたら名前を変更を選択すれば変更が可能だ。
未対応SSDのフォーマット方法
外付けSSDのファイルシステムがexFATではない場合も同様の手順でフォーマットが可能だ。
Androidと外付けSSDをUSB-Cのケーブルで接続。
そしたら、ホーム画面の設定を選択。
続いてはストレージを選択。
次はこのデバイスのメニューをタップ。
そしたら、接続したSSDを選択。
するとこのように破損していると案内が表示されるので、セットアップを選択。
この画面に移動したら画面下部のフォーマットをタップ。
確認画面が表示されるので、フォーマットを選択でファーマットが開始される。