仕事などでZIPファイルを送る時や、公の場で様々な人が利用するPCでZIPファイルを暗号化してパスワードを掛けてセキュリティを高めたいこともあるだろうが、その場合のWindows 10でのやり方をちょいと紹介。
関連 7zipの使い方。ファイルの分割・結合・圧縮・展開のやり方
Windowsの標準機能のZIP圧縮ではパスワードは掛けられない
WindowsではファイルをZIPファイルとして圧縮できる機能が標準機能として搭載されているのだが、それ自体ではパスワードを掛けることができない。
なので、パスワードを設定できるソフトが必要になってくるが、今回は7z、GZIP、TAR、ZIPなどのファイルに圧縮したり展開ができる7Zipを使ってやり方を紹介しようと思う。
7Zipのダウンロード&インストール
7Zipのダウンロードはここから。
Windows 10以降であれば64ビットのファイルをダウンロードでOK。ダウンロードをクリックすると次のページに進み、しばらくするとダウンロードが開始され、バージョンによってファイル名が微妙に異なるが、「7z1604-x64.exe」という感じのファイルがダウンロードされるはずなので、それをダブルクリックしてインストール。
ダウンロードやインストール、使い方の詳細はこちらをチェックしてもらえれば。
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7ZipでZIPにパスワードを付ける
準備ができたら、ZIPに圧縮したいファイルやフォルダを右クリックして、「7-Zip」、「圧縮…」を選択。
すると下記画面が表示されるので、「書庫形式」を「zip」に指定し、暗号化の箇所で「パスワード入力:」と「パスワード再入力:」にそれぞれパスワードを入力して「OK」をクリックするだけだ。
ちなみに、暗号化方式では「Zipcrypto」と「AES-256」という2つの方式を選択できるが、下記のような違いあるので送る相手のPCスキルが高くない場合はZipcrypto、漏洩したらまずい場合はAES-256を選択するといいだろう。
- Zipcrypto
幅広いOSで採用されている方式だが、セキュリティレベルはAES-256より低いとされている。 - AES-256
Zipcryptoよりも高いセキュリティを誇ると言われているが、ソフトが対応していないと開けない
パスワード付きのZIPファイルの展開
実際にパスワード付きのZIPファイルの展開手順を見てみよう。
まずはZIPファイルを右クリックして「すべて展開…」を選択。
そしたら展開先のフォルダの指定と名前を確認して問題ないなら「展開」をクリック。
そうするとパスワード入力のダイアログが表示されるので、パスワードを入力して「OK」をクリック。以上で作業は完了だ。