iPhone 15からはUSB-Cで接続ができるようになり、それにより外付けSSDも手軽に接続して利用できるようになった。
そんな外付けSSDだが、フォーマット(初期化)をしたい場合のやり方をまとめてみた。
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ファイルのフォーマット形式はどれがいい?
iPhoneで外付けSSDをフォーマットする上で知っておきたいのは、フォーマットする場合3つのファイルタイプが用意されており、以下のいずれかから選択してフォーマットする必要がある。
- APFS
- 2017年9月にリリースされたmacOS High Sierra 10.13から採用されたMacの最新ファイルフォーマット
- SSDに最適化、64bit対応、マルチスレッド、パーティションサイズの可変、ファイルコピーの効率化・高速化
- Windowsで読書できないが、専用ソフトを使うことで回避できる
- Macで使用する場合はexFATよりも高速でデータ転送できる
- exFAT
- Windows、及びMacで読書ができるフォーマット
- USBメモリ、SDカード、外付けSSDなどの多くはこのフォーマット
- FAT (MS-DOS)
- 古いWindowsで使われていたフォーマット
タイプ別おすすめフォーマット
結局はどれがいいかという話だが、タイプ別のおすすめは下記の通りだ。なお、後述の注意点も一読を。
- 高画質コーデックで動画を撮影したい人はexFAT
- iPhone、Android、Mac、Windowsで共通して使用したい人はexFAT
- iPhone、Macしか使わないApple信者、Macで高速データ転送したい人はAPFS
フォーマット時の注意点
2026年2月時点での話になるが、iPhoneで外付けSSDをフォーマットする際には気をつけたい点がいくつかある。
①APFSでは動画撮影時に保存先として指定できない場合がある
iPhoneで外付けSSDを挿し込んだ状態での使い道の一つとして、Apple Final Cut CameraやBlackmagic Cameraのアプリで高画質コーデックで撮影したいこともあるだろう。
ここで気をつけたいのが、Mac向けのファイルシステムAPFSでフォーマットすると、Apple Final Cut CameraやBlackmagic Cameraのアプリで撮影時の動画ファイルの保存先として外付けSSDを選択することはできないということだ。
exFATでフォーマットする必要がある。
②2TB以上はAPFSでフォーマット
これも2026年2月時点での話で上述の内容と相反するが、2TB以上の場合にはAPFSでフォーマットする必要がある。APFSでフォーマットしないと認識されない。
ただし、筆者が検証した限りでは、2TB以上の外付けSSDでも、下記のようにAPFSでフォーマットしても使えない場合がある。
- 2TB以上がそもそもiPhone対応していない可能性がある
- 電力などiPhoneが対応できない外付SSDの可能性がある
基本的にメーカーページなどで、iPhone対応と記載のある外付けSSDを購入することをおすすめする。
③データのバックアップ
外付けSSDのフォーマットして完全にデータを削除をするので、保存しておきたいデータがある場合は、他のSSDなどにデータをバックアップして保存するといいだろう。
PCを持っていない人は、USBハブをiPhoneに接続し、そのUSBハブに外付けSSDを2つ接続することで他のSSDにデータをバックアップできる。
iPhoneで外付けSSDをフォーマットする方法
iPhoneと外付けSSDを接続
外付けSSDをフォーマットするということは既に使用したことがあると思うが、念の為に初心者向けにiPhoneと外付けSSDの接続方法も紹介したいと思う。
●iPhone 15以降の外付けSSDの接続方法
iPhone 15以降ではUSB-Cが標準で使えるようになり、外付けSSDもUSB-Cで接続できる製品も増えているので基本的にはUSB-C対応のスティックタイプの外付けSSDであれば下記の写真のように挿し込んで接続するだけだ。USB-Cのケーブル接続の場合も変わらない。

●ライトニングケーブルでの接続方法
iPhone 14以前のライトニングケーブル接続の場合には下記のような構成例で接続する。

①Apple Lightning USB 3カメラアダプタ
まずは、Apple Lightning USB 3カメラアダプタが必要だ。同様のものが色々と安く売られているが、認識されない可能性が高いので純正がおすすめ。

②USB-C x USB-Aケーブル
ライトニングUSB-3カメラアダプターとSSDを接続するためのUSBケーブルだ。既に持っている、あるいはスティックタイプのSSDの端子がUSB-Aタイプで問題なく挿せるなら購入する必要はない。

③ライトニングケーブル
構成図にあるライトニングケーブル。ライトニングケーブルは既に持っていて、充電器があるなら特に購入する必要はない。

④充電器
構成図にある充電器も既にあるなら購入する必要はない。下記の充電器はUSB-AとPD対応のUSB-C端子が一緒に使えるAnkerの充電器だ。

ファイルアプリで外付けSSDをフォーマット
iPhoneのファイルアプリで外付けSSDをフォーマットする手順を見てみよう。
まずは、ファイルをタップして起動する。

ファイルアプリを起動したら「場所」の項目欄にある外付けSSDを長押しする。外付けSSDの名前は利用している外付けSSDに基づく。

長押しすると下記のようなメニューが表示されるので、消去をタップする。

続いては、下記のフォーマットのいずれから選択する。今回はサンプルで①APFSを選択するが、他のフォーマットを選択した場合でも同じ流れとなる。フォーマットを選択したら、画面右上の②消去をタップする。「暗号化済み」はデータが暗号されるが、読込速度が遅くなる。
- APFS
- exFAT
- MS-DOS (FAT)

下記のように消去案内が表示されるので、問題がなければ消去をタップする。これでフォーマットが開始される。しばらく待つと再度アクセスできるようになる。

フォーマットした外付けSSDが、どのフォーマットになっているかを確認するには、外付けSSDを長押しし表示されたメニューの情報を見るを選択する。

下記図のようにフォーマットがAPFSになっていることを確認できる。
