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日付などの数値を曜日などの文字列に変換するTEXT関数

たまには、エクセルのお勉強。

TEXT関数は、数値を任意の文字列に変換してくれる関数。

TEXT関数の概要

書式

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TEXT(数値, 表示形式) 

TEXT関数の解説

TEXT関数は数値を文字列に変換してくれるので、日付から曜日を割り出したり、1234などの数値に通貨の$記号や小数点の桁数を変更したりして、それらを文字列の中に挿入することができる。

TEXT関数の書式サンプル

基本 – 文字列の中にデータの数値を表示する

A1B1サンプル書式表示結果
飲食費15000=”今月の”&A1&”は、”&TEXT(B1,”##,###円”)今月の飲食費は、15000円

上記のように、文字列の中にA1の文字列やB1の数値を結合してD1セルのような文字列を作っている。

ポイントは下記の3点。

  • 「”今月の”」のように文字列は「””(ダブルクオーテーション)」で囲う
  • セルや文字列をつなげる時は「&A1」のように「&」で囲う
  • B1の数値は、表示形式を「##,###」のように「#(シャープ)」に置き換える

数値の取り扱いに関する表示形式サンプル

A1サンプル書式表示結果概要
12345=TEXT(A1,”#”)12345#の短縮(小数点以下は省略)
12345=TEXT(A1,”0″)12345#の代わりに0でもOK
12345=TEXT(A1,”0#####”)
=TEXT(A1,”000000″)
012345頭に0を付ける
12345=TEXT(A1,”$#”)$12345ドル記号を追記する
12345=TEXT(A1,”#,##”)12,345カンマの挿入
12345=TEXT(A1,”#”)&”.jpg”
=TEXT(A2,”0″)&”.jpg”
12345.jpg拡張子を追記

日付から曜日を割り出す

A1サンプル書式表示結果
2013/5/19=TEXT(A1,”今日はaaaa”)今日は日曜日

TEXT関数は、日付から曜日を割り出してくれるので簡単なカレンダーが作成できる。

手順としては、作成したい月の1日から月末までをオートフィルで作成し、同様に「=TEXT(A1,”aaaa”)」をオートフィルするだけ。

日付に関する表示形式サンプル

数値サンプル書式表示結果概要
2013/6/1=TEXT(A1,”aaa”)曜日の短縮表示
2013/6/1=TEXT(A1,”yyyy年”)2013年年を表示
2013/6/1=TEXT(A1,”y”)13年の短縮表示
2013/6/1=TEXT(A1,”rr年”)平成25年明治からの年号を表示
2013/6/1=TEXT(A1,”ge”)H25明治からの年号をアルファベットで表示
2013/6/1=TEXT(A1,”m月”)6月頭に0を付けずに月を表示
2013/6/1=TEXT(A1,”mm月”)06月頭に0を付けて月を表示
2013/6/1=TEXT(A1,”mmm”)Jun月を英語で短縮表示
2013/6/1=TEXT(A1,”mmmm”)June月を英語で表示
2013/6/1=TEXT(A1,”mmmmm”)J月を英語で最短縮表示
2013/6/1=TEXT(A1,”d日”)1日日を表示
2013/6/1=TEXT(A1,”dd”)01頭に0を付けて日を表示
2013/6/1=TEXT(A1,”ddd”)Sat曜日を英語で短縮表示
2013/6/1=TEXT(A1,”dddd”)Saturday曜日を英語で表示

小数点をパーセントで表示する

A1サンプル書式表示結果
0.19=TEXT(A1,”成功する確率は#%”)成功する確率は19%

小数点で表示されている数値を%で置き換えて表示する。

小数点に関する表示形式サンプル

数値サンプル書式表示結果概要
123.45=TEXT(A1,”#”)123小数点の省略
123.45=TEXT(A1,”.#”)123.5四捨五入
123.45=TEXT(A1,”.##00″)123.4500小数点の桁を追加
123=TEXT(A1,”.0″)123.0小数点を追加

ちなみに、セルの数値をパーセンテージで表示させるためのショートカットキーは以下の通りで、キーボード上部にある[5]が[%]となっていて覚えておくと便利。

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[Ctrl] + [Shift] + [5]