エクセルで、例えば別々のセルにある「氏名」と「名前」を一つのセルに結合したい時もあるかと思うが、そんな時にはセルの文字列を結合できるCONCATENATE関数を使用する。
CONCATENATE関数の概要
書式
CONCATENATE(文字列1, 文字列2, ....)
サンプル書式
A1 | B1 | サンプル書式 | 表示結果 |
---|---|---|---|
エクセル | 文字結合 | =CONCATENATE(A1,”で”,B1) | エクセルで文字結合 |
上記のサンプルは、セルA1とB1、そして中央の「で」の文字列を「,(カンマ)」で結合している。
文字列の挿入はサンプルのように「”(ダブルクオーテーション)」で囲いる。
A1 | B1 | サンプル書式 | 表示結果 | 概要 |
---|---|---|---|---|
IMAGE | JPG | =LOWER(CONCATENATE(A1,”.”,B1)) | image.jpg | LOWER関数で大文字を小文字に変換しつつ結合 |
excel | xlsx | =LOWER(CONCATENATE(A1,”.”,B1)) | EXCEL.XLSX | UPPER関数で小文字を大文字に変換しつつ結合 |
CONCATENATE関数の解説
結びつけるという単語の意味を持ちコンカティネイトと発音するCONCATENATE関数は、最大で255個の文字列を結合することができ、文字列、数値、セル参照をそれぞれ結合する。
文字列の先頭にドル記号を入れたい場合や、拡張子を追記したい場合もCONCATENATE関数を使えば、簡単に行うことができる。
CONCATENATE関数は、残念なことにCONCATENATE(A1:A10)のように、複数のセルにまたがって範囲指定することができない。
&(アンパサンド)での文字列結合
文字列を結合するのに「&(アンパサンド)」を使用することもできる。
A1 | サンプル書式 | 表示結果 | 概要 |
---|---|---|---|
120 | =CONCATENATE(“$”,A1) | $120 | CONCATENATE関数で先頭に$記号を追記 |
120 | =”$”&A1 | $120 | &(アンパサンド)で先頭に$記号を追記 |
excel | =CONCATENATE(A1,”.csv”) | excel.csv | CONCATENATE関数で拡張子を追記 |
excel | =A1&”.csv” | excel.csv | &(アンパサンド)で拡張子を追記 |
文字列を「”(ダブルクオーテーション)」で囲い、「&(アンパサンド)」で結合するのは、様々な書式で使われることがあるので、覚えておこう。