エクセルで複数の条件を判定するOR関数は、いずれかの条件を満たすかどうかを判定してくれ、IF関数とともによく使用される。
エクセルのOR関数とは?
OR関数は、複数条件でいずれかの条件が一つでも満たされた場合には、TRUE(真)を返し、すべての条件が満たされない場合はFALSE(偽)を返してくる関数だ。
エクセルIF関数とともによく使用される。
OR関数の書式
OR関数の書式は下記の通りで、カッコの中に条件式を下記、カンマ区切りで複数の条件式を追加することができるようになっている。
OR(条件式1,条件式2,...)
OR関数のサンプル書式
OR関数サンプル書式①
サンプルを見てみよう。
| A1 | B1 | サンプル書式 | 表示結果 |
|---|---|---|---|
| 90 | 120 | =OR(A1=100,B1>100) | TRUE |
A1セルは90、B1セルは120の値を入力している。
書式はOR(A1=100,B1>100)となっており、最初の条件式はA1=100となっている。これはA1の値が100かどうかを判定している。この時点では条件が満たされていないのでFALSEが返ってくる。
2つ目の条件式は、B1>100で、B1の値が100以上かを判定しているので、これはTRUEが返ってくる。
以上のことから、OR関数は一つでも条件式が満たされればTRUEが返ってくるので、この書式の結果はTRUEとなる。
OR関数サンプル書式②
同様にもう一つOR関数のサンプル書式を見てみよう。
| A1 | B1 | サンプル書式 | 表示結果 |
|---|---|---|---|
| オフィス | 2025 | =OR(A1=”ワード”,B1=2020) | FALSE |
条件式は、数値や数式だけではなく文字列も判定して返してくれるのだが、最初の条件式はA1=”ワード”で、A1セルがワードという単語かどうかを判定しているが、これは満たされないのでFALSEが返ってくる。
2つ目の条件式は、B1=2020となっており、これはB1セルが2020かどうかを判定している。
2020ではないので、これはFALSEが返ってくる。
結果として、すべての条件式が満たされないので、この書式はFALSEが返ってくることになる。
IF関数とOR関数を使った複数条件の例
IF関数と併用することで、複数条件でいずれかの条件を満たした場合には○○を表示し、どれも満たさない場合には●●を表示せよということができる。
| A1 | B1 | サンプル書式 | 表示結果 |
|---|---|---|---|
| エクセル | ワード | =IF(OR(A1=”エクセル”,B1=”オフィス”),”対応ソフト”,””) | 対応ソフト |
上記のサンプル書式は、A1にエクセルの文字列、またはB1にオフィスという文字列があれば、「対応ソフト」と表示し、いずれにも該当しない場合には、「””(空白)」を表示させる書式となっている。
IF関数とOR関数、AND関数との組み合わせ例
IF関数とOR関数、さらにAND関数を併用して、例えば下記のようにワールドカップ出場権で、日本が後1点を取るか、オーストラリアが引き分けになった場合、日本がワールドカップ「出場決定」文字を表示できるという式を作ることができる。
| A1 | B1 | C1 | D1 | 表示結果 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 0 | オーストラリア | 0 | 出場決定 |
書式例は下記のとおりだ。
=IF(OR(AND(A1="日本",B1>0),AND(C1="オーストラリア",D1<1)),"出場決定","残念")
流れとしては、最初のAND関数で日本が0点となったのでこのAND関数は満たされないのだが、次のAND関数ではオーストラリアの得点が0だったため、AND関数の条件をすべて満たすことになる。
そして、その外のOR関数で、そのAND関数のどちらかが満たされていればIF関数のTRUE「出場決定」を表示し、FALSEだった場合には「残念」を表示する。
