インストールとはの記事では、インストールについて解説したが、これに関連する言葉としてプリインストールというのがある。ここでは初心者向けにプリインストールの意味を解説しようと思う。
目次
プリインストールとは?
プリインストールとは、意味を簡単に言うと、iPhoneやAndroidなどのスマホ、あるいはWindowsやMacなどのパソコンに予めインストールされているアプリやソフトウェアの事を言う。
インストールとはの記事で述べたように、インストールとは、スマホやパソコンにアプリやソフトウェアを取り込んで機能を使える状態にする作業のことを言うのだが、このインストール作業は大抵の場合、利用者が使用したいアプリやソフトウェアを自分で探してインストールの作業を行うものだ。
それに対してスマホやパソコンは、購入時にすぐに使えるように予めインストールされているアプリが多数ある。例えば、下記のようなアプリが予め組み込まれており、自分で探さなくてもすぐに利用できるようになっている。これがプリインストールの意味だ。
- メールアプリ
- カレンダーアプリ
- ブラウザ
- 音楽アプリ
- 動画再生アプリ
- メモアプリ
- 地図アプリ(主にスマホ)
プリインストールは、英語のpreinstallから来ており、installの頭にpreと呼ばれる接頭辞がついており、これには「~より前の、前もって」などの意味があり、「前もってインストールしておく」と覚えておくといいだろう。
まとめると、プリインストールはメーカーがすぐに利用できるアプリやソフトウェアを予めインストールしていることを指す。

インストールの場合は、自分でアプリを探してダウンロード、インストールする必要があるという違いがある。

プリインストールとプレインストールどっち?
日本語ではプリインストールと記述する場合もあれば、プレインストールと記述する場合もあるが、いずれも同じ意味。発音的にもプリインストールで、プリインストールの方が一般的だ。
プリインストールはいらない?
スマホやパソコンを購入すると、プリインストールされたアプリやソフトウェアが多数あって中にはいらないと思うものあるかもしれないが、アンインストールをすれば削除できるものもあれば、必須のアプリやソフトウェアとして削除できないものもある。よくわからない場合は残しておこう。
また、スマホはdocomoやau、Softbankなどのショップで購入すると、携帯会社独自のこれまたいらないアプリをインストールされることもあり、大抵の場合は携帯会社のロゴ入りのアイコンがあるので、それらは削除しても特に問題がない場合がほとんどだ。
iPhoneとAndroidを所持しているが、iPhoneはAppleのアプリのみ、AndroidはGoogleのアプリのみを入れている状態だ。
プリインストールアプリとは
iPhoneやAndroidは、いずれもスマホであるが中身はまったくもって別物であり、iPhoneの場合にはApple、Androidの場合にはGoogleがすぐに使えるアプリとして予めいくつかがインストールされており、これがプリインストールアプリである。
また、プリインストールアプリは独自のアプリである場合もあり、例えばiPhoneのApp StoreアプリはAndroidでは提供されていない場合がある。
スマホの場合で、プリインストールアプリ以外のアプリはiPhoneの場合は、App Storeというアプリから、AndroidはGoogle Playストアというアプリから探してダウンロード、インストールができる。
これはパソコンにおいても同じことが言える。
iPhoneのプリインストールアプリ

Androidのプリインストールアプリ(一部)

Macのプリインストールアプリ

プリインストールOffice
Windowsのパソコンを買う場合に、「プリインストール版」と書かれている場合があるが、プリインストールは冒頭で説明したように予めインストールされているアプリやソフトウェアの事をいうので、例えば、マイクロソフトのオフィスソフトが予めインストール済みの場合にはプリインストール版と言う。
自分でインストールするのが面倒だったり、すぐに使いたいという場合には、プリインストール版を利用した方が楽だ。
ただし、例えばオフィスソフトを使うにはそのソフトウェアのライセンス認証にプロダクトキーと呼ばれる番号が必要で、古いパソコンに既にオフィスソフトがある場合に新しいパソコンでも同じオフィスソフトを使いたい場合は、一旦、古いパソコンでライセンス認証を解除して新しいパソコンでそのオフィスソフトを認証すれば使いまわせ、お金を節約できる。